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ペインクリニック科専攻研修医

2015/11/25

 痛みは多くの病気の初発症状、主症状の一つでもあります。ペインクリニックの主たる仕事はこの痛みをとる、とれなくても痛みを軽減することにより、患者さん御自身のもとの病気の治療に役立つ事を目標にしております。

(1)どんな患者さんがペインクリニック科の適応に?

 痛みがある人は、ペインクリニック科の対象にはなりますが、当科の特徴として、まずがん拠点病院のために、がんの患者さんが多く、がん性疼痛の患者が全体の2割ぐらいを占めます。また救急病院でもあるため、外傷性頚部症候群、脳梗塞などの脳血管障害の後遺症や反射性交感神経性ジストロフィーなどの外傷後の神経障害の患者や後縦靱帯骨化症、パーキンソン病、SLEなどの難病指定の患者さんがあわせて1〜2割程度と多いのも特徴であります。
 一般のペインクリニック施設のように腰下肢痛などの脊椎疾患、帯状疱疹などの治療も行っています。定期的に来られる患者さんだけでなく、普段は定期的に受診をせずに、痛くなれば、飛び込みで、受診する患者さんもおられます。

(2)ペインクリニック科の外来診療

 外来診療は3階の中央診療部の診察室で行っており、診察室の隣にあるリカバリ室に神経ブロックなどを行う処置室があります。現在の外来診療は月、水、金曜日は午前、午後で、火、木曜日は午前外来診療、午後よりX線透視下、CTを使っての神経ブロックを行っております。水、金曜日の午後には、手術室での神経ブロック、脊髄刺激電極挿入、埋め込み術などを行っています。
 処置室での神経ブロックで硬膜外ブロックなどを中心に、各種神経ブロックを行っています。最近はエコーガイド下での神経ブロックなども増えてきております。同じ処置室では、近赤外線レーザー照射また鍼なども行っています。顔面痙攣にボトックス注射、また痛みの種類、程度にあわせてプロスタグランディン、キシロカイン、ケタミンなどの点滴も行っています。

(3)X線透視室、CT室での神経ブロック

 3階の同じ階にはX線透視室があり、主に火曜日、木曜日の午後には、X線透視下で神経ブロックを行っています。また他の曜日でも、透視室があいておれば飛び込みの患者でも神経ブロックをやらせてもらっています。内容は主に短時間で終わる、腕神経叢ブロック、腰部神経根ブロック、椎間関節ブロックなどでありますが、最近では高周波熱凝固を利用した、脊髄神経後枝内側枝や肩関節関節枝や膝関節関節枝の末梢神経ブロックも行っております。頚部神経根ブロックは腕神経叢ブロックが安全で簡易なために、件数が落ちてきており、入院患者に限って行っています。これも入院患者ではありますが、アルコールなどの神経破壊剤を使用する肋間神経ブロック、腰部交感神経節ブロックなども行っております。CT室では内臓神経(下腸間膜動脈神経叢)ブロックなどを放射線科と一緒に行っています。

(4)ペインクリニックの入院業務

 脳神経外科、整形外科、皮膚科、化学療法科などの他科との連携はスムーズであり、紹介も多く併診で診ている事が多いです。当院はがん拠点病院であるために、がん性疼痛の紹介が多く、オキシコンチンなどの麻薬の処方から、X線透視、CTを使った内臓神経(下腸間膜動脈神経叢)ブロック、皮下に埋め込むクモ膜下持続カテーテル、持続硬膜外カテーテル挿入、埋め込み術などを行い、疼痛除去を行っております。
 他院からの紹介患者さんが主ですが、帯状疱疹から、腰下肢痛などの脊椎疾患、がんの患者の疼痛コントロールまで、当科でも入院を受け入れております。最近は、経過の長い、神経障害性の難治性の痛みの患者が多く、頭を悩ませております。難治性の痛みに対して、硬膜外刺激電極挿入してのトライアル、さらに電極の埋め込みも行っています。



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