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病理診断科

2016/11/15

1. 病理診断とは?

<臨床診断 vs 病理診断>

”臨床診断”は世間一般の方々が良くご存知の外科医や内科医などの臨床医が行います。
”病理診断”は世間一般の方々がほとんどご存知ない 『病理医』が行います。
何科ですかと聞かれ,私の専門は病理ですと答えると,「は−?」、料理?病院で料理をやっているんですか? なんてことになりかねないのです。
病理医は聴診器の代わりに顕微鏡を使います。
病理医は最終診断のみを行っており,患者の前には姿を現さず,臨床医の後ろから患者を黙って診ている背後霊のようなものです。
臨床診断というのは 症状をたずねたり(問診)、見たり(視診)、触ったり(触診)、聴いたり(聴診)、血液検査やレントゲン写真、内視鏡、エコー、MRIなどの結果を総合しての推定診断であり,名医の診断はよく当たるのです。 
ところが病理医は病変を顕微鏡で見て最終診断を行うので、”よく当たる”では困るのです。
絶対当たらなければならないのですが, 絶対と言う言葉は医学辞典にはありません。

2. 病理医とは?

<臨床医は警察官:病理医は裁判官>

臨床医と病理医の関係は,警察官と裁判官の関係に似ています。
例えば、臨床医は受診した人の中から色々な方法でがん疑いの人を選び出して(捜査)、がんと思われる部分を少しだけ切り取ってきます(逮捕)。
病理医はそれを顕微鏡で見て、良悪を決定するのです(判決)。
従って,臨床医が間違えて逮捕しても、まだ何とか修正が効くのですが,病理医が間違った判決を下したら,もうダメです。冤(えん)罪になってしまうのです。
手術が終わってから診断の間違いに気付いても手遅れです。
既に片肺になっていたり、お乳が片方無くなっていたり、足が切り落とされていたり、人工肛門になっていたり、取り返しはつかない。

3. 病理専門医とは?

日本では病理医が独り立ちできる目安としての資格試験(病理専門医試験)が年に一度行われています。 医師免許取得後,5年以上病理の研修を積んで,はじめて病理専門医試験の受験資格ができます。 医学部に入学してから,最短コ−スでも11年かかる勘定になります。 合格率は大抵80〜90%で,試験自体は難しくはないのですが,受験者は少なく,合格者数は大体毎年50〜80人程度です。病理専門医は医師免許取得者の1%にも満たないのです。 そんな人数で、日本中の“がんなどの最終診断”を行っているのが、病理医なのです。

4. 病理担当医

岩田 純(病理専門医・研修指導責任者、細胞診専門医)
松本 学(病理専門医・研修指導医、細胞診専門医)
大平 咲(主査)

5. 病理担当臨床検査技師

7名(細胞診スクリーナー2名、臨時職員1名)

6. 病理業務

  1. 病理組織診断
  2. 術中迅速病理組織診断
  3. 病理細胞診
  4. 術中迅速病理細胞診
  5. 病理解剖
表2.病理検査 年間件数表
組織診 迅速組織診 細胞診 迅速細胞診 病理解剖
2005 4,478 269 5,417 71 19
2006 5,296 414 6,068 73 20
2007 5,480 404 6,687 47 17
2008 5,176 347 6,014 19 18
2009 5,787 345 6,156 29 12
2010 6,496 398 6,393 17 18
2011 6,206 385 5,567 19 11
2012 5,970 393 5,001 8 7
2013 6,302 388 5,173 3 15
2014 6,309 379 5,030 5 8
*2005年3月1日開院のため、2005年は 3-12月のデータ

更新日:2015年4月



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