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地域医療科

2016/07/19

1. 地域医療科とは?

 高知県は、県内に48ヶ所の無医地区(全国第3位)を抱えており、65歳以上の高齢者人口比率は26.6%で全国第3位の高齢県となっています。中山間地域を抱える地域においては40%を越える自治体も多く、こういった深刻な過疎化・高齢化に向けて、高知県へき地医療支援機構によるへき地医療支援体制が整備されました。高知医療センターはその体制のなかで、『へき地医療拠点病院』に指定され、無医地区巡回診療やへき地診療所への代診を行っています。地域医療科はその役割を主たる業務として担う診療科です。
 平成16年4月から、新医師臨床研修制度が始まりました。この制度では、患者さんへの全人的な診療を行うために、多様一般的な診療科と「地域保健・医療」の素養を身につけることが不可欠であると述べられており、これらの分野におけるプライマリ・ケアの対応能力が求められています。特筆すべきことの一つに、従来までの研修項目にはなかった「地域保健・医療」が必修項目の中に挙げられており、中小病院や診療所およびそれに関連する社会福祉施設、介護老人保健施設、へき地・離島にある医療機関や保健所等の地域保健・医療の現場を経験することが研修目標に明記されていることがあります。当院では「地域保健・医療」研修において、へき地医療機関を研修協力施設とする高知県内共通のプログラムに従って、プライマリ・ケア研修を学ぶことができる教育体制をとっています。

  • 無医地区巡回診療 毎週第3火曜日
    大豊町久寿軒北川地区
  • へき地診療所代診
    土佐山へき地診療所、津野町杉ノ川診療所、いの町長沢診療所、馬路村診療所、大川村小松診療所、四万十町大正診療所など、高知県へき地医療支援機構の指定する医療機関への臨時代診に対応しています。

(参考)

 高知県へき地医療支援機構のホームページ

2. 担当医師紹介

  • 科長 吉村彰人
  • 兼務 総合診療部長(兼)総合診療科科長 澤田 努
    自治医科大学1991年卒
    日本プライマリ・ケア学会認定医・指導医・評議員
    高知県へき地医療支援機構専任担当官
    自治医科大学医学部臨床講師、高知大学医学部臨床助教授
    日本医学看護学教育学会評議員
    日本医師会認定産業医介護支援専門員

3. 院内での活動や当科における特徴的な診療活動、実績等について

総合診療科を兼務し、外来診療を行っています。

  • 澤田医師 毎週月曜日(終日)と毎週金曜日(午前中)
  • 伊東医師 毎週水曜日(午前中)

へき地医療機関と光ファイバー(10MB)で結んで、多地点遠隔Web会議による症例検討や遠隔画像伝送による診療支援などを行っています。


へき地医療情報ネットワークの利用

多地点遠隔Web会議
 

第1回 ヘリコプター搬送 第13回 循環器疾患のアプローチ
第2回 へき地医療と救急医療 第14回 救急外来看護師と救急救命士との関わり
第3回 心肺停止 第15回 産科救急
第4回 多発外傷 第16回 中毒疾患の取り扱い
第5回 消化器疾患 第17回 脳神経外科救急
第6回 脳神経外科救急 第18回 呼吸器疾患
第7回 救急搬送状況の調査結果 第19回 形成外科疾患
第8回 救急領域における呼吸器疾患 第20回 耳鼻科疾患
第9回 救急領域における精神疾患 第21回 救急に関わる腎疾患
第10回 救急領域における小児疾患 第22回 救急に関わる消化器疾患
第11回 メディカルコントロールとヘリ搬送 第23回 眼科救急疾患について
第12回 脊椎損傷におけるアプローチ 第24回 ドクターヘリと新しい救急医療体制
    第25回 津野山分署(梼原町)における救急活動

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4. その他院外での活動

  • 澤田医師
    毎週木曜日に本山町嶺北中央病院内科に非常勤医師として派遣されています。また、高知県健康福祉部医療薬務課にてへき地医療支援機構の専任担当官として代診派遣調整や無医地区巡回診療計画などを行っています。
  • 伊東医師
    毎週火曜日と金曜日に本山町嶺北中央病院内科に非常勤医師として派遣。高知県健康福祉部医師確保推進室にて医師確保推進監として、また、県庁職員の産業医としてメンタルヘルスケア・健康管理などを行っています。


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