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産科

2016/01/13

高知医療センター産科

1. 診療概要

 高知医療センター(総合周産期母児医療センター)産科は、一般産科診療と伴に、高知県における周産期医療の基幹病院として、他の医療機関と連携しながらハイリスク胎児・妊産婦の管理を取り扱っております(図1)。県下の産科医療施設から外来紹介された患者様の診療を行なうとともに、高次(3次)医療施設として緊急母体搬送に対しても24時間対応し、リスクの高い児を出産する危険性のある妊産婦さんや様々な合併症をもつ妊産婦さんの胎児及び母体の集中的な妊娠・分娩管理を行なっています。

2.施設概要

産科外来:4F
 一般産科外来
 ハイリスク妊娠外来:
様々な産科異常や合併症を有する妊産管理に対応します。
 胎児超音波外来:
胎児に異常が疑われた場合、小児循環器専門医による胎児心臓超音波検査を始め、種々の異常の超音波検査を行います。
*ハイリスク妊娠や胎児異常などのセカンドオピニオンにも対応しております。

 産科病棟:4F(すこやかフロアー)B
  母体胎児集中治療管理室(MFICU):3室
  LDR3室、分娩室1室
  個室:14室
  4床室:4室

3.主な対象疾患

正常妊娠・分娩  
主に母体管理を要する疾患 前置胎盤、胎盤早期剥離、妊娠高圧症候群、母体合併症、産褥出血など、その他ハイリスク妊娠
主に母体・胎児管理を要する疾患 切迫流産、切迫早産、前期破水、血液型不適合妊娠、子宮内胎児発育遅延、妊娠高血圧症、多胎妊娠(双胎間輸血症候群、双胎1児子宮内死亡を含む)、羊水過多、羊水過少など
胎児疾患 心臓奇形、消化管閉塞、横隔膜ヘルニア、臍帯ヘルニア、腫瘍、水腎症、水頭症など

4.診療成績

総分娩件数は開院以後増加し続け、2011年には年間700件を超えました。しかし、そのため病床が上手く稼働せず母体搬送の受け入れができない状況となってしまいました。当院本来の役割を果たすため、このホームページ上で分娩の受け入れ制限を皆様にお知らせした次第です。その結果2012年には分娩数の増加は抑制されましたが、ハイリスク妊娠数、母体搬送受け入れ件数は増加しました。しかしながら、当院が分娩受け入れ制限を行ったために、妊婦さんを惑わせ、近隣の病院様にご負担をおかけすることになったので、現在では条件付き(「高知医療センターを受診される妊婦さんとご家族の皆様へ」をご参照ください)でローリスク妊婦さんの受け入れも再開しています。
当院で扱っているハイリスク妊娠は、切迫早産、前期破水、多胎妊娠、子宮内胎児発育遅延、前置胎盤、胎盤早期剥離、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、胎児機能不全、高齢妊娠などです。胎児疾患では横隔膜ヘルニア(重症であれば県外に紹介の可能性)、消化管閉塞などの小児外科疾患、胎児心奇形など小児循環器疾患、水頭症、二分脊椎などの脳外科疾患を取扱い、超音波検査や胎児MRI検査、羊水染色体検査などを行い、新生児科、小児循環器科、小児外科、脳神経外科などの専門科と常に協議しながら診断、管理方針を決定しています。
分娩はLDRで行い助産師、産科医が立ち会います。必要があれば新生児科医の立ち会いもお願いしています。ご家族の立ち合い分娩は可能ですが可能ならば両親学級受講をお勧めします。産後は母児同室で母乳哺育を推奨しています。退院は初産婦では産後5日目、経産婦は4日目、帝王切開では術後6日目が原則です。なお、帝王切開術後の分娩は帝王切開とし経腟分娩は行っていません。また、双胎妊娠では児の胎位、初産・経産の別により個々の患者さんで分娩方法を決定致します。


分娩件数と帝王切開件数の推移 多胎妊娠はハイリスク妊娠です

高齢妊娠分娩の推移 母体搬送受け入れ件数

5.当科での妊婦健診や分娩を希望される妊産婦様へ

 当院は、紹介型病院となっておりますので、地域の医療機関や保健所、助産所からの紹介状をご持参下さい。紹介状が無くとも受診は可能ですが、初診料が自費となります。
 紹介状の有無に関わらず、妊娠や出産に不安のある方、以前の妊娠出産あるいは胎児や新生児に異常があった方、流産を繰り返す方、合併症をお持ちのかたなど、ハイリスク妊娠の可能性のある方はぜひご相談下さい。他の医療機関での診断や治療方針に関するセカンド・オピニオンを希望の方にも対応しています。

6.高知県周産期医療連携(図1)


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 他施設から紹介あるいは母体搬送などにより、当科に入院・治療された患者様で症状が改善した後に、入院病棟の状況などにより、当科での管理から紹介元(搬送元)施設あるいはご希望の施設での管理へと変更をお願いする場合がありますことをご了解下さい。

7.高知医療センターを受診される妊婦さんとご家族の皆様へ

 

高知医療センターは高知県で唯一の総合周産期母子医療センターとして妊婦さんと赤ちゃんの命を守るため、ハイリスク妊娠の方を優先的に受け入れ、ローリスク妊娠の方は他院にお願いするという分娩受け入れ制限を平成23年7月以降、実施させていただいておりました。その結果、県民の皆様のご理解とご協力をいただき、当院の分娩数の調整はできました。しかし、その間、高知県の分娩施設の減少と偏在化が進んだ結果、分娩施設を探す妊婦さんたちを困惑させたり、他の分娩施設の負担増加も起こしてしまったようです。

そこでこのたび、当院では分娩制限を多少緩和することと致しました。

当院での妊婦健診、分娩される方には以下の項目をご理解いただきますようお願い致します。

  1. いわゆるローリスク妊娠の方の分娩もお受けしますが、原則はハイリスク妊娠の方(合併症のある方、以前の妊娠で何らかの問題のあった方、妊娠リスクスコアでハイリスクと診断される方など)が優先です
  2. 分娩予約数の増加によって病床運営に心配が出始めた場合は、ローリスク妊娠の方に転院をお願いすることがあります。
  3. 切迫早産などで当院にご紹介、搬送された後、経過が良く問題ない状態となれば搬送元の病院で出産していただくことがあります
  4. 病床を有効に運営するため、産科病棟に入院中であっても他の病棟に移動をお願いすることがあります
  5. 個室での入院を希望されていてもやむを得ず4人部屋に入院していただくことがあります
  6. 経腟分娩は経産婦4日目、初産婦5日目、帝王切開は術後6日目に退院といたします

 

私たち総合周産期母子医療センターのスタッフはいつも妊婦さんと赤ちゃんの命に寄り添う医療と心をつなぐ看護を目指しております。引き続き、ご理解とご協力をお願い致します。

 

平成25年4月                      

高知医療センター総合周産期母子医療センター長 吉川清志

産科長 林和俊

8.出生前検査について

9.外来予定表


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