ページの先頭です。

メニューを飛ばしてメインへ

メイン画像
  • トップページ
  • オシッコに血が混じったら・・・血尿はからだの赤信号です

オシッコに血が混じったら・・・血尿はからだの赤信号です

2014/04/14

オシッコに血が混じったら・・・血尿はからだの赤信号です

健康診断や人間ドックで尿に血液が混ざっているといわれたことはありませんか?目で見て尿の色が赤かったことはありませんか?血尿のかげに泌尿器科の病気が隠れていることがあります。

血尿とは


体内尿に関する図

尿の中に血液(赤血球)が含まれている状態です。血尿には、大きく分けて、目で見て明らかに血尿とわかる肉眼的(にくがんてき)血尿と尿検査ではじめてわかる顕微鏡的(けんびきょうてき)血尿があります。
尿の製造工場である腎臓、尿を一時的にためる膀胱(ぼうこう)、尿の通り道である尿管や尿道などに潜んでいる病気からの出血の場合があります。

健康診断で尿潜血陽性といわれました

健康診断や人間ドックではおよそ10%の方に顕微鏡的血尿(尿潜血陽性)が見つかります。当院を紹介された方の3〜5%で何らかの病気が発見されました。検診やドックで血尿が発見された場合には症状はなくても腎臓科や泌尿器科などの専門科の受診をおすすめします。泌尿器科に受診した場合、受診時に採尿していただき、新鮮な尿で精密な検査を行ないます。尿の色は?蛋白が含まれていないか?専門の検査技師がチェックし、顕微鏡で尿を観察して、血尿の程度や他に含まれているもの(白血球,結晶,細菌など)を再検査します。医師は、症状の有無、病歴などをうかがったうえで、まず、超音波で腎臓、膀胱、前立腺などのかたちを調べます。必要に応じてCT検査や血液検査、場合によっては膀胱鏡検査などを行ないます。
当院の成績では、こうした精密検査の結果、約3割の方に腎結石、腎のう胞、軽症の腎炎などが発見されました。ほとんどの方は治療の必要はなく経過観察を続けていただくことになりました。残る7割の方は精密検査でも異常なしと判定されました。このように検診やドックで発見される症状のない顕微鏡的血尿がただちに重大な病気につながることは必ずしも多くはありません。しかし、膀胱がんや腎臓がんなどが発見される場合もあります。また、経過中に病気がはっきりしてくる場合もあります。症状がなくとも専門医の診察を受け、指示にしたがって定期的な経過観察を続けてください。

肉眼的血尿の場合,どのような病気を疑いますか?

目で見て明らかに血尿とわかった場合には、重大な病気が隠れている可能性があります。わき腹が痛んで血尿が出た場合には尿路結石症が考えられます。腎臓の中でできた結石が腎盂から尿管に移動するときに粘膜が傷つき出血し血尿になります。結石が尿管にはまり込んで尿の流れが停滞すると腎臓や尿管がけいれんしてはげしい痛みが起こります。
血尿が出るときや出た後に膀胱や尿道付近が痛む場合には急性膀胱炎や前立腺炎を疑います。大腸菌などで炎症を起こした膀胱の粘膜は充血し出血しやすい状態になっています。
症状や誘因がなく突然血尿が出た場合、腎臓や膀胱のがんを疑って検査を進めます。がん年齢といわれる中年以降では泌尿器科系のがんも発見される頻度が高くなります。平成16年、肉眼的血尿で高知中央病院を受診された114人のうち、29人でがんが発見されました。29人のうち28人は50歳以上でした。尿路結石症は34人、急性膀胱炎は8人で、いずれも50歳以下の比較的若い方に多く発見されました。一般に、痛みがある場合には結石や膀胱炎、症状がない場合にはがんを疑います。年齢別には、若い人では結石や膀胱炎、年配の方ではがんという傾向がありますが、肉眼的血尿には重大な病気が潜んでいる場合があります。
目で見て明らかに血尿とわかった場合には、すぐに専門医を受診し、精密検査を受けてください。




PAGETOP