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薬剤局

2017/10/10

1.薬剤局の紹介

薬剤局長の挨拶


薬剤局長

薬剤局では開院以来、「“見える臨床薬剤師”をめざして、より信頼され、より親しまれる薬学ケアサービスを実践する」を理念にかかげて薬剤業務に取り組んでまいりました。この間、各種学会や講演会等でも報告させていただいていますが、歴代3人の薬剤局長の指導の元、職員の頑張りにより、臨床薬剤師としての業務は、一定確立できたものと自負しています。なかでも、当院の救急病棟での薬剤師の取り組みが第310回中央社会保険医療協議会総会資料として提示され、平成28年度の診療報酬改訂において「病棟薬剤業務実施加算2」の新設に繋がったことは、大きな成果のひとつであったと思います。
さて、世間では創薬技術の発展に伴い、多種多様な新薬が登場し、治療成績の向上に目を見張るものもあります。一方で新薬ではデータが少なく、未知の副作用、特異な副作用の発現やあまりにも高額であることが大きな社会問題となる場合もあります。また、国策としての医療費削減や病院経営の点から薬剤の適正使用の管理や後発医薬品の導入は不可欠となっています。
我々薬剤師の使命は、これらも踏まえた上で、治療が適正になされる様、薬を正しく安全に患者さんに提供することです。
そのためには、医療人として、日進月歩の医療に対して、常に研鑽、努力を怠らず、他職種と連携、協働し患者さんの利益のために職能の最善をつくすことは当然の事であると考えます。
この都度、次のステップとして、薬剤局の理念を「“臨床薬剤師”として人に、社会に貢献できる薬学ケアサービスを実践する」に進化変更しました。
これからも、新しい理念のもと、薬剤局職員一同、人のため、社会のため医療の向上に最善を尽くしてまいります。(平成29年7月 宮本 典文記)

2)薬剤局の理念

“臨床薬剤師”として人に、社会に貢献できる薬学ケアサービスを実践する

3)薬剤局の目標

(ア)個々の患者さんの立場に立った薬学ケアサービスを提供する。
(イ)プレアボイド(危険回避)の概念に則って、臨床薬剤師としての義務と権利について責任を担う。
(ウ)薬物治療の標準化やEBM(根拠に基づいた医療)の実践などを推進することにより、効率性、効果性などに貢献する。
(エ)地域医療支援病院として、保険薬局や医療機関などとの密接連携だけでなく、県民・市民の方々への医薬品情報提供などのサービスを行う。
(オ)日常業務のなかで、教育・研修活動などを行い、臨床薬剤師としての向上をめざす。

4)薬剤局の組織

薬剤局長:宮本 典文
薬剤局次長:田中 聡
医薬品管理部長:岡崎 由紀
臨床薬剤部長:段松 雅弘
調剤科長:高平 豊
製剤科長:藤澤 康代
医薬品情報科長:下内 由加里
薬剤管理指導科長:橋田 真佐
救急医療支援科長:公文 登代


薬剤局の組織図

5)専門薬剤師・認定薬剤師等

(ア)日本医療薬学会認定薬剤師:2人
(イ)日本静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム(NST)専門薬剤師:1人
(ウ)日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師:2人
(エ)日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師:1人
(オ)日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師:2人
(カ)日本薬剤師研修センター認定実務指導薬剤師:7人
(キ)日本病院薬剤師会認定指導薬剤師:2人
(ク)日本臨床救急医学会救急認定薬剤師:3人
(ケ)日本DMAT隊員:1人

2.教育研修の概要

1)職員研修
 薬剤局内では、新薬に関する勉強会、病棟業務の症例検討会などを毎週開催するとともに、全国学会・地方学会、院内・院外の研修会などに積極的に参加し、職員の知識・技能の向上を図っています。
2)認定薬剤師の養成
 地域がん診療連携拠点病院として、がん専門薬剤師の養成に取り組むとともに、「日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師研修施設」として、他施設からの研修生を受け入れています。
また、現在、緩和薬物療法認定薬剤師、感染制御専門薬剤師の養成に取り組んでいます。
3)医師・看護師への研修指導
 新規採用の医師・看護師に対して、医薬品の取扱や基礎知識、安全使用のための研修指導を行っています。
4)薬学生実務実習の受入
 薬学6年制に伴い、薬学5年生を対象に、病院薬剤師の業務と責任を理解し、チーム医療に参画できるようにするため、調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師業務に関する基本的知識、技能、態度を見学研修することを目的として、11週間の実務実習を受け入れています。


薬学生への講義 yakuzai_005.jpg

左写真:薬学生への講義
右写真:薬学生の院内見学

5)卒後臨床研修生の受入
 卒後の薬剤師を対象に、「患者さん中心の医療」への関わりをベースにして、薬剤師として必要な基本的知識、技術、素養を身につけ、医薬品の有効性および安全性の確保、チーム医療の実践、地域医療づくりへの関わりなど、実践的な行動力を身につけることを目的として、卒後臨床研修を受け入れています。研修期間は原則3ヶ月間としていますが、抗がん剤の無菌調製や病棟業務など、研修生の希望に沿ったカリキュラムを作成し、短期間の見学研修も受け入れています。

3.薬剤局の業務

1)調剤科
 調剤科では、開院時より、電子カルテシステムと連動した自動調剤システム(薬袋発行機、全自動錠剤分包機、散剤監査システム、散剤分包機、水薬監査システム)と注射薬自動払出システムを導入し、調剤業務の効率化と精度の向上を図っています。調剤科の業務は、医師の処方せんに基づく調剤および注射薬の患者別セット、医薬品の購入と供給、麻薬・向精神薬・特定生物由来製品の管理業務などです。特に調剤においては、処方内容を薬剤師の立場から監査し、少しでも疑わしい点があるときには、処方医師に必ず問い合わせを行い、薬剤師として納得してから調剤することを徹底し、医薬品の安全管理に力を入れています。3交替制勤務を行い、24時間体制で調剤業務に対応しています。
 外来患者さんには、原則、院外処方せんを発行していますが、時間外や休日には院内処方で対応しています。抗がん剤や喘息用吸入薬などが処方された患者さんには、医師からの依頼を受けて、患者さん一人一人に対して丁寧な服薬指導を行い、また、糖尿病教室や腎臓病教室にも参加し、お薬の話をさせていただいています。


注射薬調剤 散剤監査システムを利用した散薬調剤 内服・外用調剤

左写真:注射薬調剤
中写真:散剤監査システムを利用した散薬調剤
右写真:内服・外用調剤



内服・外用監査 調剤科メンバー

左写真:内服・外用監査
右写真:調剤科メンバー



yakuzai_008.jpg 外来患者さんへの糖尿病教室

左写真:院外処方せんコーナー
右写真:外来患者さんへの糖尿病教室

 

2)製剤科
 製剤科では、市販されていない製剤(院内製剤)の調製、抗がん剤の無菌調製、高カロリー輸液の無菌調製、抗がん剤のレジメン管理などの業務を行っています。当院では、開院時より、抗がん剤レジメンオーダシステムを導入し、医師が抗がん剤の指示を出す際には、投与量、休薬期間、重複レジメンなどの自動チェックを行っています。また、薬剤師による処方監査を徹底して行い安全管理を図るとともに、調製は、原則、すべて、薬剤師が安全キャビネット内で無菌的に行っています


yakuzai_010.jpg 安全キャビネット内での薬剤師による抗がん剤の無菌調

左写真:電子カルテを利用した抗がん剤のレジメン管理
右写真:安全キャビネット内での薬剤師による抗がん剤の無菌調整

 

3)医薬品情報科
 医薬品情報科では、医薬品情報の収集と提供、医師・看護師など医療スタッフからの医薬品に関する問い合わせへの対応、医薬品の採用・削除に関する検討、院外処方せんに対する保険薬局からの疑義照会への対応、院内における副作用情報の収集と厚生労働省への報告などの業務を行っています。入手した医薬品安全性情報のうち、迅速かつ確実な対応が必要と判断した際は、当該医薬品を処方した医師及び投与された患者さんを速やかに特定し、処方医師に院内メールを利用して周知しています。
 医薬品情報は医薬品の適正使用に不可欠です。今後も医薬品情報管理の収集・提供・周知に積極的に取り組み、医薬品適正使用を推進していきたいと思います。


yakuzai_012.jpg 院内情報Webを利用した医薬品情報の提供

左写真:製薬会社からの医薬品情報の収集
右写真:院内情報Webを利用した医薬品情報の提供

 

4)薬剤管理指導科
 薬剤局では、全入院フロアに薬剤師を常駐させ、医師、看護師、管理栄養士と連携して病棟業務を行っています。病棟業務は、職員全員が関わることとし、入院フロアごとに3名でチームを組み、薬剤管理指導科に配属された職員が各入院フロアのリーダを務めています。
 業務内容は、病棟における麻薬・向精神薬・毒薬などの薬品管理、高リスク医薬品の薬歴管理、患者持参薬の鑑別・登録、入院患者さんに対する薬剤管理指導(服薬指導)、医療スタッフへの医薬品情報の提供、医薬品の安全管理、抗菌薬の初期投与設定・TDM(薬物治療モニタリング)など多岐にわたります。


yakuzai_014 脳神経外科病棟でのチーム医療の実践 薬剤管理指導科メンバー

左写真:糖尿病患者さんへの服薬指導
中写真:脳神経外科病棟でのチーム医療の実践
右写真:薬剤管理指導科メンバー

 

5)救急医療支援科
 薬剤局では救急医療支援科を設置し、救命救急センターに専任薬剤師を配置しています。担当の薬剤師は麻薬・向精神薬・毒薬の管理と配置薬品の適正管理、ベッドサイド巡回と服薬指導、薬物中毒情報の提供、救急カートの適正使用などの臨床薬剤業務を行っています。ベッドサイド巡回では、処方のチェック、注射薬の投与速度と希釈濃度の確認、注射薬配合変化・投与ルートの確認、栄養サポート、感染制御などの薬学的管理を行い、医師・看護師と連携して医療安全の確保に努めています。


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左写真:ベッドサイド巡回による薬学的管理
右写真:医師への医薬品情報提


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左写真:救命救急センターでの回診同行
右写真:救命救急カンファレンスへの参加

4.チーム医療への参加

1)医療安全管理
医薬品安全管理責任者(薬剤局長)として、医薬品安全使用のための業務手順書の作成と業務の実施、職員に対する安全使用のための研修などを行っています。また、院内で発生した医薬品のインシデント事例には、医療安全管理室および他職種のセイフティマネージャーと連携して、改善のための方策を検討し実施しています。
2)院内感染対策チーム(ICT)
ICT委員会、ICTカンファレンス、ICTラウンドに参加し、抗菌薬や消毒剤の適正使用の推進に取り組んでいます。
3)栄養サポートチーム(NST)
NST管理委員会、NSTカンファレンス、NSTラウンドに参加し、静脈および経腸栄養の管理について薬学的支援を行っています。 
4)褥創対策チーム
褥創防止委員会に参加し、薬学的支援を行っています。
5)緩和ケアチーム
緩和ケア委員会に参加し、薬学的支援を行っています。


yakuzai_018.jpg 医師と管理栄養士

左写真:院内感染対策室で医師・臨床検査技師とICTカンファレンス
右写真:医師・管理栄養士とNSTカンファレンス

5.臨床研究

自治体病院としての使命と責任を果たすため、臨床研究に力を入れています。医薬品の安全管理、抗菌薬適正使用の推進、薬剤管理指導などの臨床薬学の分野で毎年10数回の学会発表を行い、薬剤業務の質的向上に努めています。
 

1)単行本・書籍・論文等

2)学会発表

3)受賞・表彰・顕彰

  • 学会賞、学術賞、医学貢献など
No 受賞・表彰者氏名 種類 表彰内容、論文・演題のタイトル 授賞機関等 年月
1 田中照夫 表彰 薬事功労者 厚生労働大臣表彰 厚生労働省 2008年10月
2 山本創一 最優秀演題受賞 演題:高知医療センターにおけるがん化学療法の安全管理体制の構築と地域がん診療連携病院における薬剤師の役割 全国自治体病院学会 2011年10月
8 川田 敬 最優秀演題受賞 演題:無医地区巡回診療への電子カルテシステムの導入 高知医療センター 学術集会 2012年10月
3 川田 敬 第1回高知医療センター学術奨励賞   高知医療センター 2012年12月
4 川田 敬 学術奨励賞 論文:救命救急センターにおける医療安全管理への薬剤師の貢献 日本病院薬剤師会 2013年9月
5 川田 敬 第2回高知医療センター学術奨励賞   高知医療センター 2013年12月
6 松本尚子 最優秀演題受賞 演題:無医地区における携帯型電子カルテシステムの構築と薬剤師の役割 全国自治体病院学会 2014年10月
7 服部暁昌 表彰 薬事功労者 厚生労働大臣表彰 厚生労働省 2014年10月
9 橋田 真佐 第4回高知医療センター職員奨励賞   高知医療センター 2015年12月
10 川田 敬 第26回日本医療薬学会年会優秀演題賞 演題:急性期脳卒中患者におけるニカルジピン塩酸塩持続投与関連静脈炎の危険因子の検討 日本医療薬学会年会 2016年9月
11 岡崎 由紀 表彰 高知県病院薬剤師会永年会員表彰 高知県病院薬剤師会 2017年4月
12 川田 敬 医療薬学フォーラム2017第25回クリニカルファーマシーシンポジウム優秀ポスター賞 演題:急性期脳卒中患者における重症せん妄の危険因子の検討 日本薬学会医療薬科学部会 2017年7月

川田 敬

 6.業務統計

分類 項目 H17年度 H18年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度 H28年度
調剤 外来院内処方せん(枚) 9,681 9,424 8,928 7,811 10,039 10,908 8,112 8,402 8,534 7,398 6,817 7,593
外来院外処方せん(枚) 68,861 69,543 67,028 66,852 74,192 83,837 89,113 93,800 93,005 92,310 89,930 89,523
入院処方せん(枚) 81,119 81,974 76,398 70,920 79,792 80,698 80,660 87,664 87,197 81,469 83,185 79,323
外来注射処方(件) 3,212 3,670 3,983 3,335 4,861 7,640 10,121 8,405 6,945 7,260 7,471 5,557
入院注射処方(件) 398,249 429,972 423,766 458,054 463,094 469,257 451,904 406,362 421,874 429,464 447,724 425,804
抗がん剤注射処方(件) 20,943 20,991 25,522 31,294 26,884 28,083 29,938 23,909 24,303 25,452 32,529 37,553
製剤 TPN無菌調製(件)   2,420 1,436 1,506 2,035 1,579 1,291 1,307 1,358 1,459 1,531 1,558
抗がん剤調製(件)   8,236 9,217 11,672 11,404 10,866 12,498 11,137 10,819 12,161 14,709 15,527
薬剤管理指導 薬剤管理指導算定(件)   12,517 13,522 13,769 16,304 15,798 17,332 16,453 15,623 17,644 15,069 15,454
医薬品情報 医薬品情報質疑応答(件)   3,217 3,284 3,322 5,309 4,916 5,649 6,365 5,926 7,451 6,597 6,122
その他 薬学生実務実習受入(人)     13 8 0 5 5 5 6 6 5 6

7.薬剤業務に関する資料

薬・薬連携による情報提供


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