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女性に多い膀胱炎(ぼうこうえん)

2014/04/14

女性に多い膀胱炎(ぼうこうえん)

膀胱の中で細菌が繁殖し、膀胱の粘膜に炎症を起こす病気が「膀胱炎」です。圧倒的に女性に多い病気です。女性の方が尿道が短く、細菌が膀胱まで簡単に到達してしまいます。多くの場合、おしっことともに細菌は膀胱の外へ洗い出されますが、おしっこを我慢したり、体調が悪かったりすると膀胱の中で細菌が繁殖して膀胱炎を起こします。

急性膀胱炎

原因となる病気が特になく、大腸菌などの細菌が尿道から侵入し感染することでおこります。膀胱炎の大半で、若い女性がかかる膀胱炎はほとんどがこのタイプです。

急性膀胱炎の3大症状

  • 排尿痛:排尿時に差し込むような痛みが生じ、排尿の終わりに特に痛みが強くなります。
  • 頻尿:排尿回数が増え、30分〜1時間ごとにトイレに行きたくなることもあります。
  • 尿の濁り:細菌と戦うために集まった白血球や炎症部分の分泌液やはがれた膀胱の粘膜が混入するために、尿が濁ります。

そのほか、残尿感、血尿などが現れることもあります。発熱がある場合には、腎盂腎炎の可能性があります。


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診断と治療

膀胱炎の疑いがある場合、尿検査を行います。尿を採取する場合、出はじめの尿より途中の尿(中間尿)をとります。出はじめの尿には膣のおりものなどが混入しやすいからです。正確を期するために導尿(どうにょう)をすることもあります。尿検査で、一定数以上の白血球や細菌が見つかれば膀胱炎と診断できます。さらに尿中の細菌を培養して菌の種類を調べます。

膀胱炎の治療には抗菌薬が用いられます。3〜4日の服用で症状はよくなります。尿量が少なく、膀胱にたまっている時間が長いと膀胱内で菌が繁殖しやすくなるので、水分を多めに摂取して尿量を増やすように心がけてください。こまめに排尿することも大切です。

薬の服用が終わったら、再び尿検査を受け、膀胱炎が完治していることを確認しましょう。再発を繰り返さないためには確実に治しておくことが大切です。薬を服用してもなかなか症状が良くならない場合には、あらためて細菌を培養して、細菌の種類や薬との相性をチェックします。最近、耐性菌と呼ばれる抗菌薬の効きにくい細菌が増えています。完全に治るまできちんと治療して下さい。さらに、膀胱炎の誘因となる病気について検査を行う場合もあります。

再発予防のために次のことに注意しましょう

  • 水分を多めにとる
    尿量を増やしましょう。普段からお茶やお水を多めに飲む習慣をつけましょう。
  • 排尿を我慢しない
    我慢して尿が膀胱にたまる時間が長くなると、それだけ菌が繁殖しやすくなります。
    外出時などには、前もって排尿を済ませておきましょう。
  • 過労や冷えに注意する
    過労がたまったり、からだが冷えたりした時に膀胱炎は起こりやすくなります。
    冷房のきき過ぎには注意が必要です。
  • 入浴や下着交換はまめに
    身体を清潔に保てば、膀胱炎は起こりにくくなります。
  • 排便後,前から後ろに拭く
    肛門部にいる菌が尿道口につきにくくなるよう、前から後ろに拭くようにしましょう。
    洗浄機能付き便器も上手に使えば膀胱炎予防に有効です。
  • セックスのあとは、すぐに排尿する
    性行時には尿道口に細菌がつきやすく、膀胱炎を発症させる重要な原因です。

重大な病気がないことを確認しましょう

膀胱炎の背後に、重大な病気が隠れていることがあります。特に、男性の膀胱炎では、前立腺肥大症や膀胱癌が潜んでいる可能性があります。女性でも、膀胱炎を繰り返す場合や、なかなか治らない場合には、腎臓や膀胱の病気に注意が必要です。専門の泌尿器科医の診察を受けるようにしましょう。 




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