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女性に多い「尿失禁」・・・ひとりで悩まないで

2014/04/14

前立腺がんの治療法−あなたの選択について−女性に多い「尿失禁」・・・ひとりで悩まないで

尿失禁とは

くしゃみや咳をしたときに思わず下着をぬらしてしまったり、トイレに行くまでに間に合わずにオシッコを漏らしてしまったり、このような症状を尿失禁(にょうしっきん)といいます。尿失禁は女性に多く、年齢とともに多くなり、40〜50才代の女性では2人に1人が経験しているといわれます。尿失禁を経験している人は多いのですが、医療機関を受診する人は多くありません。尿失禁まではなくてもトイレが近い、間に合わない、などの症状のため旅行や外出をためらったり、仕事に支障をきたしたり、日常生活に悪影響がある場合には,泌尿器科にご相談ください。

尿失禁のタイプ

最も多いタイプは「腹圧性(ふくあつせい)尿失禁」です。くしゃみや咳、笑ったときなど、急にお腹に力がかかったときにオシッコが漏れます。尿道を緩める「骨盤底筋(こつばんていきん)」という筋肉が緩んだため、お腹に圧力(腹圧)が加わったときオシッコを我慢することが出来ません。尿意を感じてトイレに行くのですが、間に合わずにオシッコが漏れてしまうのが「切迫性(せっぱくせい)尿失禁」です。膀胱が勝手に収縮してたびたび尿意を感じるのもこのタイプの特徴です。冷たい水で洗い物をしているとき、急に強い尿意をもよおしてトイレが間に合わないことはありませんか?「過活動膀胱(かかつどうぼうこう)」と呼ばれる病態にともなう症状で、脳血管障害やパーキンソン病などの神経疾患の一症状として起こることもあります。このタイプの尿失禁には膀胱の緊張をとる薬が有効です。最近、数種の効果の高い治療薬が発売されています。腹圧性と切迫性の混合型のタイプもあります。

腹圧性尿失禁は骨盤底筋の衰えが原因です。 


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人間はもともと四つ足でした。四つ足の生活では何十キロという内臓の重みは強い腹筋が支えていました。人間はある頃から立って生活するようになりました。骨盤底筋は本来、肛門や尿道、膣を緩めるだけの弱い筋肉でしたが、立ち上がったために内臓の重みを支えるという無理な役割を担うようになりました。尿失禁は二本足になった人間の宿命ともいえます。尿失禁が中高年の女性に多いのは、尿道が男性にくらべて短いのに加え、骨盤底筋が弱いためです。女性では加齢によって筋力が衰えるほか、妊娠、出産などで、この筋肉によけいに負担がかかるのです。腹圧性尿失禁は、尿道を閉める骨盤底筋が緩んだためで、パッキンがのびた水道の蛇口と同じ状態です。パッキンを新品に取り替えることは出来ませんが、パッキンを強化することで尿失禁は良くなります。オシッコのパッキンにあたる骨盤底筋をきたえて筋力をつける体操が骨盤底筋体操です。肩やお腹の力を抜いて、リラックスして、トイレでオシッコを途中で止めるように肛門、膣、尿道を締めます。お通じやおならを我慢する要領です。お腹に余分な力が入らないように肛門、膣、尿道だけをきゅっと締め、ゆっくりゆるめます。できればゆっくり五つ数えるまで締めた状態をキープします。1日4〜5回、繰り返してください。テレビをみながら、横になって、いすに座って、お風呂の中で、外出先のバスや電車の中で、いつでもどこでも出来る簡単な体操です。さっそく今日からはじめてください。半年から一年で効果があらわれます。尿失禁が良くなっても体操は続けることが大切です。
肥満や便秘も尿失禁にはよくありませんから注意が必要です。家にひきこもったり、今までやっていたスポーツをやめたりしてはいけません。ますます筋肉が弱ります。腹圧性尿失禁の予防には歩く姿勢を良くすることも大切です。普段からおしりをキュッと締めて背筋を伸ばしてさっそうと歩いてください。もし体操だけでよくならない場合にも薬や手術による治療がありますのでご心配ありません。

尿失禁のご相談は泌尿器科に

尿失禁についての話をうかがうことであなたの尿失禁のタイプがわかります。ひとりで悩まないでお気軽にご相談ください。日常生活の指導から運動療法、薬による治療や手術など、症状に応じていろいろな治療を工夫します。 




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