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胃部門

2020/10/06

胃部門とは

胃領域の良性・悪性疾患全般を扱い、特に胃がんの外科治療を中心に行っています。現在の胃がん治療は、がんの進行度により内視鏡治療、手術(腹腔鏡または開腹)、抗がん剤療法など多様な選択肢があり、最適な治療を受けるためにも正確な診断が重要です。当院では、一人一人の胃がん患者さんに対して消化器外科、消化器内科、腫瘍内科、放射線科が連携し、正確な診断に基づいた適切な治療が受けられるように心がけています。

胃部門の病気について

当部門は胃がん患者さんの外科治療を中心としていますが、胃領域の良性・悪性疾患全般を扱っています。具体的には胃粘膜下腫瘍(GIST、悪性リンパ腫、神経鞘腫など)、胃潰瘍が悪化し穿孔や狭窄を起こした症例の外科治療も行っています。
胃がん罹患者数は全国的に減少傾向にありますが、まだ大腸がんに次いで多く消化器がんの代表の一つと言えます。当院の胃がん手術症例数は県内最多であり、低侵襲治療である腹腔鏡手術も積極的に行っています。胃がんに対する腹腔鏡外科技術を保証する複数の日本内視鏡外科学会技術認定医を擁しており、高度な腹腔鏡外科対応を行うことができます。

胃部門における治療について

<手術術式について>

胃がんの手術術式は主に胃を2/3切除する幽門側胃切除術と全部切除する胃全摘術が標準です。胃全摘術を行うと術後の患者さんの生活の質 (QOL) が下がることが知られており、最近では『残せる胃は残す』という機能温存の考えに基づき、病変の進行度や部位によっては噴門側胃切除術という術式も積極的に導入しています。胃を残すことにより術後の摂食不良を少なくすることが期待できます。


手術術式について

<腹腔鏡手術について>

腹腔鏡手術では炭酸ガスでお腹を膨らませ、お腹の中に細いカメラ(腹視鏡)を挿入してモニター画面を見ながら行う手術です。開腹手術と比べて、傷が小さく、術後の痛みも少なく回復が早いといった特徴があります。さらに開腹手術と同等の治療効果があることが証明されており、低侵襲な標準治療として位置づけられています。
当院では胃の早期がんおよび比較的軽い進行度の病変に対しては腹腔鏡手術を導入しており、胃がん手術症例の約5割を占めています。
高知県は高齢化が進んでおり、胃がん患者さんにおいても高齢化とともに、他の病気(併存疾患)をもっている患者さんも増えてきています。このような状況に対しても、低侵襲である腹腔鏡手術は有効であると考えられています。

<術前化学療法(抗がん剤治療)について>

がん治療において最近は低侵襲性・機能温存を大切にしますが、がんの手術治療において最も大切なことは『根治性=がんを取りきること』です。取りきることが難しそうな高度に進行した病変に対しては、手術前に抗がん剤治療 “術前化学療法”を導入し、病変を縮小させたうえで取りきる手術を積極的に行っています。(下図)


腹腔鏡手術について

<治療の流れについて>

胃がん患者さんの場合、外来初診日には治療方針決定のために必要な諸検査を行います。手術適応と判断すれば、なるべく早く手術を受けられるように予定を調整します。がんの進行による症状がある方に対しては準緊急的に手術を行うこともあります。
手術の前日に入院して頂き、術後10日から2週間で退院するという流れを標準としております。入院中から胃切除後における食事摂取のトレーニングを積んでもらいますが、管理栄養士からのアドバイスも受けて頂くことで、退院後安心して生活を送れるように準備しています。
退院後は定期的に外来受診をして頂き、全身状態、がん再発のチェックを5年間継続して受けて頂きます。胃の術後においては食事摂取の状況が術前と大きく変わりますので、退院後も管理栄養士により胃切除後に特化した栄養指導を外来で行っており、体組成計測なども利用して摂食や栄養面のサポートを受けられる体制を整えています。
また、術後は当院の受診と並行してかかりつけの医療機関(ご紹介医)との連携を図り診療情報の共有化を図ります。当院では診療連携手帳パスを用いてかかりつけの医療機関と情報共有することで、患者さんの通院回数、通院時間、待ち時間の短縮をはかる取り組みも行っています。

<胃がん手術症例数>

全国的に胃がん症例は減少傾向にありますが、当院では中四国でも有数の胃がん手術症例数を保持しています。


胃がん手術症例数

経験豊富な専門医の紹介

科長 尾崎 和秀
●日本外科学会専門医・指導医
●日本消化器外科学会専門医
●消化器がん外科治療認定医
●日本内視鏡外科学会技術認定医(胃)
●日本臨床栄養代謝学会学術評議員・四国支部TNT講師
●日本がん治療認定医機構認定医
●医学博士

 

医長 高田 暢夫
●日本外科学会専門医
●日本消化器外科学会専門医
●消化器がん外科治療認定医
●日本内視鏡外科学会技術認定医(胃)
●日本臨床栄養代謝学会認定医

 

医長 桂 佑貴
●日本外科学会専門医
●日本消化器外科学会専門医
●消化器がん外科治療認定医
●医学博士



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