病院長挨拶
病院長からのご挨拶

2021年(令和3年)4月1日より高知医療センター 病院長を拝命いたしました小野憲昭です。就任にあたりご挨拶申し上げます。
また本日4月1日より、病院ホームページを一新いたしました。新しいホームページにアクセスしていただきましてありがとうございます。
高知医療センターは、2005年(平成17年)3月に、高知県立中央病院と高知市立市民病院を統合合併して開院し今年17年目を迎えています。
昨年度は、コロナ感染症流行によりすべてのことが大きく影響を受けた1年でありました。当院は、感染症指定医療機関(重症者対応医療機関)として、当初は軽症者から重症のすべての、途中よりリスクの高い軽症者および中等症から重症の、多くのコロナ陽性患者さんの入院治療に取り組んでまいりました。皆さまのご協力もございまして、1年余りの間何とか高知県内で医療崩壊を起こすことなく多くの患者さんの療養にたずさわることができました。また通常の、がん、救命救急、総合周産期母子、こころのサポート等の診療に関しても、大きな制限をかけることなく行うことができました。応援してくださった県民の皆さま、また関連する医療機関等の皆さまのご協力ご支援によるものであり厚くお礼申し上げます。
新年度、新たなスタートとなりますが、まだ収束にはやや時間のかかるコロナ感染症に対しても私ども職員一同協力して全力で対応し、当院の役割を果たしてまいります。引き続き連携協力の程よろしくお願い申し上げます。
当院は地域医療連携を基本とする地域医療支援病院、また地域がん診療連携拠点病院に指定されており、県全体の高度急性期および急性期医療を行う中核病院としての機能を発揮し、県民市民に対して安心で安全な質の高い医療を提供する責務がございます。さらに基幹災害拠点病院、へき地医療拠点病院、臨床研修指定病院でもあります。これらの役目を果たしながら、地域医療機関との密接な連携を進め、高知県の医療を守る中心的な医療機関でありたいと思います。
当院の理念は「医療の主人公は患者さん」です。患者さんが安心して安全に高度な医療を受けていただけますよう、6局6センターが相互に連携して努力を続けてまいります。
よろしくお願い申し上げます。
病院長 小野 憲昭