糖尿病・内分泌内科アピール
1.研修目標
代謝内分泌疾患(糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、甲状腺疾患、副甲状腺疾患、間脳下垂体疾患、副腎、性腺疾患など)の診断、治療、生活指導が可能となるための能力を習得することが目標です。
(A コース):日本糖尿病学会認定の日本糖尿病学会専門医と日本内分泌学会認定の日本内分泌学会内分泌代謝科専門医の資格を取得するための3年間のストレート研修です。
(B コース):卒後初期研修で十分研修できなかった一般臨床医としての代謝・内分泌疾患を研修するため3~6ヶ月単位での研修です。
2.研修内容
(A コース)1年目から年間100症例以上の代謝・内分泌疾患入院患者を主治医として上級医の指導のもとで受け持ちます。また、病棟業務になれたら週1~2日外来診療を行うようにします。適時、指導医から診療に関し指導を受けるよう計らいます。3年間を通じて、糖尿病教育入院患者の講義が割り当てられ、また、糖尿病患者会(かなえの会)にも参加します。週に一度、総回診があり、受け持ち患者以外の患者に関しても、指導医、専門医の指導をうけることができます。糖尿病内分泌疾患の診療のみでなく、症例報告や臨床研究なども行い糖尿病専門医、内分泌代謝科専門医として、患者教育に関してもマネージメントできるような能力を身につけるようにします。また、指導医と伴に甲状腺エコー、穿刺細胞診を行い習得し、甲状腺腫瘍の管理を習得します。
(B コース)3ヶ月間で約30症例以上の代謝・内分泌疾患入院患者を主治医として上級医の指導のもとで受け持ち、どのような症例を専門医に紹介受診させる必要があるか判断できるようにします。また、糖尿病教育入院患者の講義を担当します。
3.取得資格
日本糖尿病学会専門医
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医
4.スタッフ
菱田 藍(医長)
江端 千尋(副医長)
5.研修期間
およそ3年
6.募集人数
2名程度
7.その他
関心のある方は菅野までご連絡ください。
常勤医師も募集中です。
最近の業績
- Hayashi YK, Matsuda C, Ogawa M, Goto K, Tominaga K, Mitsuhashi S, Park YE, Nonaka I, Hino-Fukuyo N, Haginoya K, Sugano H, Nishino I. (2009)Human PTRF mutations cause secondary deficiency of caveolins resulting in muscular dystrophy with generalized lipodystrophy. J Clin Invest. 119(9):2623-33.
- 佐竹哲典、菅野 尚、辻 晃仁、志摩泰生、岩田 純、深田順一(2007)糖尿病精査が診断の契機となった胆嚢癌合併褐色細胞腫の1例.ホルモンと臨床55(2):181-186
- 小川愛由、井上智雄、藤原 学、松本しのぶ、土山芳徳、溝渕雅之、森本雅徳、今井 利、菅野 尚、深田順一(2008)下垂体機能低下症を初発症状とした悪性リンパ腫の1例.日本内科学会誌97(6):158-160
- 辻 枝里、菅野 尚、砥谷真知、木下宏実、中井登紀子、沼本 敏、深田順一(2009)卵巣甲状腺腫を合併したBasedow病の1例.日本内分泌学会雑誌 第19回臨床内分泌代謝Update Proceeding85(8):67-71
- 稲田しのぶ、菅野 尚、砥谷真知、澁谷祐一、堀見忠司、土山芳徳、深田順一(2009)生体腎移植後に顕在化した中枢性尿崩症の1例. ホルモンと臨床57増刊号「内分泌クリニカル・カンファランス50」62-68
- 菅野 尚、澤田真知、土山芳徳、三宅 晋、大澤春彦、牧野英一、深田順一(2008)ピオグリタゾン投与により血糖コントロールの改善、血中レプチン・アディポネクチン濃度の増加とともに皮下脂肪腫の出現をみた脂肪萎縮性糖尿病の1例.糖尿病51(8)783-790
- 菅野 尚、深田順一(2010)電解質異常とその治療(その2)副甲状腺機能亢進患者における高カルシウム血症.LiSA 4月号出版予定


天理よろづ相談所病院に研修医やコメディカルの方とともに糖尿病療養指導の研修に行った時のものです。

高知医療センターのある三里地区です。11月にみさとフェアがあり、糖尿病療養チームで血糖や血圧測定、健康相談を行っています。