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糖尿病・内分泌内科

糖尿病・内分泌内科とは

 当科では糖尿病(1型・2型・その他)と内分泌疾患を診ております。
 糖尿病の治療の目的は合併症の抑制ですが、そのためには長期的に血糖値を安定させることが重要です。動脈硬化性疾患の進行や慢性腎不全の悪化について抑制効果のある薬剤や、体重減量を目的とした薬剤を積極的に使用することが推奨されます。ただ病態は多様であり、ご本人の病気への理解が長期的に安定して治療に取り組むためには知識を得ることが重要です。
 内分泌疾患はバセドウ病をはじめとした甲状腺疾患・副甲状腺疾患・下垂体疾患など多岐にわたります。年齢や妊娠など本人の病状や必要性に合わせて治療の調整が必要となる事もあり、適切な診断に基づいて治療計画を立てています。

当院の糖尿病・内分泌内科の特徴

糖尿病

 当院では治療強化と低血糖を回避することの両立を目指しております。治療強化としては合併症予防効果の示されている薬剤の積極的な使用と、インスリンが必要な患者さんへの適切な導入を行っております。また、SAP・rtCGM・isCGMの導入、2週間isCGMの使用、などによる低血糖の発見と血糖コントロールの改善を積極的に取り組んでいます。糖尿病の病態に関する検査や合併症の精査、コメディカルとの関わり、糖尿病教育入院などを通じて、医療者側とご本人が情報を共有し互いに理解を深めることも治療の適正化に役立ちます。
 初めて糖尿病と診断された方、治療しているけど一度専門医に相談したい方など、病態・合併症について詳しく精査し適切な治療を勧めておりますので、必要あればご紹介ください。

  1. 糖尿病教育入院~3ヶ月:短期での治療強化やインスリン導入
  2. ~1年:教育入院+その後の外来での治療調整・療養指導継続による安定化
  3. 入院出来ない方:外来での1回/月のコメディカルによる糖尿病教育
  4. 1年に1回:かかりつけ医の先生と連携し合併症フォローや栄養指導など

 など病態に合わせて治療内容を検討・調整していきます。
 その他、高度の肥満を合併する場合は消化器外科と連携しつつ、内科的な減量治療の強化を行っております。まずは食事運動療法・薬物治療の強化を3ヶ月~1年行い、その後適応がある場合は肥満手術をすすめる方針としております。外科・糖尿病内科・精神科・看護師・栄養士・作業療法士など多業種でカンファレンスを行い、方針を決定しています。興味のある方や必要な方は一度ご相談ください。

内分泌疾患

 甲状腺疾患(バセドウ病・亜急性甲状腺炎・橋本病)、副腎疾患(原発性アルドステロン症・褐色細胞腫・クッシング症候群・非機能性腫瘍)、副甲状腺疾患(原発性副甲状腺機能亢進症)、下垂体疾患(下垂体炎・sheehan症候群・ACTH単独欠損症など)など多岐にわたる疾患をみております。
 バセドウ病については必要時、適宜アイソトープ治療や手術治療も積極的に行います。また、甲状腺疾患を合併する妊娠患者さんや妊娠希望の患者さんの投薬調整も産婦人科と連携し行っております。その他各種内分泌疾患について積極的に精査・加療しております。治療が必要な患者様がいらっしゃいましたらご紹介ください。

スタッフ紹介

※当科は医師が不足しており随時募集中です!当科での仕事にご興味をもたれました方はメールにてご連絡ください。
soumu@khsc.or.jp

氏名 専門分野・資格
菱田 藍 日本内科学会認定医
日本糖尿病学会専門医 糖尿病学会研修指導医(特例)
日本内分泌学会専門医
内分泌代謝・糖尿病内科領域 専門研修指導医(暫定)
江端 千尋 総合診療専門医
二宮 はるか(非常勤)  
浅羽 宏一(非常勤) 医学博士
日本内科学会認定医
日本糖尿病学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
福田 憲二(非常勤) 日本内科学会認定医
日本循環器内科学会専門医
日本内科学会総合内科専門医
菅野 尚 (非常勤)  日本内科学会総合内科専門医
日本糖尿病学会専門医・指導医
日本内分泌学会専門医・指導医
コメディカル 看護師 慢性疾患専門看護師(予定)
高知県糖尿病療養指導士
日本糖尿病療養指導士
栄養士