血液内科・輸血科アピール
1.当科の紹介
造血器腫瘍の患者様に対して若年者のみならず高齢者に対しても積極的治療を行っており、QOLと重視しつつも治癒を目指した治療を行っています。
当科は、日本血液内科学会認定研修施設、非血縁者間骨髄採取・移植認定施設として、血液内科領域全般の外来・入院診療や造血幹細胞移植を行っております。
現在、常勤医師6名、併任医師(週1回)1名の診療体制で50名程度の患者様が当科に入院されています。当科は、岡山大学血液・腫瘍・呼吸器・アレルギー内科(第二内科)の関連病院ですが、多様な大学の出身者が従事しております(岩手医科大学、岡山大学、近畿大学、高知大学、自治医科大学、防衛医科大学(五十音順))。
またスタッフが若いのが特徴で、皆、元気に楽しく日常診療にあたっております。
主な造血器腫瘍の年間新規患者数は、
- 急性白血病(AL)で2017年33例、2018年29例、2019年15例
- 慢性骨髄性白血病(CML)で2017年6例、2018年7例、2019例4例
- 骨髄異形成症候群(MDS)で、2017年15例、2018年17例、2019年15例
- 悪性リンパ腫(ML)で2017年64例、2018年91例、2019年51例
- 多発性骨髄腫(MM)で2017年7例、2018年26例、2019年15例
でした。
現在、無菌室は9床(クラス1000を7床、クラス100を2床)を有しております。造血幹細胞移植の適応があり、施行可能な症例は積極的に移施行しております。
造血幹細胞移植件数(自家+同種)
2015年14件、2016年30件、2017年29件、2018年25件、2019年42件
造血幹細胞採取件数(自家+同種)
2015年15件、2016年33件、2017年22件、2018年23件、2019年35件
2.担当医
名前 | 卒年 | 専門分野・資格など | |
---|---|---|---|
医療局次長 | 今井 利 | 1995年 岡山大学医学部卒業 | 血液内科専門医・指導医 日本造血・免疫細胞療法学会認定医 |
科長 | 町田 拓哉 | 2004年 防衛医科大学卒業 | 血液内科専門医 日本造血・免疫細胞療法学会認定医 |
医長 | 岡 聡司 | 2010年 自治医科大学卒業 | 血液内科専門医 |
医長 | 浦田 知宏 | 2013年 岡山大学医学部卒業 | 血液内科専門医 |
副医長 | 入吉 宏紀 | 2016年 自治医科大学卒業 | |
副医長 | 葛目 亜弓 | ||
主査 | 松本 顕 | 2020年 岡山大学医学部卒業 |
3.取得可能専門医資格
総合内科学専門医、日本血液学会専門医、日本輸血学会認定医、日本造血細胞移植学会認定医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
4.研修期間
3年間
5.募集人数
数名程度
6.関連病院での研修
高知医療センター内科専門研修プログラムで指定された連携施設、特別連携施設での研修は可能です。
7.その他
全国的にも有数の血液疾患症例数を有し、非常に多くの臨床経験が得られます。
特に造血幹細胞移植件数は年々増加しております。中四国で有数の移植施設を目標としています。四国の病院で移植の症例を経験したい方にお勧めです。
血液疾患の診療・造血幹細胞移植を経験したい方、是非私達と一緒に頑張りましょう。
文責:血液内科・輸血科 科長 今井 利 2020年12月