こころのサポートセンター
こころのサポートセンター長からのご挨拶
こころのサポートセンターの精神科病棟は、1階に外来フロアを、2階に成人30床、児童14床の病棟を構えて診療を行っています。
成人精神科は、精神疾患をもつ患者の身体合併症の治療や重症の精神疾患治療、措置入院の受け入れ、休日輪番事業への参加など、公立病院に求められる医療を提供するよう入院医療に特化しています。現時点では、スタッフが充足していないこともあり、一般外来診療には制限をしております。外来診療を希望される方にはご迷惑をおかけしますが、ご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
児童精神科は、発達障害の早期発見・介入の必要性が、社会、教育の現場から指摘されており、大きなニーズがあります。発達障害の問題や虐待の問題は大変重要な問題です。児童青年期の危機介入の必要性やトラウマ治療、愛着障害への対処がいかに必要となっているかを強く感じます。中四国においても児童精神科医が専門病棟を持っている病院は多くありません。当センターでの児童精神科医療を地域の精神科医療に活かしていきたいと思っています。
当センターは救急・高度先進医療を担う他の診療科と連携をして治療を行なっております。また、医療のみでなく、行政、福祉、そして教育現場とも密に交流しています。当センターに求められていることは、人材を教育し育成することも求められています。精神科医師、看護師、研修医、コメディカルに対し、教育、研修の場を提供しています。成人・児童の入院病床を機能的に運営し、求められる機能の充実を図っていきたいと考えています。
こころのサポートセンター長 澤田 健