医療情報センター
医療情報センター長からのご挨拶
本年4月よりセンター長を拝命致しました西村です。いつも高知医療センター医療情報センターに格別の御配慮を頂き、誠にありがとうございます。
近年、オーダリングシステム、部門システム連携、電子カルテの導入からEHR(Electric Health Record)の構築と医療機関のICT化が推進され、日々大量のデータが発生し、システム管理、ならびに診療情報管理の重要性がますます高まってきています。医療情報センターでは、(1)電子カルテを含めた「システム管理部門」、(2)診療データ・経営データ・DPCデータ・パスの管理・運用を含めた「診療情報管理部門」を両輪として業務を行っております。
「システム管理部門」は、院内の統合情報システム(IIMS)の管理・運用、情報セキュリティの保守管理を担っています。また、高知県版のEHRである高知あんしんネット(KAN)とのネットワーク構築、地域連携パス拡充等、地域医療連携の推進も目指していきます。セキュリティに関しては厳格なセキュリティポリシーを持って情報漏洩、ウイルス感染等の防止にあたっていきます。
「診療情報管理(HIM:health information management)部門」は、病院の収入、すなわち、診療報酬の請求業務に深く関与するところです。その請求の根拠である診療録の質の向上に努め、さらに、DPCコーディングのチェック、院内がん登録等の症例登録、診療科からのデータ抽出の依頼、病院経営に関連する統計データの抽出・検証・加工・分析等の業務も行なっています。また、クリニカルパスの作成・運用を推進し医療の標準化を推進していきます。
医療情報センターがその機能を最大限に発揮することで、病院の診療上、経営上の戦略・戦術決定にかかわっていくとともに、患者さんの安全を守り、病院および地域の医療の質の向上を計る一翼を担っていくべく、一層の努力を続けていかなければならないと考えております。
今後とも引き続き、病院の縁の下の力持ち的存在としての「医療情報センター」に、温かいご支援、ご指導をいただきますよう、お願い申し上げます。
医療情報センター長 西村 裕之
医療情報センターのmission
- 患者さんの安全を守ります。
- 医療の質の向上をめざします。
- 病院の経営に貢献します。
医療情報センター
医療情報センター情報システム室では「システム管理」「診療情報管理」「文書管理」「データ管理」「クリニカルパス管理」の5つの業務を中心に運営をしています。