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中央手術センター

中央手術センター長からのご挨拶

中央手術センター長 岡林 雄大

 中央手術センターは全11室の手術室をチーム力で運用しています。手術件数年間約5000件を多職種が支えています。高知医療センターは厚生労働省に指定された「がん診療連携拠点病院」であり高知県下の「3次救命救急センター」「総合周産期母子医療センター」の役割も担っています。よって、あらゆる緊急手術に対応するとともに腹腔鏡や顕微鏡を用いた手術や難易度の高い術式に対応できる環境を整え人材を育成しています。手術の内容は診療科を問わず高齢化・重症化・高度化と多岐にわたり、手術件数は年々増加傾向にあります。しかし中央手術センターは手術件数を誇るものではなく、我々は「安全で確実な手術」を行い「患者さんに満足してもらえるように技術の高い手術を提供する」ことに力を注ぎたいと考えています。
 「医療の主人公は患者さん」で、「人が病気をもった状態が病人」なのであり「病気を治すのではなく、病気をもった患者さんを治す」ことが大事です。従って、病気とともに患者さんの状態を詳しく把握し診療にあたる必要があります。
 高知医療センターでは、患者さんと共に治癒可能性の限界に挑み「技術革新と病態生理に基づく安全確実な手術の提供」を行っています。そして「命と対峙する医療スタッフの育成」にも注力しています。私たちは最高技術の「手術」という医療技術を持って患者さんを治療していきます。それゆえ執刀医・麻酔科医・看護師などの周術期におけるチーム医療を基本とし、患者さんに安心して手術を受けていただけるように心がけています。術前から術後まで歯科医・歯科衛生士・薬剤師・栄養士・理学療法士・言語聴覚士・MSWも含めて「医療チーム」を結成し「患者さんをサポート」しています。医療スタッフ個々のスキルを向上させ社会的ニーズに応えつつ、県民の皆様の健康を支えていけるよう努力を行っています。

中央手術センター長 岡林 雄大