- HOME
- 診療科・部門
- センター
- 総合周産期母子医療センター
- 産科部門
- 助産師からの産科外来のご案内
助産師からの産科外来のご案内
産科外来
産科外来は入院棟のある4階にあり、入院棟と同一スタッフが担当しています。 私たちスタッフはお母さん方が安心して楽しく妊娠生活を過ごし、出産・育児に取り組むことができるよう妊娠初期から保健相談やマタニティークラス、母乳外来、助産師外来、2週間健診などの取り組みを行なっています。その一部をご紹介します。
保健相談
妊婦健診時に妊娠週数に応じて必要な時期に、助産師が保健相談をおこなっています。妊娠週数によっては医師の妊婦健診のみの場合もありますが、ご相談の際にはいつでも助産師が対応させていただきます。
ご自身の体調のこと、出産や育児の準備など、お気軽にご相談ください。
※テキストについて
当センターでは、妊娠中から産後まで使用していただけるテキストを作成しています。
(有料300円/冊)
バースプラン
バースプランとは、お母さんやご家族が自分たちらしくマタニティライフを過ごし、自分たちの満足できる出産ができるための、妊娠や出産、産後の育児についての計画書のことをいいます。お母さんやご家族が満足できる出産を迎えられることは、良い育児のスタートにつながると考えます。
当院では妊娠19週から妊娠32週を目安に産科外来でプランニング用紙に記入していただいています。満足のいく自分らしいお産に向けて、ご家族や私たちスタッフと一緒に考えてみましょう。
マタニティクラス
妊娠中の不安や疑問にお答えしたり、ご家族で妊娠・出産・育児についての知識を深め主体的に過ごしていただけるようマタニティクラスを定期的に開催しています。立ち会い出産を希望される方は、ご夫婦で第3講座(出産準備クラス)の受講をおすすめしています。また、お母さん同士の交流の場として色々なお話をする機会にもなります。是非ご参加下さい。
場所:4階 産科外来学習室
日時:下記参照
必要なもの:母子健康手帳、テキスト
(マタニティクラスは動きやすい服装でお越しください)
講座 | 日程 | 内容 | 対象 | 担当 |
---|---|---|---|---|
第1講座 | 第2水曜日 14:00~16:00 |
①妊娠中の栄養 ②体重コントロール ③妊娠中の過ごし方・妊婦体操 |
妊娠20週から32週頃 | 栄養士 助産師 |
第2講座 | 第3水曜日 14:00~16:00 |
①お産の経過と過ごし方 ②バースプラン ③病棟案内 |
妊娠32週以降 | 助産師 |
第3講座 | 第2・4水曜日 10:00~12:00 |
出産準備クラス (立ち会い出産講座) ①お産の経過と過ごし方 ②バースプラン ③病棟案内 |
妊娠28週以降 (立ち会い出産をされる ご家族1名と一緒に参加) |
助産師 |
第4講座 | 第4水曜日 14:00~16:00 |
①あかちゃんとの過ごし方 (沐浴、抱っこ、オムツ交換など) ①お産の経過と過ごし方 ②母乳哺育について (授乳姿勢、吸わせ方、分泌促進方法など) |
妊娠28週以降 (ご家族1名と一緒に参加可能) |
助産師 |
母乳外来について
当院では母乳外来を開設しています。当院で出産をされたお母さん、またあかちゃんがNICUに入院されているお母さんを対象としています。完全予約制となっていますので、事前に必ず予約をお願いします。
○日時:毎週水曜日 14、15時
○場所:4階 産科外来
○料金:2530円/1回
○相談内容:あかちゃんがなかなか母乳を吸ってくれない
お乳が張ったりしこりができて痛い
乳首に傷ができたり痛みがある
母乳だけであかちゃんの体重が増えているか心配 など
助産師外来
当院では助産師外来を開設しています。助産師外来とは、正常な妊娠経過をたどるお母さんを対象に、助産師が妊婦健康診査や保健相談を行う外来です。ゆっくりお話をしながら、安心してお産にのぞめるようにお手伝いをしていきます。自分らしいお産について助産師と話し合いながら、お産に向けて身体や心の準備をすすめ、自分で産む力を育てていきましょう。
○対象:助産師外来の希望があり、主治医の許可が得られた方(妊娠28週以降)
○日時:毎週木曜日 9時~12時(健診時間は1時間程度/人)
○場所:4階 産科外来
○料金:妊婦健康診査補助券が利用できます
○内容:妊娠28週から40週まで、助産師と医師が交互に妊婦健康診査を行います
・血圧、体重測定、子宮底長と腹囲測定、尿検査の確認、腹部の状態観察
・ノンストレステスト(36週以降)
・超音波で胎児の向きや羊水の量の確認(普段の健診よりもゆっくりとあかちゃんの様子やお顔などを確認します)
・内診(必要時)
・お母さんのニーズに応じた保健相談、マタニティーライフプランを一緒に考えます
興味のある方は産科外来で助産師までお声かけください。
産後2週間健診
出産後の数ヶ月は妊娠・出産にともなう体の変化と、あかちゃんとの新しい生活による時間や環境の違いが、お体の疲労だけでなく、気分の落ち込みやイライラなど、精神的に不安定となる場合があります。特に病院から帰った後の1週間はご自身のお体のこと、赤ちゃんのこと、母乳や育児などで戸惑うことがあるかと思います。産後2週間健診でお母さんとあかちゃんのお家での様子をお聞かせください。
○対象:当院でご出産されたお母さん
○日時:入院中に予約させていただきます。 健診時間の5分前までにお越しください。
○場所:4階 産科外来
○料金:高知県在住の方:産婦健康診査受診票を使用し無料
県外在住の方:4900円(お住まいの市町村に助成があるか各自問い合わせをお願いします)
○内容:血圧、体重測定、尿検査の確認、赤ちゃんの体重測定、黄疸のチェック、お母さんやあかちゃんの体調、母乳や育児等の相談
入院棟
入院棟(すこやかフロアB)は4階フロア西・南側にあり妊婦さんやお産後のお母さん、あかちゃんが入院しています。
病室:個室と4人部屋があります。
スタッフ
助産師(33名)、看護師(8名)で入院中のお世話をさせていただきます。 2020年11月現在、アドバンス助産師、NCPR(新生児蘇生法)アドバンスコース修了者、ALSO(妊産婦救急対応研修)、BLSO(病院前妊産婦救急対応研修)受講修了者が所属しています。
LDRについて
LDRはお産開始から出産・出産後2時間までを一つのお部屋で過ごす事ができるお部屋です。(L:陣痛、D:分娩、R:回復を意味しています。) あたたかい雰囲気のなかでバースプランに沿いながら、母児ともに安全なご出産を迎えていただけるようお手伝いいたします。
立会い出産について
当院では立ち会い出産ができます。原則妊娠37週以降の妊娠週数の方が対象で、立ち会いできるご家族は、配偶者もしくはパートナーのおひとりのみです。 未入籍の方の立ち会いはご遠慮いただいております。またお子さんの立ち会いや、帝王切開の立ち会いはできませんのでご了承ください。
詳しくは下記をご確認ください。
早期母児接触(いわゆるカンガルーケア)について
出産直後にお母さんの裸の胸であかちゃんを抱っこし、肌と肌を直接触れてスキンシップを図る方法として取り入れています。
必ず、スタッフが傍に居てお母さんとあかちゃんの様子を観察しながらおこなっています。
出産後の入院生活について
○入院期間:※産後の状態によっては変更になる場合があります
☆経腟分娩の場合
初産の方:分娩当日を0日目と数えて産褥5日目、経産の方:産褥4日目に退院
☆帝王切開の場合
予定入院の場合は手術の前日入院
初産・経産共に手術当日を0日目と数えて術後5日目に退院
○母児同室:
お母さんのお身体を回復させながら育児に慣れていただくことと、出生直後から頻回授乳をしていただき母乳分泌を促すことを目的として、基本的に出産後は個室で母児同室を行なっています。
一人ひとりのお母さんのご希望に寄り添いながら授乳方法を一緒に考えていきます。
※入院中のスケジュールについて、詳しくは産科外来でお配りするテキスト(有料300円/冊)をご参照いただくか、直接産科外来スタッフにご相談ください。
→お部屋の様子など写真を入れたい
○産褥・育児のおはなし・沐浴練習:
主に初めてご出産されたお母さんを対象に、退院後の生活や育児についてのお話や沐浴の練習等をしていただき、退院後の育児がスムーズにスタートできるようサポートしています。
○バースレビュー:
お母さんが妊娠中に計画してくださったバースプランを叶えることはできましたか?ご自身の出産体験を是非聴かせてください。
入院中の面会について
あかちゃんの感染予防等を考慮し、病室での面会は制限をさせていただいております。ご理解いただきますようお願い致します。
☆面会時間:13時30分~16時
☆病室でのあかちゃんとのご面会
あかちゃんのお父さんのみです。
また、小学生以下のお子さんのご面会はご遠慮いただいております。
☆上記以外の方のあかちゃんとのご面会は2人までで、あかちゃんをベビールームにお預かりして窓越しでの面会となります。
※2020年11月現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防ため、ご不便をおかけいたしますが入院中のご面会を制限させていただいております。
詳しくは添付ファイルをご確認ください。
MFICUについて
MFICU(Maternal Fetal Intensive Care Unit)は、ハイリスク妊娠(合併症妊娠、妊娠高血圧症候群、前期破水、胎児異常、胎盤位置異常、多胎妊娠、切迫流早産)の分娩前、分娩後の母体および胎児の一貫した集中治療を目的とした、母体・胎児集中治療管理室です。MFICU3床とMFICUの後方病床を配置し、ハイリスク妊産褥婦への24時間応需体制を整えています。
医師や専任の助産師・看護師、NICU看護師、その他スタッフが連携して継続的なケアを行なっています。