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セミオープン外来
高知医療センター産科・セミオープンシステムのご案内
1.セミオープンシステムとは
高知医療センターと登録施設が連携し、妊婦健診、出産、産後を診ていくシステムです。妊婦健診の内容を統一し、診療情報を母子手帳に詳細に記録し、共有させていただきます。
2.セミオープンシステムのメリット
- 妊婦健診の受診日や時間は、かかりつけ診療所の方が利便性が良い。
- 診療所、クリニックは診療時間外の夜間や休日までの対応は困難ですが、高知医療センターは総合周産期母子医療センターとして、24時間、産科医が勤務していますので、時間外の対応が可能です。
- 登録施設の妊婦さんは、それまでの診療情報がより確実に医療センター医師に共有されます。
- セミオープンシステムに登録された妊婦さんは、高知医療センターに通院中の患者さんと同様に対応します。
3.セミオープンシステムの対象者
- 登録施設で妊婦健診を受けており、高知医療センターで出産を希望されている方
- 妊娠初期リスクスコア自己評価票で、基本的には「0~1点」の低リスクの方。リスクが高いと判断された方は、高知医療センター産科で継続して、妊婦健診を受けていただきます。(2~3点は個別に検討します)
- セミオープンシステムの流れを理解していただける方
4.セミオープンシステムの流れ
- 登録施設で妊娠の確認、届出をしていただき、妊娠初期に診ておくべき検査(妊娠初期検査)を実施します。(検査項目は高知医療センターと同じ内容です)
- 登録施設の医師と共に、妊娠初期リスクスコア自己評価表でスコアをつけ、低リスクであることを確認していただきます。
- 妊娠23-24週前後で、必ず高知医療センターセミオープン外来を受診していただきます。以後、セミオープンシステムに登録されたことになります。セミオープン外来では、胎児超音波検査(自費 約7,000円:税込)と血液型の採血(自費約4,000円)を行い、分娩予約や今後の緊急時の受診についてご説明致します。
- 妊娠34週以後(あらかじめ帝王切開予定とわかっている方は32週以後)は高知医療センターでの妊婦健診になります。
- 産後2週間健診、1ヶ月健診は高知医療センターで実施します。
5.お願い
- 妊娠経過中の検査結果は全て母子手帳に記載されますので、必ず母子手帳を携行してください。また、念のためスマホに写真で取り込んでおくこともお勧めします。
- 登録施設での経過中、担当医師の判断で、高知医療センターでの妊婦健診に変更になることがあります。(早産のリスクが高い、胎児発育が心配など)
- 月の分娩予定者数が一定数を超えた場合は、セミオープンシステムの対象妊婦さんとしてお受けできないことがありますので、あらかじめご承知ください。
- 高知県の周産期医療の仕組みの中で、高知医療センターは優先的にハイリスク妊娠を担当する役割もあります。もし、ハイリスク妊娠、分娩が多くなりローリスク妊娠の対応が困難になった場合は転院をお願いする場合があります。ご理解をお願い致します。
2022年10月
高知医療センター 産科