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看護局

すこやか4A・NICU後方新生児室・すこやか4B

すこやか4A

看護管理者として大切にしていること(看護科長:橋本住香)

 入院という非日常的な環境の中で、入院している子どもたちとご家族にとって、安全で安心な最善のケアの提供を心がけ、子どもたちの成長・発達を支援していきたいと考えております。そのために、“わが子の専門家”であるご家族の方と、小児看護の専門家である看護師がともに“子どもにとって最善”を常に思い取り組んでいます。
 入院中においても成長・発達を続ける子どもたちの支援として、こいのぼり会、七夕会、夏祭り、クリスマス会など、保育士を中心に医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、ボランティアなど多職種が協働し楽しい催しを行っています。
 子どもたちとご家族が安心して看護を受けることができるように、小児看護の専門性を高めていくようなスタッフの育成や職場風土を目指しています。


私たちの看護実践

 小児フロアには、0歳から15歳までの全診療科の子どもたちが入院しています。感染症、慢性疾患、悪性腫瘍、NICU・GCU退院後の教育入院、検査や手術を受ける子どもたちへの看護を行っています。
 子どもたちが主体的に治療に臨めるように、そして入院生活が子どもたちにとって苦痛な体験ではなく成長につながるように、専門職が協力して子どもの発達に合わせた説明や環境調整に取り組んでいます。退院後も、継続した治療や処置が必要な場合や病気について周囲の理解を必要とする場合など、子どもとご家族と話し合いながら、保育園や幼稚園、学校への復学支援に取り組んでいます。
 院内の連携では、産科フロア、NICU、GCU、小児フロア、小児外来と連携を図っています。必要時にリソースナースを活用しながら地域の専門職とも協働し、“子どもにとっての最もよいこと”が継続される看護を目指しています。


部署教育の特長

 各月で目標を設定し、実地指導者を中心にチーム、部署全体で新人を育てる体制をとっています。パートナーシップマインドを大切にし、新人看護師をはじめスタッフ全員が、個々に合わせた成長ができる指導の継続や環境づくりに努めています。
 小児に必要な疾患の理解や看護についての部署教育の他、4階フロア全体での3部署合同看護研修会、医師や薬剤師など専門職による講義、事例検討などを計画し実施しています。 4階フロアには、小児看護専門看護師、認定看護師(不妊症看護・新生児集中ケア)も在籍し、スタッフが研修や看護実践を通して身近に看護を学ぶことができる体制をとっています。


NICU・GCU

看護管理者として大切にしていること(看護部長:岩崎美幸)

 生命の誕生と新しい家族の始まりを支える看護を大切に、スタッフ全員でご家族を支える看護を実践するよう心掛けています。出生後間もないこどもが、家族と離れ入院しなければならないことは、ご家族にとっても不安な出来事です。こども達が安全に治療を受け、ご家族が安心してこどもと面会できる環境を提供できるよう看護を行っています。こどもの成長・発達を促し、ご家族を支援するパートナーとしてご家族と信頼関係を築き、こどもの日々の頑張りとわずかな変化を感じ取る看護を心掛けています。
 個々のスタッフが、こどもとご家族にとって安心できるケアを提供し、少しでも早くこどもたちがご家族と一緒に生活できることを目指しています。また、近年は災害に対してスタッフの防災意識の向上、治療中のこどもとスタッフを守るための取り組みを行なっています。


私たちの看護実践

 NICUは出産予定日より早く出生した新生児、疾患をもって生まれた新生児が集中治療を受けるフロア、GCUは子どもが家庭で生活できるための成長・発達を支援するフロアです。NICUおよびGCUでは、こどもと家族、医療者間で相互に有益なパートナーシップを築き、新生児のケアを行うファミリーセンタードケア(Patient-and-Family-Centered-Care)を取り入れています。NICUおよびGCUに入院中のこどもはご家族と分離状態になるため、できる限りご両親がケアに参加できるよう面会時間は設定していません。
 こどもの成長・発達をケアするために、こどもと両親との触れ合いを大切に、親子関係作りができるようタッチングやカンガルーケア、新生児の反応に合わせたケア、処置や過剰な光刺激や音刺激による外的ストレスをできる限り減らすケアを実践しています。退院前には、ご家族に授乳や沐浴などの育児を経験して頂き、退院後の育児がスムーズに開始できるよう計画しています。必要な場合には、NICU入院児支援コーディネーターを中心にソーシャルワーカーや地域の保健師と退院後の育児支援体制を整えています。


部署教育の特長

 成長発達を支援するディベロップメンタルケアやポジショニング(子宮胎内で包まれているような体位)などケアに関する院内勉強会、小児看護や新生児看護に関する学術集会および講習会に参加し、知識や技術の習得を行っています。特殊な治療に使用する医療機器の取り扱いに必要な知識技術は、臨床工学技士による勉強会を開催しています。
 また、NICU・GCUのみでなく総合周産期母子医療センターとして小児・産科フロアとの合同学習会を行い、家族支援、母乳栄養の援助、接遇、災害、研修報告会などを共有し、共に学び合う機会を持っています。


すこやか4B

看護管理者として大切にしていること(看護科長:田渕良枝)

 出産をめぐる看護のスペシャリストとして、正しい知識と技術に基づいたケアを提供できる人材育成を目指しています。
 『次もここで出産したい』と思っていただけるためには、助産師、看護師としての確かな技術と知識、そして細やかに配慮した日々の対応が必要と考えています。助産師と看護師が自主性と行動力を発揮できるよう、環境を整え支援する努力をしています。また、スタッフ一人ひとりが、母と子の二つの命を守るチームの一員としての自覚を持ち、パートナーである産科・小児科医師、全医療スタッフと協力体制をとりながら個々のスタッフの力が発揮できるような職場をめざしています。


私たちの看護実践

 妊産婦さんが安心して妊娠期間を過ごし、出産・育児に取り組むことができるように妊娠中から産後まで継続性のある看護をめざしています。切れ目のないケアを提供できるように、院内の多職種や院外の地域母子保健担当者と連携をはかり家庭から病院、そしてまた家庭に帰っても安心した育児ができる体制を整えています。助産師が正常妊娠経過の妊婦さんを対象に助産師外来を行なっています。出産後もバースレビュー(お産の振り返り)を行っており、産後の育児サポートとしては、産後2週間健診・母乳外来など継続的なケアを提供できるようにしています。
 ハイリスク妊産婦さんには、胎児及び母体の集中的な妊娠・分娩管理を行うとともに清潔ケアや精神的援助、社会資源の情報提供にも力を入れています。臨床心理士と連携してこころのケアも充実できるようにしています。


部署教育の特長

 健康な妊娠・出産を、より安全に安楽にすごせるようにサポートできる人材育成を目的に取り組んでいます。 ハイリスク妊娠・分娩への対応も含めたシミュレーション研修や振返り勉強会を医療チームで行なっています。それらの研修内容や組み立ては、スタッフ自らが問題意識を持って必要とする課題をあげて行なっています。
 新卒助産師に対しては、院内の「新人看護師研修実施基準」に沿った研修を実施するとともに、日本看護協会「助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)」に沿って部署内で研修を行っています。
より実践能力の高い自律した助産ケアができる助産師の育成に向け、助産経験に応じた助産実践能力評価認定のための研修も取り入れています。