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ほがらか5A・ほがらか5B

ほがらか5A

看護管理者として大切にしていること(看護部長:関正節)

 私が看護師として大切にしていることは、患者さんにとって何が幸せかということを考え守ることです。病気を克服して元気になることはもちろんですが、病気を持ちながらでも今までの生活にできるだけ近い状態で過ごすためにはどうすれば良いか、患者さんが生活の中で大切にしたいものを一緒に考え、守っていきたいと思っています。
 管理者としては、何よりも患者さんの安全を守る事、そして安楽に安心して治療を受けられる環境を整えることが大切だと考えます。そのためにスタッフと一緒に必要な知識や技術を高め、患者さんの気持ちに寄り添える看護を目指します。スタッフの1人ひとりがその個性をお互いに認め合いながら、健康で活き活きと看護ができること、そしてチームで力を合わせて患者さんの支援ができることを目指しています。


私たちの看護実践

 泌尿器科・婦人科・移植外科・消化器外科/一般外科・腎臓内科の患者さんが、手術や検査、抗がん剤治療・放射線治療・緩和医療などの目的で入院されています。
 腎移植や人工肛門造設などで新しい生活への適応が必要な患者さんには、セルフケアの習得をめざし、ご家族を含めた指導を行っています。また腎移植前には関連部署とカンファレンスを持ち連携を深めています。抗がん剤治療・放射線治療を受けられる患者さんには、患者さん自身で副作用対策ができるように、医師や薬剤師・管理栄養士らと共に指導を行っています。病期が進行した患者さんには、緩和ケアチームと共に症状緩和を行い、患者さんやご家族が穏やかな生活を送ることができるように支援しています。
 入退院の多い部署ですが、患者さんやご家族の心に寄り添えるようにスタッフ全員でがんばっています。


部署教育の特長

 新人看護師教育は、実地指導者リーダーを中心に新人看護師1名に対し実地指導者2名体制で取り組んでいます。新人看護師の個性や習得状況に合わせた指導を心がけ、部署全体で新人看護師を育てていきます。また指導者と新人看護師もパートナーとして、看護の質の向上とお互いの成長を一緒に目指していきます。
 継続教育は、部署で年間教育プログラムを作成しており、泌尿器科・婦人科疾患の勉強会は、医師の協力を得てシリーズで開催しています。また、県内唯一の腎移植を行なう施設であり、部署からは日本臨床腎移植学会に毎年参加し、症例発表も行なっています。


ほがらか5B

看護管理者として大切にしていること(看護科長:小島純子)

 一人の人間としてできる限り人との関わりをもつこと、患者さんやご家族の不安や緊張を和らげ、よりよいサポートのできる看護師であり続けることを大切にしています。また、広い視野で物事を柔軟に考え対応でき、様々な気づきを常に感じられるような感性を磨き続けていきたいと考えています。
 看護管理者としては、スタッフとコミュニケーションをとりながら、各自の個性を活かした看護や人間らしさを一緒に追求していきたいと考え、日々の業務に共に取り組んでいます。
 入院された患者さんが、できるだけ早期に地域社会に戻り安心した生活を送ることができることを目標に多職種と共に支援していきます。


私たちの看護実践

 ほがらかフロアはがんセンターを有しており、ほがらか5Bでは消化器外科/一般外科、乳腺甲状腺外科を主とした患者さんが入院されています。主に、肝臓・膵臓、大腸・直腸のがんの患者さんが多く、その中でも腸の手術を受けられる患者さんは人工肛門を造設される方が多数いらっしゃいます。現在、入院期間が短くなっており、装具交換の自立に向けて術後早期より患者さんやご家族に対して装具交換の指導を開始しています。そして、退院・転院先で困らないように個別性のあるリーフレットの作成なども行っています。また、多職種でのカンファレンスを行い、患者さんやご家族の思いを尊重しつつ、患者さんが入院された時と同じ日常生活レベルで退院できるように支援させて頂いています。


部署教育の特長

 新人看護師1名につき、2名の実地指導者が1年間かけて指導を行っています。新人看護師それぞれのペースに合わせ、新人看護師の個性を大事にした指導を心がけています。不安なことなど何でも相談しやすく、明るい雰囲気の部署です。
 消化器外科(食道・膵臓・肝臓・胆嚢・大腸・直腸など)、乳腺・甲状腺外科の手術を中心に、化学療法や検査・処置なども多い部署です。これらの疾患・看護の学習会を企画し系統立てた部署教育を行っています。
 特に、ストーマケアについては、1年目の看護師でも基本的な装具交換ができるようなサポート体制をとっています。また、早期退院に向けて患者さんやご家族への適切な指導ができることを目指した研修プログラムを展開しています。