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にこやか6A・SCU

にこやか6A・SCU

看護管理者として大切にしていること(看護科長:畑山峰)

 看護師とは、療養上の世話又は診療の補助をする者とうたわれています。現在は、医療の高度化や複雑さから診療の補助が重視されがちですが、私は「療養の世話」を大切に患者さんやご家族に関わっていきたいと考えています。特に、高齢の患者さんは自宅から病院という環境の変化への順応が難しいことが多くあります。そのため、自宅で生活していたように洗面は洗面所で鏡を見ながら行い、食事はベッドから離れて行なうなど日常生活援助を行なうことを大切にしています。このような患者さんやご家族の生活に寄り添う看護ケアを提供させて頂くことで、看護師は患者さんの病状が回復されることを実感し、看護師としてのやりがいを感じ活き活きと働くことができると考えます。


私たちの看護実践

 脳神経外科・耳鼻咽喉科・消化器内科/腫瘍内科・総合診療科の患者さんへの看護を行っています。
 脳神経外科領域では、脳卒中を発症した患者さんの社会復帰には、発症早期からリハビリテーションを行うことが最も有効とされています。脳卒中ケアユニット(SCU)もあり、多職種と連携をとりながら、食事・清潔・排泄などの基本的生活動作が患者さん自身でできることを目標に、日々の看護ケアを実践しています。また、患者さんが他の医療施設に転院される場合も、これまでの看護が継続できるよう、脳卒中地域連携パスを活用した転院調整を行っています。
 耳鼻咽喉科領域では、手術・抗がん剤や放射線療法が行なわれています。また、消化器内科では、内視鏡的検査や治療を行っています。私たちは、その治療や検査が安心・安全に受けられるように患者さん・ご家族に看護を実践しています。


部署教育の特長

 新人看護師には、新人1人に対して実地指導者2名が担当となり、診療科ごとの看護実践や看護技術、患者さん・ご家族への対応など細やかな指導を1年間かけて行っています。また、2年目以降の看護師にも先輩看護師が良き指導者・相談相手となり、部署全体で看護のスキルアップを目指しています。
 パートナーシップナーシングを取り入れ、ペアでお互いを補完し合い、お互いが育ち、向上し合う取り組みを行っています。また、年間を通して、部署に必要な知識や技術は研修計画を立て実施しています。