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さわやか8B

さわやか8B

看護管理者として大切にしていること(看護科長:野田妙子)

 患者さんやご家族は、これまでの人生経験や今置かれている状況から感じるさまざまな思いがあります。その思いに寄り添うことを大切にしています。また、患者さんにとってのゴールを医師や多職種と一緒に考え、患者さんとご家族の生活、外来や地域での看護につないでいきたいと考えています。
 そして、患者さんとご家族に安全で安心できる看護を実践するために、一人ひとりの看護師が、お互いの強みを活かして学び支え合い、健やかで明るく、看護にやりがいを感じることができるような職場作りを目指しています。
 患者さんとご家族、ともに働く仲間、多くの関わる人たちとお互いの価値を認め、思いやりをもつことが、信頼関係につながります。患者さんとご家族とのこころのつながりと、仲間とのこころのつながりを大切にしています。


私たちの看護実践

 整形外科・歯科口腔外科・消化器内科の患者さんが、検査や手術、抗がん剤治療等を目的に入院されています。整形外科では、受傷により日常生活の再構築を余儀なくされる患者さんも多く、患者さんのこころに寄り添いながら、身体機能の改善を目指した看護を行っています。また、高齢患者さんが多いため、安全に配慮しながら早期離床・リハビリに努め、患者さんが穏やかに療養生活を過ごせることを目標としています。
 歯科口腔外科では放射線治療を受けられる患者さんも入院されており、副作用による口内炎や皮膚炎など苦痛を生じることがあります。治療期間も1か月以上となるため多職種と情報共有しながら症状緩和に努めています。
 看護師、医師、ソーシャルワーカー、理学療法士、薬剤師、管理栄養士など多職種でカンファレンスを行い、医療チームの連携を大切にし、多角的な視点で患者さんをとらえて、より良い医療を提供していきます。


部署教育の特長

 新人看護師には、1年間2名の実地指導者がペアとなり、看護師としての第一歩をサポートします。実地指導者、実地指導者リーダーを中心に計画した目標に向けて、新人看護師の個性やペースにあわせた指導・支援をしています。
 部署教育では、疾患についての理解や看護の知識・技術を習得する教育、また、看護をする上での倫理的課題などのプログラムを展開しています。
 お互いに看護のこころと技を伝えるとともに、私たちの看護をともに育て合う部署教育を目指しています。