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外来・患者支援センター・地域医療連携室

外来

看護管理者として大切にしていること(看護科長:山本ひとみ)

 看護職には、患者さんとのコミュニケーションはもちろんのこと、スタッフ間でのコミュニケーションがとても大切であると考えています。最近はスタッフの年齢層も低くなり、経験の浅いスタッフは、看護だけでなく、接遇や倫理面などの様々な場面において判断に迷うことも多くあると思います。それらを言葉に表し、みんなで考えることによって、よりよい対応を考えることができればと思います。そして、このような活動をスムーズに展開するための環境づくりをすることが管理者の重要な役割であると考えます。そのためには、日頃からスタッフ同士のコミュニケーションを大切にし、よい人間関係を保つことができるよう努めていく必要があります。それぞれのスタッフの能力や考え、個性を知り、それらを引き出す関わりができる管理者でありたいと考えています。

私たちの看護実践

 高知医療センターの40診療科を受診される患者さんの外来診療をサポートしています。患者さんが安心して適切な医療を受けられるように、外来コンシェルジュが総合受付や地域連携室と連携をとりながら患者さんのご案内、相談、調整などを行っています。点滴や医療処置などの治療を受けられる患者さんには、安全で安楽に治療を受けていただけるように、全科の注射や処置を集約して外来ケアルームと注射処置室で行なっています。また看護師による子育て相談、不妊看護相談、リンパ浮腫外来、禁煙外来、糖尿病療養指導、フットケアなど看護相談を設けています。

部署教育の特長

 外来で行う検査や処置、新しい薬剤などについて定期的に学習を行っています。それぞれの看護師の経験や強みを活かしながら、お互いの知識や技術を共有できるよう心がけています。接遇研修と倫理研修は医療機関における接遇の向上、医療者の倫理的感性を高めるために、毎年行っています。
 がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師、がん放射線療法看護認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師らが入院フロアと連携をとりながら、外来での患者さんの療養支援を行なっています。専門看護師、認定看護師らとともに働くことで、それぞれの専門性を生かした質の高い看護を身近に学ぶ事ができる体制をとっています。

患者支援センター

看護管理者として大切にしていること(看護科長:早瀬仁美)

 患者支援センターでは、患者さん・ご家族からいつでも相談してもらえるような雰囲気づくりを心がけています。些細なことでも言葉に出していただき、患者さんが考えていることをタイムリーにキャッチすることで信頼関係につなげられるのではないかと考えています。また、一人ひとりの患者さんの人生の中で、大切にしていることを患者さんご家族と共有し、入院フロアにつなげていきます。
 看護管理者としては、患者支援センターと地域医療連携室が一体となり、スタッフがやりがいを持って生き生きと活躍できる環境となるように努力しています。そのためにもスタッフ間のコミュニケーションを大切にして、何でも話し合える関係性を築きたいと考えています。多職腫のチームワークが重要ですので、風通しの良い職場となるよう部門間・職種間のパイプ役になることを心がけています。

私たちの看護実践

 患者支援センターでは、入院される患者さんが、納得して安全に安心して治療を受けることができるよう、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、医療事務職員などの多職種チームで入院前から患者さんをサポートしています。
 看護師が行なう入院前患者支援(多職種介入)では、これまでは入院後に実施していた看護問診(病歴、入院までの経過や日常生活の様子など)を入院前に行い、入院に向けての準備や入院後のスケジュールなどについて説明しています。入院前から入院生活をイメージできるように、わからないことや不安なことに対応し、患者さんが安心して入院できるように関わっています。介護サービスを利用中の患者さんには介護支援専門員(ケアマネージャー)と情報共有し、入院後の治療や看護、退院後のサービス継続に活かせるよう、入院前から入院フロア看護師や退院支援職員と情報共有しています。
 患者支援センターのもう一つの重要な役割は、入院する前に患者さんの検温や感染症徴候などの聞き取りを行い、ウイルスや感染症を院内に持ち込むことが無いように、医師や多職種と連携して適切な入院に繋げられるよう関わっています。

部署教育の特長

 患者支援センターの対象患者さんは小さなお子さんからご高齢の方、様々な診療科で治療を受けている方々のため、幅広い医学的知識やそれぞれの年代の発達段階の特徴を理解して関わることが大切となります。
 また、全身麻酔で手術を受ける予定の入院患者さんが来室するため、呼吸訓練指導などエビデンスに基づいた手術前指導ができるように勉強会を開催しています。
 各スタッフは、地域包括ケアシステムの理解を深めることや、診療報酬、介護保険、在宅サービスなどについて、正しい知識を習得するために日々研鑽しています。

地域医療連携室

看護管理者として大切にしていること(看護科長:早瀬仁美)

 看護師、ソーシャルワーカー、医療事務など、職種や立場、専門性の違いを越えて多職種が協働する職場です。看護管理者として、日頃から大切にしていることは、患者さんそれぞれが生きてきた背景を大切にして、退院後の療養生活を一緒に考え支援することです。患者さんやご家族の人生に寄り添い、意思決定支援をしていきたいと考えています。
 年々増加している退院支援のニーズに対し、地域医療連携室では病院と地域をつなぐ窓口として、急性期医療の必要な患者さんの入院前から治療後の療養まで、各地域の多職腫と情報共有しながら、切れ目なくスムーズな支援が継続できるように関わります。患者さんとご家族の尊厳を守り、願いに寄り添った看護が提供できるよう、院内の看護師と地域医療関係者の顔が見える連携体制をつくっていきたいと考えています。

私たちの看護実践

 看護師とソーシャルワーカーが協働し、入院前からチームで情報共有を行い、患者さんとご家族が安心して次の目標に向かえるように在宅療養を含めた退院支援や転院調整を実践しています。各フロアに配置された退院支援看護師とソーシャルワーカーは、患者支援センターと連携し入院前からの情報を活かしながら患者さんがもっとも適した生活の場に移行できるよう支援しています。地域の医療機関や福祉施設への訪問、地域連携交流会等で意見交換の機会を持つことにより『顔の見える連携』をより充実させたいと考え、活動しています。また、患者さんを中心とした退院前カンファレンスを行い、地域の訪問看護師やケアマネージャーの皆様とより良いパートナーシップを築いています。

部署教育の特長

 退院支援看護師として必要な地域の医療・福祉制度の知識や最新の情報を常にリサーチしています。また、入院フロアの看護師に対して研修会を開催し、患者さんやご家族にとって、より良い退院支援について学びを深めています。
 さらに、地域の医療従事者や一般の方を対象とした地域医療連携研修会を開催し、地域の医療機関との連携を強化することで、患者さんが住み慣れた地域で安心して生活できる環境作りにも取り組んでいます。