薬剤局
薬剤局長からのご挨拶
高知医療センター薬剤局では開院より各病棟に薬剤師を常駐し“顔の見える臨床薬剤師”を目指し業務に取り組んでいます。
医療を取り巻く環境は変化し、それに伴い薬剤師の役割も変化してきました。薬中心の“対物業務”から、より患者さんに向き合う“対人業務”への転換が求められ、個々の患者さんに適した処方提案や医薬品の安全確保、治療計画立案への参画が期待されています。
医療の現場では種々多様な医薬品を使用しますが、治療の為に使用する医薬品もあれば、医療機器等で使用する医薬品もあります。薬剤師は、それらの医薬品の有効性と安全性を評価し副作用発現を未然に防ぐ責務を担っています。私たちは医薬品に関する正しい情報を医療スタッフや患者さんに提供し、医薬品の適正使用や安全管理に寄与します。 薬剤局では調剤、病棟薬剤業務は勿論のこと、チーム医療として感染制御・抗菌薬適正使用支援チーム、栄養サポートチーム、緩和ケアチーム、褥瘡チーム、リエゾンチーム、術後疼痛管理チーム、糖尿病教室、心臓リハビリ教室など他職種と協働し活動しています。また、令和4年度には念願の病棟薬剤業務実施加算1の算定も開始しました。
昨今、医療現場では働き方の見直しがされていますが、当院薬剤局も3交代制勤務から変則2交代制勤務に変更し、十分な勤務間インターバルを取得できる体制としました。
最後になりましたが、これからも県民市民の皆さまが安心・安全で納得できる質の高い医療の提供に貢献できますよう、薬剤局職員一丸となって業務を行っていきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
2023年4月
薬剤局長 公文 登代