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SAP・rtCGM・isCGMってなに?

SAP・rtCGM・isCGM

①SAP:1型糖尿病・膵全摘後の患者さん

インスリン自己分泌が完全に枯渇した場合、血糖変動幅が大きくなるためにインスリン調整が困難になり、高血糖や低血糖を繰返すことがあります。
SAPはインスリンの自動注入機能により、低血糖リスクを抑え、よりよい血糖コントロールに役立ちます。

②rtCGM:1型糖尿病・膵全摘後の患者さん、著明なインスリン自己分泌の低下を認める患者さん

rtCGMは、低血糖リスクを最小限に抑える目的で導入を勧めています。アラーム機能により低血糖前にお知らせ音がなることで、低血糖を回避することが出来ます。

③isCGM:インスリン・注射薬を使用している全ての患者さん

isCGMにより過去の血糖変動記録を振り返ることができ、低血糖を発見するのに役立ちます。また、特に血糖変動が大きいかたや厳格なコントロールが必要な患者さんに、生活の血糖への影響を自身で確認出来るために、治療の安定化やよりよい療養行動を促す効果があります。

※低血糖を繰返している患者さんへは導入を強くお勧めします。
※どれも機械の装着や手技導入が煩雑で注意点が多いため、導入後3ヶ月程度は外来で通院と調整を行います。