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抄読会

最新文献紹介

2022年

PMIDをクリックするとpubmedのページにリンクします。
日付 2022年5月17日
担当 今井 利
タイトル Ivosidenib and Azacitidine in IDH1-Mutated Acute Myeloid Leukemia
PMID 35443108
著者 Pau Montesinos
文献 NEJM
要旨 IDH1変異陽性AML患者に対するIDH1阻害剤であるイボシデニブとアザシチジン併用療法による第3相試験の結果報告。イボシデニブ500mg/日とアザシチジン75mg/m^2 7日間とプラセボ+アザシチジンを比較。
12ヶ月時点の推定EFSはイボシデニブ+AZA群で37% プラセボ+AZA群で12% 生存期間中央値はイボシデニブ+AZA群で24ヶ月 プラセボ+AZA群で7.9ヶ月であった。GradeⅢ以上の有害事象としてはイボシデニブ+AZA群:プラセボ+AZA群として FNは28%:34% 好中球減少症は27%:16% がみられた。出血性イベントは41%:29% 分化症候群は14%:8%であった。

日付 2022年5月10日
担当 町田 拓哉
タイトル Narsoplimab,a Mannan-Binding Lectin-Associated SerineProtase-2 Inhibitor,for the Treatment of Adult Hematopoietic Srem-Cell Transplantation-Associated Thrombotic Microangiopathy
PMID 35439028
著者 Samer K Khaled
文献 J Clin Oncol
要旨 HSCT-TMAに対するMASP-2インヒビターのナルソプリマブの安全性と効果について評価。ナルソプリマブ投与によりlaboratory TMAマーカー(血小板数とLDH)は61%の患者で改善し,臓器機能は74%の患者で改善が見られた。主な有害事象は感染症であったがナルソプリマブ投与による100日生存率の上昇がみられた。

日付 2022年4月26日
担当 岡 聡司
タイトル A phase3, open label,randomized study of asciminib STAMP inhibitor,bostinib in CML,after 2 or more prior TKIs
PMID 34407542
著者 Delphine Rea
文献 Blood
要旨 STAMPを特異的に標的とするBCR-ABL1阻害剤のアシミニブをCML-CP患者においてボスチニブと比較した。血球減少やアミラーゼ上昇、若干の心血管イベントにおいてはアシミニブの方が多かったが、Grade3以上の有害事象や治療中止に至る有害事象はアシミニブの方が少なかった。また24週目のMMR率もアシミニブで25.5% ボスチニブで13.2%とアシミニブの有効性が示唆された。

日付 2022年4月21日
担当 松田 真幸
タイトル Measurable residual disease response and prognosis in treatment-naïve acute myeloid leukemia with venetoclax and azacitidine
PMID 34910556
著者 Keith W Pratz
文献 JCO
要旨 AZA+VenによるAML治療においてCRcおよびMRD(10^-3)を達成した患者の転帰を調査。MRDが陰性化することはDoR EFS OSに影響していることが示された。

日付 2022年4月5日
担当 藤下惠悟
タイトル Relapse and Disease-Free Survaival in Patients With Myelodysplastc Syndrome Undergoing Allogeneic Hematopoietic Cell transplantation Using older Mtached Sibiling Donors vs Younger Matched Unrelated donors
PMID 35024768
著者 Guru Subramanaian Guru Murthy
文献 JAMA Oncol
要旨 MDSに対するHLA8/8適合同種移植に関して50歳以上の血縁ドナー(高齢MSD)と35歳以下の非血縁ドナー(若年MUD)を比較した報告。若年MUD vs 高齢MSDで 5年DFSは30.6%, 24.9% 移植後5年累積再発率は37.3%,49.6% NRMは32.2%,25.5% GVHDは48.3%,39.3%であった。(若年MUDの方が原病のコントロールつきやすいがGVHDが多かった)

日付 2022年3月31日
担当 今井 利
タイトル Acute promyelocytic leukemia current treatment algorithms
PMID 34193815
著者 Musa Yilmaz
文献 Blood Cancer J
要旨 APLに関するレビュー、肥満とヒスパニック系がリスク因子、WBC1万未満の低リスク群ではATRA+ATOによる寛解導入療法・地固めが標準で維持療法は基本的にしない。またATOはBBBを通過するため髄注もしない。一方でDSを発症しなくても体液貯留に傾きやすいほかQT延長や肝障害も発症しやすい。高リスク群でもATRA+ATOに加えてIDAまたはGOで分子学的寛解に到達すれば維持療法は不要。ATO未使用例では維持療法を考慮する。再発は3年以内に多くその場合にはATRAよりもATOやGOの方が効果を得られやすい

日付 2022年3月24日
担当 町田 拓哉
タイトル Dasatinib-based 2-step induction for adults with Philadelphia chromosome-positive acute lymphoblastic leukemia
PMID 34516628
著者 Isamu Sugiura
文献 Blood Adv
要旨 Ph-ALL患者78名(年齢中央値44.5歳・3/4で付加染色体異常あり・Major BCR-ABL陽性例が2割)に対してDA+PSLによる寛解導入療法とDA併用強化地固め療法によって全例が血液学的寛解に到達し52.6%がMRD陰性化を達成した。最終的に74.4%がCR1で移植に到達し3年EFS/OSは患者全体で66.2/80.5%、CR1で移植した患者では72.1/87.9%だった。Minor・Majorの違いや前処置強度は生存に影響を与えなかったが付加的染色体異常陽性例や移植前MRD陽性ではOSが有意に悪化した。ただし移植前MRD陽性例のOS悪化は再発ではなくNRM増加によるものであり無理な移植をした可能性もある。移植後再発した10名のうちBCR-ABL変異陽性例は8名で認められたがT315I変異陽性例はそのうち3名のみで、全体で5名は2nd SCTで救命が出来た。一方で移植前に再発した患者では全例でT315I変異が検出されていた。

日付 2022年3月17日
担当 藤澤 佑香
タイトル Maribavir for refractory cytomegalovirus infections with or without resistance post-transplant: results from a phase 3 randomized clinical trial
PMID 34864943
著者 Robin K Avery
文献 Clin Infect Dis
要旨 移植後(6割が臓器移植、4割が造血幹細胞移植)に対する治療抵抗性のCMV感染症(2週間以上CMVに対する治療をしてもCMV-DNAが1log以上低下しない症例)に対してMaribavir800mg/dayを内服した場合、GCVやVGCV、FCNやシドホビルなどの従来治療と比較して治療開始8週間後のCMVの消失率が23.9→55.7%に改善しその効果は治療終了後も持続した。副作用として味覚障害を認めたが重症度は軽微で治療完遂率も従来治療の31.6%代比較して77.9%と高かった。治療効果は年齢やDNA量に関係なく認められた、一方で基質がP糖蛋白である関係で免疫抑制剤の濃度が上昇するほかBBBを通過しないためCMV網膜炎や脳炎には無効である点に注意。またUL97を阻害するため標的が同じGCVとの併用は不可。

日付 2022年3月10日
担当 岡 聡司
タイトル Timig of high-dose methotrexate CNS prophylaxis in DLBCL: an analysis of toxicity and impact of R-CHOP delivery
PMID 32761231
著者 Matthew R Wilson
文献 Blood Adv
要旨 CNS再発高リスクの未治療DLBCL(年齢中央値61歳、男性6割、進行期8割、LDH高値7割、PS不良1/4、DHL3%、節外病変2か所以上5割、CNS-IPI高値5割、CNS浸潤なし)に対してR-CHOP療法6コースに加えてCNS再発予防の大量MTX(3g/m^2以上)を加える際にR-CHOP療法の途中で大量MTXを投与するのとR-CHOP療法6コース後に大量MTXを投与するのでは、途中投与の場合に粘膜障害やFNが有意に増加する一方で3年CNS再発率とOSとPFSは6.8/71.2/80.6%と最後に投与する場合の4.7/76.3/85.3%と比較して有意差を認めなかった。大量MTXを最後に投与した群ではPS不良でCNS-IPI高値の患者が多かったためR-CHOPを遅延させないことが予後の悪化を打ち消した可能性がある(ただし髄注の頻度は多い)。

日付 2022年3月3日
担当 松田 真幸
タイトル Response-adapted postinduction strategy in patients with advanced-stage follicular lymphoma: the FOLL 12 study
PMID 34709880
著者 Stefano Luminari
文献 JCO
要旨 未治療進行期FL(60歳以上が半数、6cm以上のbulky病変ありが56%、LDH上昇例が2割)に対して寛解導入療法(R-CHOP6割、BR4割)+R単剤2コース施行後にPR以上を達成した患者ではPET-CTでCMRかつ末梢血中のBCL2-IgH転座PCRが陰性であった場合でも2年間のリツキシマブ維持療法をした場合と比較して無治療経過観察の場合では3年PFSが92→78%に悪化する。同様にCMRかつMRDが陽性の場合にリツキシマブをweeklyに4回追加場合も維持療法と比較してPFSは悪化した。この傾向は年齢やR-CHOP/BR療法の選択に関わらず移管していた。逆にCT上PR以上でもPET-CTでCMRでない場合にIbritumomab Tiuwetanをリツキシマブ維持療法に加えて行なった場合、有意差はないものの2年PFSは3年PFSは50→70%に改善した。

日付 2022年2月24日
担当 藤下 惠悟
タイトル Axicabtagene Ciloleucel as second-line therapy for large B-cell lymphoma
PMID 34891224
著者 Frederick L Locke
文献 N Engl J Med
要旨 初回治療抵抗性または1st CR達成後1年以内に再発した大細胞型B細胞性リンパ腫患者(年齢中央値59歳、65歳以上が3割、DLBCLが7割、HGBL16%、DELが3割、GCB型6割、初回治療抵抗例では74%、LDH上昇が5割)に対する二次治療として通常の救援化学療法からの自家移植(ただし実際に自家移植を出来たのは34%)と比較してAxi-cel(目標細胞数2.0×10^6/kg、前処置FLU+CY)では割り当てられた患者の94%が実際にAxi-celの輸注が出来、CR率が32→65%に2年EFSが16%→41%に改善した。2年OS52%→61%と有意差はなかったもののこれは標準治療群のうち約半数がその後CAR-T治療を受けた影響と考えられた。治療効果は全てのサブグループで認められた一方でGrade3以上のCRSを6%認め、3割の患者で輸注1ヶ月後もGrade3以上の血球減少を認めた。

日付 2022年2月17日
担当 今井 利
タイトル Idecabtagene Vicleucel in relapsed and refractory multiple myeloma
PMID 33626253
著者 Nikhil C Munshi
文献 N Engl J Med
要旨 最終治療から2ヶ月以内に再発・治療抵抗性となったMM(年齢中央値61歳、診断から治験参加まで中央値6年、5割が骨髄中のplasma50%以上、4割がEMD陽性、1/3が高リスク染色体異常あり、8割がIMIDs・PI・抗CD38抗体全てに抵抗性)に対するBMCAを標的としたCAR-T療法を評価した第Ⅱ相試験:治験参加者のうち9割が実際にCAR-T輸注が出来た。治療効果は患者年齢や高リスク染色体異常・EMDなどは関係しない一方で細胞数依存性で、4.5×10^8の細胞数を輸注した場合は81%がVGPR以上、39%がCR以上の効果を得て中央値12.1ヶ月のPFSを達成。CRとなった患者のうち79%がNGS法によるMRDが陰性化した。一方で輸注1年後にも36%の症例でCAR-T細胞が残存しているものの最終的に8割以上が再発した。BMCA欠損による再発はまれ多くはBMCAが残存したまま再発した(抗Ide-cel抗体が出来た)。CRSや神経毒性は用量依存性で4.5×10^8の細胞数を輸注した場合はそれぞれ96/20%で発症した。一方で血球減少は用量非依存性で他に出血傾向やCMV・アスペルギルス感染も多かった。

日付 2022年2月10日
担当 町田 拓哉
タイトル Measurable residual disease response and prognosis in treatment-naïve acute myeloid leukemia with venetoclax and azacitidine
PMID 34910556
著者 Keith W Pratz
文献 JCO
要旨 未治療AML286名に対してAza+VENによる寛解導入療法を行ないCRcを得られた190名中MCFによるMRD(感度は10-3レベル)を評価し他164名のうち67名が少なくとも1回はMRDの陰性かを確認した。MRDの陰性化率はNPM1変異陽性例で80%と最も高く、MRDが一回でも陰性化した場合はEFS・OS共に改善した。化学療法4コース後移行でMRDの陰性化した例も半分近くを占めておりこれらの例でもOSは同じように良好であった。

日付 2022年2月3日
担当 藤澤 佑香
タイトル Interferon therapy for pregnant patients with essential thrombocythemia in Japan
PMID 32965639
著者 Yoko Edahiro
文献 Int J Hematol
要旨 本邦における妊娠したET患者9名に対するIFN+アスピリン/ヘパリンの効果を評価した後方視的研究。アスピリンは妊娠36週以降より未分画ヘパリンに切り替え産後6週まで継続。 高リスク例(Plt>150万以上、血栓・出血既往、流産・妊娠高血圧症歴あり・JAK2V617F変異陽性)に対してIFN300万Uの週3回投与で5名は血小板30~40万まで低下し他は600万Uの週3回投与で血小板数低下を認めた。8名が経腟分娩で出産でき出生児の健康状態に問題はなく母体の副作用も軽微であった。ただしtriple negativeの症例ではIFNの奏効が乏しかった。

日付 2022年1月13日
担当 岡 聡司
タイトル Polatuzumab vedotin in previously untreated diffuse large B-cell lymphoma
PMID 34904799
著者 Herve Tilly
文献 N Engl J Med
要旨 未治療のDLBCL(年齢中央値65歳、7割が白人、9割が進行期、約半数が複数の髄外病変あり、約43%がバルキー病変あり、LDH正常例が3割、ABC型が3割、DEL/TELが4割、DHL/THLが1割弱)に対して21日周期のPpla-R-CHP(Pola1.8mg/kg, R375mg/m^2, CY750mg/m^2, DXR50mg/m^2)はR-CHOP療法と比較して2年PFSを70.2→76.7%に改善させた。CR率は78 vs 74%と同等であり再発例が減ることでPFSが改善する。ただし年齢60歳以下、GCB型、バルキー病変あり、IPI2点以下の症例ではPola-R-CHP療法によるPFSの改善効果は得られず、OSもその後の救援療法による相殺で有意差を得られなかった。PNの頻度はどちらも5割前後だがFNは13.8 vs 8.0%とPola-R-CHP群で多かった。

日付 2022年1月6日
担当 松田 真幸
タイトル CNS involvement in AML at diagnosis is rare and does not affect response or survival: data from 11 ECOG-ACRIN trials
PMID 34597373
著者 Chezi Ganzel
文献 Blood Adv
要旨 新規診断のAML(8~9割がde novo、年齢中央値45~50歳)3240名に対する臨床試験でのCNS浸潤の頻度と予後への影響を評価した後方視的解析。初診時CNS浸潤陽性の頻度は1.11%でFAB分類M4が55.6%と高頻度でWBC高値の例も多かった。一方でCNS浸潤の頻度はルーチンに髄液検査をした臨床試験に限っても0.86%と増加せずCR率やOS中央値も52.8%/11.4ヶ月とCNS浸潤陰性例の60%/12.7ヶ月と有意差はなく予後への影響は認められなかった。ただし試験年代が古くCNS浸潤陰性例の予後が悪いため有意差が出なかった可能性がある。

2021年

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日付 2021年12月23日
担当 古川(研修医)
タイトル Daratumumab plus pomalidomide and dexamethasone versus pomalidomide and dexamethasone alone in previously treated multiplemyeloma (APOLLO): an open-label, randomised phase 3 trial
PMID 34087126
著者 Meletios A Dimopoulos
文献 Lancet Oncol
要旨 再発・治療抵抗性のMM(年齢中央値67歳、35%が高リスク染色体異常あり、前治療歴2レジメン、自家移植歴が5割、PI抵抗例が5割、IMIDs抵抗例が8割、髄外腫瘤に関しては未検討)においてPd(4mgを3週間)にDara皮下注1800mg/dayを上乗せすることでORR/CRは46/4%→69/25%に改善しMRD陰性化率も2→9%に増加しPFS中央値は6.9→12.4ヶ月に、18ヶ月時点でのPFSは26→42%に延長した。IMIDs抵抗例でも上乗せ効果はある一方でR-ISSⅢ期や高リスク染色体異常がある場合は上乗せ効果は乏しい)

日付 2021年12月9日
担当 藤下 惠悟
タイトル Post-transplant cyclophosphamide versus thymoglobulin in HLA-mismatched unrelated donor transplant for acute myelogenous leukemia and myelodysplastic syndrome
PMID 34174469
著者 Dipenkumar Modi
文献 Transplant cell Ther
要旨 HLA7/8適合非血縁ドナーからの移植(96%がPBSCT、年齢中央値は57歳(PTCY群で62歳、ATG群で53歳と年齢差あり)、前処置はPTCYはRICが8割、ATGではMACが6割、クラスⅠミスマッチがどちらも7割、DRI中間リスクが半数以上)でのGVHD予防にTAC+MMF15mg/kg+ATG4.5mg/kgとTAC+MMF15mg/kg+PTCY(50mg/kgをday3,4)を比較した後方視的研究。血球生着はPTCY群で遅れたがGradeⅡ-ⅣのaGVHDとcGVHDはそれぞれお24.4%vs52.9%と16%vs49%とPTCY群で有意に少なかった(GradeⅢ-ⅣのaGVHDは同程度)。1年再発率はどちらも15~17%と同程度で有意差はないものの1年OSは70.25%vs56.86%とPTCY群の方がやや良好であった。

日付 2021年12月2日
担当 今井 利
タイトル allogeneic hematopoietic stem cell transplantation from unmanipulated haploidentical donor and unrelated cord blood for T-cell lymphoma: a retrospective study from the Societe Francophone de Greffe de Moelle et Therapie Cellulaire
PMID 34363006
著者 Jerome Cornillon
文献 BMT
要旨 T-NHLに対するPTCYハプロ移植と臍帯血移植、計95例の成績を比較した後方視的研究、年齢中央値42.5歳(PTCY48.4歳、CBT33歳)、C率70.5%(PTCYが68.3%、CBTが72.2%)、GradeⅡ-ⅣとⅢ-ⅣのaGVHDは両群共にそれぞれ37/16%でとおおむね同等であった。NRMがPTCY群の8%と比較してCBTで23%と高かったため、2年OS/PFSはPTCYとCBT群でそれぞれ71% vs 50%/63% vs 44%とPTCY群でやや良い傾向であった(CBTではGradeⅡ-ⅣのaGVHD合併するとNRMが上昇する)。

日付 2021年11月25日
担当 吉村(研修医)
タイトル Protection of BNT162b2 vaccine booster against COVID-19 in Israel
PMID 34525275
著者 Yinon M Bar-On
文献 N Engl J Med
要旨 60歳以上のイスラエル成人に対するCOVID19に対するBNT162b2の3回目接種(2回接種から5ヶ月後に接種)を評価した研究。3回目接種群は3回目非接種軍と比較して高齢で70歳以上の割合が高かったが、感染率を11.3分の1に、重症化を19.5分の1に減少させた。

日付 2021年11月18日
担当 林野 健太
タイトル Outcome of patients with acute undifferentiated leukemia after allogeneic hematopoietic stem cell transplantation
PMID 29616841
著者 Shuhei Kurosawa
文献 Leuk Lymphoma
要旨 AULに対して同種造血幹細胞移植を行なった10例のケースシリーズ研究(年齢中央値45歳、7名が男性、半数で染色体異常あり、8名がAML型の寛解導入療法を施行、初回治療抵抗例が8名)、1年OS37.5%、1年累積再発率53.3%と予後不良であるが、染色体正常核型や1stCRの移植例では生存期間中央値が長い傾向を認めた。

日付 2021年11月11日
担当 町田 拓哉
タイトル Consolidation and maintenace in newly diagnosed multiple myeloma
PMID 34520219
著者 Pieter Sonneveld
文献 JCO
要旨 65歳以下の初発未治療MMに対してVCR+CY+DEXからなる寛解導入療法3~4コース後に自家移植またはVMP療法後にVRD療法の2コースの地固め療法をすることで、行なわない場合と比較して5年PFSが41→50%に延長しCR到達率も18→34%に改善し6年OSも69→76%に改善した。ただしdel(17p)を認める症例では予後の改善は無かった。

日付 2021年11月4日
担当 藤澤 佑香
タイトル Immunogenicity of the BNT162b2 COVID-19 mRNA vaccine and early clinical outcomes in patients with haematological malignancies in Lithuania: a national prospective cohort study
PMID 34224668
著者 Kazimieras Maneikis
文献 Lancet Haematol
要旨 コロナ未感染の血液悪性腫瘍患者857名(年齢中央値65歳、、約4割が治療中)に対しファイザー社製のBNT162b2 COVID-19ワクチンを2回接種した際の液性免疫を評価した研究。高齢ほど抗体価は低下する。60歳以下の患者で健康な医療従事者と比較した際の抗体価は6961vs 21395AU/mlと有意に低く、30歳以下に限っても同様だった。また60歳以上の高齢患者では1140AU/mlとさらに低値だった。治療別では未治療患者や移植患者(多くが移植後1年以上経過)・TKI・IFN・アナグレリド治療中の抗体価は5000~10000AU/ml前後と比較的維持されていた一方でBTK阻害薬・ベネトクラクス・抗CD20抗体投与を受けた患者では抗体価は0~17AU/mlと著明に低く、IMIDs投薬を受けた患者も700AU/mlと低めだった。特に1回目の接種で抗体が陽性化しない場合は2回目の接種でもほとんど陽性化しなかった。抗CD20抗体投与を受けた患者では投与後12ヶ月以上経過しないと抗体価の有意な上昇を認めなかった。ワクチン接種完了後COVID19に感染した9名のうち6名が抗体陰性で3名が死亡した(ただし1名は抗体が陽転化していた).

日付 2021年10月28日
担当 岡田(研修医)
タイトル mycophenoplate mofetil for first-line treatment of immune thrombocytopenia
PMID 34469646
著者 Charlotte A Bradbury
文献 N Engl J Med
要旨 初発のITP(年齢中央値約55歳、続発性は約1割、約25%が70歳以上)に対してステロイド加療(1mg/kgを4日間投与後、40mg/day2週間、20mg/day2週間、10mg/day2週間、5mg/day2週間、漸減中止)に対してMMF治療(500mg1日2回2週間で開始後副作用がなければ750mg1日2回2週間、1g1日2回へ増量)を追加した場合、Plt3万以下となる失敗例は22%とステロイド単独群の44%と比べて有意に良好で治療抵抗例も6.8%とステロイド単独群の24.6%と比べて良好だった。有害事象としては疲労感の訴えは多いが軽微であった。ただし催奇形性があり妊婦には禁忌

日付 2021年10月21日
担当 岡 聡司
タイトル Ponatinib dose-ranging study in chronic-phase chronic myeloid leukemia: a randomized, open-label phase 2 clinical trial
PMID 34407543
著者 Jorge Cortes
文献 Blood
要旨 2剤のTKI耐性のCML-CP患者(年齢中央値50歳、33%が心血管リスク素因あり、約30%でT315I変異あり、治療前CHR未達が約60%)に対するポナチニブの有効性をする試験。初回投与量45mg、30mg、15mgにランダム化(IS<1%で15mgに、有害事象があった場合は10mgに減量可)した場合の1年度のIS<1%達成率はそれぞれ44.1/29.0/23.1%と低用量群で効果が低く、T315I変異合併例ではより顕著だった。一方でIS<1%達成後15mgに減量することで心血管イベントは全体で&%まで減少し2年PFSはそれぞれ80/76/78%と良好だった。ただしT315I変異に別の遺伝子変異が付加された場合はほとんどIS<1%は達成できず、IS<1%達成後しポナチニブを15mgに減量した症例の約25%(ほとんどにT315I変異あり)は半年以内に効果を失った。

日付 2021年10月14日
担当 松田 真幸
タイトル Chimeric antigen receptor-T cell therapy in adults with B-cell acute lymphoblastic leukemia: a systematic review
PMID 34610109
著者 Punita Grover
文献 Blood Adv
要旨 成人B-ALLに対するCAR-T療法に関する16の研究のシステマティック・レビュー(年齢中央値は23歳以上で前治療歴は2~4レジメン、同種移植歴は40%)。輸注後約1ヶ月時点でのCR率とMRD陰性化率はいずれも81%だが1年PFS/OSは37/57%で再発率40%と、小児のPFS/OS50/75%と不良だった。再発例のうちCD19陰性化した割合は26.7%と小児の50%と比べると低くCAR-T細胞の機能低下が示唆される。

日付 2021年10月7日
担当 藤下 惠悟
タイトル Non-inferior long-term outcomes of adults with Philadelphia chromosome-like acute lymphoblastic leukemia
PMID 33824439
著者 Hanwool Cho
文献 BMT
要旨 Hyper-CVAD/MAに準じた化学療法を受け同種造血幹細胞移植を受けた成人B-ALL患者においてPh like ALLの移植後の5年OS/DFSは60.6/53.6%と他の標準リスクB-ALLの53.1/46.8%と同等であり、他の高リスクB-ALL27.1/25.9%よりも良好だった。頻度が最も多く予後が悪いとされているCRLF2異常を有する例の割合が20%程度と少ない一方で予後が比較的良いとされるRAS変異割合が約30%程度と多かったことが欧米の報告と比較して良い結果に繋がったと考えられる。

日付 2021年9月30日
担当 小田(研修医)
タイトル Maintenance therapy for FLT3-ITD-mutated acute myeloid leukemia
PMID 33472354
著者 Andreas Burchert
文献 Haematologica
要旨 FLT3-ITD変異陽性のAMLに対する維持療法のレビュー。ミドスタウリンの維持療法は再発を減らさない可能性がある一方でソラフェニブの同種移植後の維持療法はマルチキナーゼ作用±GVL効果の増強で移植後の生存を改善させた(特に移植前MRD陰性例の再発を減らす)

日付 2021年9月16日
担当 林野
タイトル A frontline approach with peripherally inserted versus centrally inserted central venous catheters for remission indction chemotherapy phase for acute myeloid leukemia : a randomized comparison
PMID 30704933
著者 Marco Picardi
文献 Clin Lymphoma Meloma Leuk.
要旨 新規診断されたAML患者(年齢中央値53.8歳、喫煙歴3割、DM1割、肥満1割)における寛解導入療法においてdoubleのPICCはtripleのCVと比較してCRBSIや血栓症の頻度が少なく治療関連死亡も少ない

日付 2021年9月9日
担当 今井 利
タイトル A phase Ⅰ/Ⅱ multiceenter trial of HLA-haploidentical PBSCT with PTCy for aggressive adult t cell leukemia/lymphoma
PMID 34274491
著者 Takashi Tanaka
文献 Transplant cell Ther
要旨 moga使用歴やDSAのないアグレッシブATLL患者(年齢中央値52歳、急性型が7割、CR6割、PRが3割)の患者に対してFLU+MEL80+TBI2Gyによる前処置を用いたPTCYハプロ移植(TACは-1より開始しday60以降に漸減、CYは50mg/kgをday3,5に投与、MMFは2gをdayⅥからday60~100まで)は1年OS,NRM,再発率がそれぞれ83,11,28%と比較的良好だった。GradeⅢ-ⅣのaGVHDも11%と比較的低頻度でステロイド投与を要するCRSも認められなかったが出血性膀胱炎は約3割と高頻度に認められた。

日付 2021年9月2日
担当 町田 拓哉
タイトル Prognostic impact of posttransplant FDG PET/CT scan in multiple myeloma
PMID 34242392
著者 Marcella Kaddoura
文献 Blood Adv
要旨 自家移植を受けたMM患者(年齢中央値60歳、寛解導入療法は半数以上が二剤レジメン、高リスク染色体異常は1/4で陽性、維持療法実施例も3割弱)において自家移植後100日前後でPET-CTが陽性であった場合は病期や高リスク染色体異常や骨髄中のplasmaと関係なく再発とOSの短縮に関係していた(PET陽性では再発まで中央値1年、OS中央値47.2ヶ月に対してPET陰性では再発まで2年、OS中央値100ヶ月だった。CRの患者に限った場合でもPET陰性では再発まで中央値50.8ヶ月に対して陽性では24.6ヶ月だった)。PET-CT陽性の中でもびまん性よりもまだらに陽性の法が予後が悪かった。髄外腫瘤が陽性の場合はOSは中央値12.8ヶ月と極めて不良だった。

日付 2021年8月26日
担当 高村(研修医)
タイトル Ruxolitinib for Glucocorticoid-Refractory Chronic Graft-versus-Host Disease
PMID 34260836
著者 Robert Zeiser
文献 N Engl J Med
要旨 NJH基準でのステロイド抵抗性のcGVHD(約4割でCNI併用しているが、ステロイドとCNIに加えて2種類以上の免疫抑制剤を追加された患者は除く)に対してRuxolitinib10mgは既存治療(ECP、MMF、イブルチニブがそれぞれ3割、2割、2割弱)に対して2年後の奏効率が49.7% vs 25.6%と良好だった(ただし1年生存率はどちらも80%と同等でGRFSの記載はない)

日付 2021年8月19日
担当 藤澤 佑香
タイトル Zanubrutinib for the treatment of relapsed or refractory mantle cell lymphoma
PMID 34152395
著者 Constantine S Tam
文献 Blood Adv
要旨 再発治療抵抗性のマントル細胞リンパ腫患者(年齢中央値70歳、前治療歴1レジメン、進行期9割)に対するザヌブルチニブはORR84%、CR25%、2年OS64.4%だった。副作用としては下痢が約40%と最も多くGrade3以上の感染症は18.3%で認められた。

日付 2021年8月12日
担当 岡 聡司
タイトル Acalabrutinib versus ibrutinib in previously treated chronic lymphocytic leukemia: results of the first randomized phase Ⅲ trial
PMID 34310172
著者 John C Byrd
文献 JCO
要旨 治療歴のあるCLL患者(年齢中央値65歳、前治療中央値2レジメン、p53変異約4割)においてアカラブルチニブ200mg/dayはイブルチニブ240mg/dayと比較して奏効率やOS・PFSは同等である一方で副作用はイブルチニブでは不整脈・高血圧・筋痙攣などが多い一方でアカルブルチニブでは頭痛や咳が多い。感染症の有害事象はイブルチニブとアカラブルチニブで同等だった。

日付 2021年8月5日
担当 藤下 惠悟
タイトル Safety and immunogenicity of the BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccine in patients after allogeneic HCT or CD19-based CART therapy - a single-center prospective cohort study
PMID 34214738
著者 Ron Ram
文献 Transplant cell Ther
要旨 同種造血幹細胞移植後またはCART療法後の患者(年齢中央値65歳、約8割は同種造血幹細胞移植後で移植後中央値32ヶ月経過、cGVHDに対してPSL0.5mg/kg以上使用中や維持療法中の患者は除く)に対してコロナワクチンであるBNT162b2 mRNAの免疫原性の評価した前向き研究。約6割の患者が活動性のあるcGVHDを有し0.5~0.25mg/kg相当のPSLを内服していたがGVHD増悪は初回・2回目投与とも約5%で全例が2週間以内に軽快した血球減少は約10%で認められ血小板減少の頻度が高い。抗体陽性化は同種造血幹細胞移植後の患者で75%、CART療法後の患者で36%で認められ移植後長期経過・CD19細胞数高値が関連していた一方で年齢やGVHDに対する免疫抑制療法は抗体陽性化とは関係しなかった。細胞性免疫は同種造血幹細胞移植後の患者で19%、CART療法後の患者では50%に認められCD4/CD8比率と関連していた。

日付 2021年7月29日
担当 河内(研修医)
タイトル Secondary cytogenetic abnormalities in core-binding factor AML harboring inv(16) vs t(8;21)
PMID 34003250
著者 Se Young Han
文献 Blood Adv
要旨 CBF白血病における付加的染色体異常に関する研究。Inv(16)では8番トリソミーが付加的染色体異常として最も高頻度で多変量解析でOSの予後良好因子である一方でその他の付加的染色体異常はOSを悪化させた。t(8;21)ではdel(9q)や性染色体欠失の頻度が高くdel(9q)や高2倍体が多変量解析でOSに対する予後良好因子だった(FLT3-ITD変異も1/4の症例で認められた)。KIT変異は既報通りt(8;21)でのみ予後を悪化させた一方で染色体検査で認められるサブクローンや複雑核型の存在は予後を悪化させなかった。

日付 2021年7月15日
担当 今井 利
タイトル Impact of pretransplant doror-specific anti-HLA antibodies on cord blood transplantation on behalf of the Transplant Complications Working Group of Japan Society for Hematopoietic cell Transplantation
PMID 31591450
著者 Shigeo Fuji
文献 BMT
要旨 single CBTに対するDSA(HLA-A,B,C,DR以外は未評価)と生着不全の関係性を評価した研究、MFI1000未満の患者の生着率は75.7%に対してMFI>1000以上の患者の生着率は56%と有意に不良で特にHLA classⅠに対するDSAが陽性の場合は44.4%とさらに不良あった。一方でMFI500では生着率の層別化は出来なかった。また生着不全となった患者のうちMFI>1000以上のDSAを有する例は1割程度であり他の要因も関与している可能性。

日付 2021年7月8日
担当 町田 拓哉
タイトル Network meta-analysis of triazole, polyene, and echinocandin antifungal agents in invasive fungal infection prophylaxis in patients with hematological malignancies
PMID 33853560
著者 Huilan Zeng
文献 BMC cancer
要旨 造血器悪性腫瘍の患者に対する抗真菌薬予防薬のネットワークメタ解析でポサコナゾールが他の抗真菌薬と比較して死亡率を低下させた。

日付 2021年7月1日
担当 若槻(研修医)
タイトル Impact of prior JAK-inhibitor therapy with ruxolitinib on outcome after allogeneic hematopoietic stem cell transplantation for myelofibrosis: a study of the CMWP of EBMT
PMID 34023851
著者 Nicolaus Kroger
文献 Leukemia
要旨 EBMTに登録された同種移植を受けたMF患者PMFが7割、(HLA適合移植が約9割、PBが9割、RICが6~7割、年齢中央値58歳)においてRuxolitinib投与を受けた患者の中の約半数にあたるRuxolitinibが奏功した患者においてRuxolitinib非投与/不応患者と比較して2年EFSが68.9% vs 53.7/49.9%有意に改善し再発率も8.1% vs 19.1/15.7%と有意に低下した。2年OSも有意差はないものの70% vs 60.8/57.5%とやや改善する傾向を認めた。GVHDに関してはRuxolitinib投与を受けた患者において非血縁ドナーが69%と高かったせいかRuxolitinib非投与患者と比較してaGVHDは約3割と同等でcGVHDは約46%と有意に高かった(ATG使用の有無は不明)。CMV感染の頻度もやや増加。

日付 2021年6月24日
担当 中村(研修医)
タイトル Intermediate-dose anticoagulation, aspirin, and in-hospital mortality in COVID-19: A propensity score-matched analysis
PMID 33476420
著者 Matthew L Meizlish
文献 Am J Hematol
要旨 COVID-19の入院患者(ステロイドやレムデシビル導入前)に対して中等量の抗凝固薬(未分画ヘパリン7500U/day)またはアスピリンを処方することで予防的抗凝固療法やアスピリンを服用していない患者と比較して院内死亡率を減らす。

日付 2021年6月17日
担当 藤澤 佑香
タイトル Phase Ⅲ, randomized, placebo-controlled trial of CC-486 (oral azacitidine) in patients with lower-risk myelodysplastic syndrome
PMID 33764805
著者 Guillermo Garcia-Manero
文献 JCO
要旨 低リスクMDS(年齢中央値74歳、7割がRCMD、IPSSでは全例Int-1だがIPSS-RではInt以上が7割)に対する経口Aza300mgはプラセボと比較してRBC輸血離脱の頻度を11%→30%に改善させその効果は約1年持続したがGrade3以上の重篤な感染症を3割に認めたためOSは改善しなかった。

日付 2021年6月10日
担当 岡 聡司
タイトル Oral azacitidine maintenance therapy for acute myeloid leukemia in first remission
PMID 33369355
著者 Andrew H Wei
文献 N Engl J Med
要旨 寛解導入療法1コース(でCRとなったAML患者(de novoが9割、染色体中間リスクが85%、年齢中央値68歳、1回の地固め療法をしたのが4割で2回の地固めをしたのが3割)に対してCC-486(経口Aza)はプラセボと比較してOS中央値を14.8→24.7ヶ月に延長した(ただし重篤な感染症が2割に生じ長期生存例はCC-486・プラセボいずれも3割程度)。AML-MRCには一定の効果があるが反復染色体転座がある例での効果は乏しい。

日付 2021年6月3日
担当 梅村(研修医)
タイトル Dasatinib-Blinatumomab for Ph-positive acute lymphoblastic leukemia in adults
PMID 33085860
著者 Robin Foa
文献 N Engl J Med
要旨 Ph陽性ALL(年齢中央値54歳 MajorBCR-ABLが3割)に対してステロイド+DA140mg/day×85日の寛解導入療法の後にDA+blina28μg/dayによる地固め(最低2コース、最大5コース)による治療で約70%の患者が分子学的寛解に到達し18ヶ月時点でOS95%,DFS88%と非常に良好だった(DAでTregが減少することでBlinaの効果が増強する?)。T315I変異陽性例でも奏効率に差はなかった一方で、遺伝子パネルでIKZF1とCDKNやPAX5などその他の遺伝子変異を合併している症例でOSやDFSが不良であった。

日付 2021年5月27日
担当 坂井(研修医)
タイトル Pegcetacoplan versus Eculizumab in Paroxysmal Nocturnal Hemoglobinuria
PMID 33730455
著者 Peter Hillmen
文献 N Engl J Med
要旨 C3抗体であるペグセタコプラン1080mg週2回皮下注はPNHに対してエクリズマブと比較してCD55欠損に伴うC3結合によるオプソニン化を介した血管外溶血を防ぐことで貧血やBil上昇が改善する。LDHは血管内溶血を反映するためにエクリズマブと同等であったがbreakthrough溶血は減少した。副作用としては注射部位反応と下痢があった。

日付 2021年5月20日
担当 藤下 惠悟
タイトル cytomegalovirus kinetics after hematopoietic cell transplantation reveal peak titers with differential impact on mortality, relapse and immune reconstitution
PMID 33439488
著者 Saskia leserer
文献 Am J Hematol
要旨 血液悪性疾患(約半数がAML)に対する10/10または9/10(DQB1含む)適合の血縁・非血縁ドナーからのPBSCT(非血縁ではATG併用)においてCMV-DNA>1000copy/ml(≒600IU/ml)が2回以上又はCMV-DNA>2000copy/ml(≒1200IU/ml)でGCVの先制治療を始める場合、CMV-DNAのピーク値が100000copy/ml(≒60000IU/ml)以上に上昇した場合はNRMが増加しOSが悪化するがCMV-DNAのピーク値が20000-100000copy/ml(≒12000~60000copyIU/ml)に留まる場合はCMV再活性化のない患者と比較して再発を有意に減少させOSも改善する傾向を認めた。また移植後30日以内にCMV再活性化をする場合もNRMが増加した(ただしレテルモビルやPTCYの移植は含まれていないため解釈には注意が必要)。

日付 2021年5月13日
担当 今井 利
タイトル Sutilimab in cold agglutinin disease
PMID 33826820
著者 Alexander Roth
文献 N Engl J Med
要旨 輸血歴のある寒冷凝集素症に対して、C1複合体に含まれるC1sセリンプロテアーゼを標的とした抗体製剤であるsutimlibmabを2週毎に6.5g(75kg以下)を26週間投与することで輸血からの離脱や平均2.6g/dlのHb上昇を認めた。肺炎球菌・髄膜炎菌ワクチンをあらかじめ接種していたことと、sutimlibmabはマクロファージの貪食に関わるC1qを阻害しないため侵襲性肺炎球菌感染症の合併症はなかった。

日付 2021年5月6日
担当 町田 拓哉
タイトル Dipeptidyl peptidase 4 inhibiyion for prophylaxis of acute graft-versus-host-disease
PMID 33406328
著者 Sherif S Farag
文献 N Engl J Med
要旨 年齢中央値46歳の血液悪性腫瘍患者(AMLが約半数)に対してCY+TBIまたはCY+ThiotepaによるMAC前処置としたHLA適合血縁/非血縁ドナーからのPBSCTに対してTAC0.02mg/kg(day-3より開始)+シロリムス4mg(day-3より開始)にCD26阻害薬であるシタグリプチン1.2g/day(day-1からday14まで)を追加することでGradeⅡ-Ⅳ/Ⅲ-ⅣのaGVHDをそれぞれ5/3%まで抑制し1年OSも94%と良好だった。低血糖の合併はなかったがpassenger lymphocyte sndromeによる溶血があった(MTXがないため?)。

日付 2021年4月22日
担当 藤澤 佑香
タイトル Thrombosis and thrombocytopenia after ChAdOx1 nCov-19 Vaccination
PMID 33835768
著者 Nina H Schults
文献 N Engl J Med
要旨 SaRS-CoV-2に対するウイルスベクターワクチンであるChAdOx1 nCoV-19(アストラゼネカ製ワクチン)を接種すると2~3万人に一人の確率でHITで認められるPF4-ヘパリン複合体IgGによる血栓症と血小板減少を接種後10日以内に生じることがある(元々いた同種抗原反応性B細胞に架橋してT細胞非依存的に産生される?)。

日付 2021年4月15日
担当 岡 聡司
タイトル a large meta-analysis establishes the role of MRD negativity in long-term survival outcomes in patients with multiple myeloma
PMID 33284948
著者 Nikil C Munshi
文献 Blood Adv
要旨 MMにおけるMRD評価のメタアナリシス。初発の移植適応・移植非適応・再発難治・高リスク染色体いずれでもMRD陰性化は生存を改善した。移植適応患者のMRD陰性vs陽性で5年OS/PFSは70.9/51.0% vs 50.5/24.0%、移植非適応患者で3年PFS76.3% vs 37.1%、再発治療抵抗性の患者で3年OS/PFSは86.4/71.8% vs 58.1/23.4%だった。MFC・NGS法いずれでも生存は改善する。

日付 2021年4月8日
担当 三道 康永
タイトル Allogeneic hematopoietic stem cell transplantation improved survival for adult core binding factor acute myelogeous leukemia patients with intermediate- and adverse- risk genetics in the 2017 European LeukemiaNet
PMID 33830030
著者 Tanzhen Wang
文献 Transplant cell Ther
要旨 inductionで1st CRとなったCBF白血病患者(年齢中央値30歳)でもKIT変異や付加的染色体異常などELNのリスク分類で中間~高リスクとなった患者では通常の地固め療法よりも同種移植で5年再発率が69%→9%まで減少し5年OSも49%→74%まで改善する。移植後のMRDはt(8;21)患者では再発のリスク因子となるがinv(16)では再発リスクとはならなかった。

日付 2021年4月1日
担当 水谷(研修医)
タイトル better leukeima-free survival with allogeneic than with autologous HCT in AML patients with isolated trisomy 8: a study from the ALWP of the EBMT
PMID 32887941
著者 Frederic Baron
文献 BMT
要旨 8番トリソミーのみを有するAML患者(年齢中央値50歳)に対してCR1での血縁者間またはHLA10/10適合非血縁者間同種移植(PBが8割、RICが半数、ATG併用が血縁で3割、非血縁が3/4)は自家移植と比較して3年LFSが55%/59% vs 39%と有意に良好で3年OSも63%/69% vs 50%と良好であった。

日付 2021年3月25日
担当 藤下 惠悟
タイトル Phase Ⅱ trial of costimulation blockade with abatacept for prevention of acute GVHD
PMID 33449816
著者 Benjamin Watkins
文献 JCO
要旨 非血縁者造血幹細胞移植(約半数が末梢血幹細胞移植)に対して通常のCNI+MTX(15-10-10-10mg/m^2)に対してCTLA4阻害薬であるアバタセプト10mg/kgをday-1,5,14,28に投与することでGradeⅢ/ⅣのaGVHDを8/8適合ドナーからの移植で14.8→6.8%に7/8適合ドナーからの移植で30.2→2.3%まで減少させることが出来、特に7/8適合ドナーからの移植では2年OSを45.3→76.9%に改善させることが出来る一方でcGVHDは減少せず再発も増加しない

日付 2021年3月18日
担当 二宮(研修医)
タイトル Posaconazole versus voriconazole for primary treatment of invasive aspergillosis: a phase 3, randomised, controlled, non-inferiirity trial
PMID 33549194
著者 Johan A Maertens
文献 Lancet
要旨 侵襲性アスペルギルス症に対するボリコナゾールとポサコナゾールの無作為化比較試験で42日時点の死亡率はポサコナゾール群は15%、ボリコナゾール群21%有意差はなかった。Provenまたはprobableの侵襲性アスペルギルス症ではいずれも19%と有意差はなかったがカプラン・マイヤーではポサコナゾール群の死亡率がやや高かった(用量を固定しているため?)

日付 2021年3月11日
担当 入吉 宏紀
タイトル Subcutaneous daratumumab plus standard treatment regimens in patients with multiple myeloma across lines of therapy (PLEIADES): an open-label PhaseⅡstudy
PMID 33216361
著者 Ajai Chari
文献 BJH
要旨 皮下注製剤のDARA(1800mg/15ml)とVRD,VMP,Rdとの併用療法は既報の静注製剤のDARAとVRD,VMP,Rdとの併用療法と同等の奏効率を示す。MRD陰性化率はやや低いが予後不良染色体異常が多いためとされている

日付 2021年3月4日
担当 今井 利
タイトル Burkitt lymphoma international prognostic index
PMID 33502927
著者 Adam J Olszewski
文献 JCO
要旨 バーキットリンパ腫患者(年齢中央値47歳、endemicなし、HIV関連が約2割)633名を元とした予後予測因子で年齢40歳以上、PS2以上、LDHが正常上限3倍以上、CNS浸潤陽性を各1点として低リスク(0点)、中間リスク(1点)、高リスク(2点以上)の3年PFS/OSはそれぞれ92/96%、72/76%、53/59%と層別化できた。治療内容や骨髄浸潤の有無は予後に影響しなかったがbulky病変に関しては評価していない

日付 2021年2月25日
担当 釣井(研修医)
タイトル Outcomes of patients with hematologic malignancies and COVID-19: a systematic review and meta-analysis of 3377 patients
PMID 33113551
著者 Abi Vijenthira
文献 Blood
要旨 新型コロナウイルスに感染した血液疾患患者3377名のメタアナリシス。死亡率は成人で34%(60歳以上で47%、60歳以下で25%)、小児で4%と年齢差あり

日付 2021年2月18日
担当 町田 拓哉
タイトル Double unrelated umbilical cord blood vs HLA-haploidentical bone marrow transplantation: the BMT CTN 1101 trial
PMID 33475736
著者 Ephraim J Fuchs
文献 Blood
要旨 MFI1000以上のDSAを有さない70歳以下(年齢中央値60歳)の急性白血病またはリンパ腫(ほとんどはCR)に対するFLU+CY+TBIによる強度減弱型前処置後にダブルCBT(有核細胞数1.5×10^7/kg以上、GVHD予防はCSA+MMF)とPTCYハプロ骨髄移植(CSA+MMF)の比較では2年PFSはそれぞれ35%/41%と有意差はなかったが、NRMは18%/11%とCBTで高くOSも46%/57%とCBTの方が低かった(GVHDは少ないので感染が多い?)

日付 2021年2月4日
担当 藤澤 佑香
タイトル Clinical characteristics and treatment outcomes of newly diagnosed multiple myeloma with chromosome 1q abnormalities
PMID 32750129
著者 Nadine Abdallah
文献 Blood Adv
要旨 新規診断の多発性骨髄腫で染色体1q異常がある例は高腫瘍量で進行期が多い。初回治療の奏効率は良いが1q異常はOSに対する独立した予後不良因子でその影響は他の高リスク染色体異常と同等だった(ただしその他の高リスク染色体異常を合併した際の相乗効果はなさそう)。OS中央値は1qなしvs1qありで8.8年vs5.3年、自家移植ありでも11.1年vs7.5年、高リスク染色体異常かつ1qありで3.7年、高リスク染色体異常かつ1qなしで4.5年

日付 2021年1月28日
担当 高橋(研修医)
タイトル Safety and efficancy of BNT162b2 mRNA Covid-19 vaccine
PMID 33301246
著者 Fernando P Polack
文献 N Engl J Med
要旨 SARS-CoV-2に対するmRNAワクチンであるBNT162b2の30μg3週間隔で2回投与は生理食塩水との比較で16歳以上の成人(年齢中央値52歳、8割は白人、3割がBMI30以上)における症候性COVID-19の発症を1回の投与で52%、2回の投与で95%減少させる。有害事象は局所の疼痛や発熱をそれぞれ6割/2割で認めるが多くは1~2日以内に改善する

日付 2021年1月21日
担当 岡 聡司
タイトル Four versus six cycle of CHOP chemotherapy in combination with six applications of rituximab in patients with aggressive B-cell lymphoma with favourable prognosis (FLYER): a randomised, phase3, non-inferiority trial
PMID 31868632
著者 Viola Poeschel
文献 Lancet
要旨 60歳以下かつPS1以下の限局期かつLDH正常でバルキー病変のないアグレッシブB細胞性リンパ腫(DLBCLが85%程度)に対しては4コースのR-CHOP療法+R単剤コース(予防的ITなし、RTは精巣原発例のみ施行)は3年PFS/OS96/99%、推定5年PFS/OS94/97%と6コースのR-CHOP療法と同等の効果を認め有害事象は少なかった。一方で治療終了1年以降も経時的な再発の増加を認めており低悪性度リンパ腫に近い病態が疑われる

日付 2021年1月14日
担当 三道 康永
タイトル predictive factors of early progression after CAR T-cell therapy in relapsed/refractory diffuse large B-cell lymphoma
PMID 33180899
著者 Laetitia Vercellino
文献 Blood Adv
要旨 再発治療抵抗性のB細胞性リンパ腫(年齢中央値60.7歳、65才以上が1/3、DLBCLが8割、自家移植後が1/3)に対する市販後のCAR-T療法(Tisa-cel67名、Axi-cel49名、治療決定から輸注まで48日)は1年PFS/OS47.2/67.0% だった。1年以内の早期再燃のリスク因子として治療決定時の高腫瘍量(TMTV>80ml)、2個以上の節外病変が挙げられ、両方ある場合はPFSは10%未満、両方なければ60%程度

2020年

PMIDをクリックするとpubmedのページにリンクします。
日付 2020年12月24日
担当 下元(研修医)
タイトル Management of thrombotic microangiopathy in pregnancy and postpartum: report from an international working group
PMID 32808006
著者 Fadi Fakhouri
文献 Blood
要旨 妊娠関連の血栓性微小血管障害に関するレビュー。妊娠関連TTPはTTP全体の1~3割を占め妊娠中期~後期に好発する。通常のTTPと異なり遺伝性TTPが3割ほど含まれるので注意。ADAMTS13活性<20%で診断する。後天性TTPでは通常の血漿交換+ステロイドが行なわれるがリツキシマブは胎児移行による血球減少の副作用があり推奨されずCNIかアザチオプリンの方が無難。先天性TTPに関してはFFPを10~21日毎に10~15mg/kgで輸注することで予防するが妊娠後期では体液貯留のため血漿交換を要する例もある。一方で妊娠関連のHUSは産後(最大産後3ヶ月まで)に好発し、一般的に妊娠高血圧症候群の治療開始後1-2日経過しても腎機能が改善しない場合に考慮する。抗C5抗体は妊娠中も使用可能。sFLT1/PIGF比>85の場合は子癇やHELLP症候群を示唆する

日付 2020年12月3日
担当 藤下 惠悟
タイトル conditioning with busulfan plus melphalan versus melphalan alone before autologous haemopoietic cell transplantation for multiple myeloma: an open-label, randomised, phase3 trial
PMID 30910541
著者 Qaiser Bashir
文献 Lancet Haematol
要旨 初発多発性骨髄腫(年齢中央値58歳、R-ISSⅢが3割程度、寛解導入療法の6割がVRDで移植前VGPR異常が50%程度、移植後6割でLEN維持療法を施行)に対する自家移植においてMEL200mg/m^2単剤と比較してMEL140mg/m^2+ivBU(AUC5000以下)による前処置はsCR率は両群とも50%と同等だったがPFS中央値を43.5→64.7%に改善させた(OSの改善は認めず)。

日付 2020年11月26日
担当 清水(研修医)
タイトル allogeneic stem cell transplantation for blast crisis chronic myeloid leukemia in the era of tyrosine kinase inhibitors: a retrospective study by the EBMT chronic malignancies working party
PMID 31271884
著者 Aleksandar Radujkvic
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 TKI登場後のCML-BCの移植成績 年齢中央値44歳で44%が非寛解、59%が第一世代TKI使用、64%が前処置がMAC、54%が非血縁での移植成績は3年OS38.5%/3年LFS34.6%/3年NRM23.3%だった。寛解期に限れば3年OS51.1%/3年LFS33.8%/3年NRM20.2%だった。非寛解移植とPS不良がOSとLFS悪化と関係していた。寛解期で移植を受けた患者では高齢、PS不良、MAC前処置、診断から移植まで1年以上がOS・LFS悪化と関係していたのに対して非寛解で移植を受けた患者では非血縁ドナーでLFSとOSの改善を認めた。cGVHDの存在は寛解期での移植においてLFS改善に関係しているようだった。

日付 2020年11月19日
担当 井上(研修医)
タイトル serum soluble interleukin-2 receptor levels for creening for malignant lymphomas and differential diagnosis from other conditions
PMID 31620278
著者 Jun Murakami
文献 Mol Clin Ocol
要旨 sIL-2Rのリンパ腫診断の有用性を評価した後方視的研究 sIL-2R2000以上で特異度93% 陽性ゆう度比4.97

日付 2020年11月5日
担当 入吉 宏紀
タイトル caplacizmab treatment for acquired thrombotic thrombocytopenic purpura
PMID 30625070
著者 Marie Scully
文献 N Engl J Med
要旨 TTP(再燃例が3割、R使用例は4割程度)に対して抗vWF抗体であるカプラシズマブ10mg皮下注を併用する事で標準的なステロイド治療(PSL1mg/kgで開始し30日以内に中止)単独と比較して血小板正常化までの日数や血漿交換の回数を減少させ血栓イベントやTTPに関連する死亡を減少させる(ただしカプラシズマブ投与中もADAMRS13活性が10%未満の場合は再燃率が高く追加の免疫抑制療法が必要

日付 2020年10月29日
担当 藤下 惠悟
タイトル Immunopathology and biology-based treatment of steroid-refractory graft-versus-host disease
PMID 32526035
著者 Tomomi Toubai
文献 Blood
要旨 ステロイド抵抗性のGVHDに関するレビュー Th17細胞の一部にはグルココルチコイド受容体誘導性TNF受容体関連タンパク質/GITRを発現しておりステロイドによって活性化することもある マーカーとしては消化管GVHDではカルプロテクチンやα1アンチトリプシンなどが期待されている α4インテグリンβ7を阻害するベドリズマブパイエル板に発現するMadCAM-1とリンパ球との結合を阻害することで消化管GVHDを改善するがぶどう球菌や腸球菌感染症が増加する(ただしナタリズマブと異なり中枢神経への移行は阻害しないのでJCVの再活性化は来たさない)

日付 2020年10月22日
担当 今井 利
タイトル Polatuzumab Vedotin in Relapsed or Refractory Diffuse Large B-Cell Lymphoma
PMID 31693429
著者 Laurie H Sehn
文献 JCO
要旨 再発治療抵抗性DLBCL(年齢中央値70歳、80%は前治療に抵抗性、DEL/TELを1割含むがDHL/THLは含まず)に対する3週サイクルのBR(BEN90mg/m^2,R375mg/m^2)にPotatuzumab vedtin1.8mg/kgを追加することでCR率(17.5%→40%)、OS(4.7ヶ月→12.4ヶ月)と改善した。治療効果はCOOやDELに関係なく認めるが血球減少のAEが強く7割でG-CSFが必要で約半数で治療延期を要した。

日付 2020年10月15日
担当 加島PT
タイトル 当院での移植成績とサルコペニアに関する発表(サルコペニアでは移植後の早期死亡率70%と高値)
PMID  
著者  
文献  
要旨  

日付 2020年10月8日
担当 町田 拓哉
タイトル Outcomes and risk factors for therapy-related myeloid neoplasms treated with allogeneic stem cell transplantation in Japan
PMID 32320746
著者 Michiko Kida
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 治療関連骨髄性腫瘍に関する日本TRUMPデータを元にした移植成績。565名のtMN(年齢中央値54歳、AMLが398名、2/3が非寛解移植)の3年OS/RFSは31/27%と不良で高リスク染色体異常が多く、悪性腫瘍の既往を除いてもHCT-CI高値の例が多いため再発率/NRMは40/33%いずれも高値だった。元々の悪性腫瘍の種類や移植前の寛解導入療法の有無は予後に影響は与えなかったが移植前CRであった場合は予後が改善した。

日付 2020年10月1日
担当 藤澤 佑香
タイトル multicenter study of risk-adapted therapy with dose-adjusted EPOCH-R in adults with untreated burkitt lymphoma
PMID 32453640
著者 Mark Roschewski
文献 JCO
要旨 未治療バーキットリンパ腫(年齢中央値49歳、25%がHIV関連、10%がCNS浸潤あり)に対するDA-R-EPOCHを評価した2相試験、限局期かつLDH正常で腫瘍径7cm未満の低リスク群ではEPOCH+Rをday1,5を2コース施行後PET陰性ならEPOCH+RR1コースで終了、陽性ならIT併用DA-R-EPOCH4コース追加で終了。高リスク群ではIT併用DA-R-EPOCH6コースでCNS浸潤陽性でもHD-MTXは併用なし。4年EFS/OSは84.5/87%で高リスク群では82.1/84.9%だった。CNS浸潤陽性の11名のうち6名で病勢進行あり4年EFS45.5%と不良。高リスク群ではHIVの有無や中間PET(2サイクル後に撮像)、年齢、IPIではEFSに有意差なし(ただし4割がLDH正常であるなど比較的indolentな例が多く解釈に注意が必要)

日付 2020年9月24日
担当 岡 聡司
タイトル Randomized trial comparing double versus triple bortezomib-based regimen in patients with multiple myeloma and acute kidney injury due to cast nephropathy
PMID 32574117
著者 Frank Bridoux
文献 JCO
要旨 骨髄腫腎による急性腎障害(アミロイドーシス、MIDDは除く)を有するものの透析を要さない新規診断多発性骨髄腫患者(年齢中央値68、血清Cre2.73~3.05)に対してBDまたはVCD療法3コースで腎機能回復率を比較。3ヶ月後の腎機能回復率はそれぞれお44.6%と51.1%と有意差はなかったがAKIN stage3の重度腎不全患者ではBDと比較してVCD療法では腎機能回復率が46.7% vs 24.2%とやや良好であった(P値0.07)。OSや奏効率はVCDがやや上回っていたが有意差はない

日付 2020年9月10日
担当 今井 利
タイトル Venetoclax-Rituximab in relapsed or refractory chronic lymphocytic leukemia
PMID 29562156
著者 John F Seymour
文献 N Engl J Med
要旨 再発治療抵抗性のCLL(2年以内のBEN使用歴を有する患者は除く)に対してVenetoclaxとRituximab はBR療法と比較して2年PFS/OSは84.9/91.9% vs 36.3/86.6%と良好で6~8割の症例で末梢血のMRD陰性化を獲得した。del(17p)を有する症例でも2年PFSは81.5% vs 27.8%と治療効果の悪化は認めなかった。

日付 2020年9月3日
担当 三道 康永
タイトル upfront stem cell transplantation for newly diagnosed multiple myeloma with del(17p) and t(4;14): a study from the CMWP-EBMT
PMID 32710010
著者 Nico Gagelmann
文献 BMT
要旨 2000年~2015年の間に診断されたdel(17p)またはt(4;14)を伴う未治療多発性骨髄腫(中央値59歳)に対してsingle自家移植、tandem自家移植、tandem自家→同種移植を比較した(tandem移植は半年以内に施行)。最初の自家移植からのコホート全体の5年OSはsingle autoで51%、auto-autoで60%、auto-alloで67%と有意差なし(p値0.187)。一方で5年PFSと再発率はsingle autoで17/82%、auto-autoで33/63%、auto-alloで34/56%とtandem移植で改善を認めた(p値0.048/<0.001)。del(17p)を有する患者ではauto-autoはsingle autoと比較しても成績の改善は無かったがauto-alloはPFSをやや改善させた。一方でt(4;14)を伴う患者ではauto-autoやauto-alloはsingle autoと比較してPFSは有意に改善させたがOSはauto-autoでやや改善したもののauto-alloはNRM10%のせいで有意差を認めず

日付 2020年8月27日
担当 山本(研修医)
タイトル Identifying and treatment refractory ITP: dufficulty in diagnosis and role of combination treatment
PMID 31756253
著者 Oriana Miltiadous
文献 Blood
要旨 難治性ITPに関するレビュー、免疫抑制剤やTPO-RA単独では効果がなくても併用で奏効する例もある、DEXとリツキシマブの併用に関しては若年女性で特に長期奏効が得られやすい。逆にモノクローナルな自己抗体を認める場合は長期生存型の形質細胞が関与している事が多くリツキシマブは奏効しにくくボルデゾミブやBTK阻害薬が効くかもしれない

日付 2020年8月13日
担当 藤下 惠悟
タイトル Timig of post-Transplantation cyclophosphamide administration in haploidentical trasnplantation: a comparative study on behalf of the acute leukemia working party of the european society for blood and marrow transplantation
PMID 32645444
著者 Annalisa Ruggeri
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 PTCYハプロ移植においCYをday3,4に、TACまたはCSAをMMFをday5から開始する方法と比べてCYをday3,5に、CSAとMMFをday0またはday1から開始する方法は移植後2年のOS,LFS,修正GRFSは59%,53%,36%と特に後2者では有意に良好であった(ただし後方視的研究のため若年患者が多くTBF regimenを中心としたMACを受けた患者割合が多いという制限あり)。

日付 2020年8月6日
担当 入吉 宏紀
タイトル Practice managemnet of lenalidomide-related rash
PMID 26297281
著者 Sara M Tinsley
文献 Clin Lymphoma Meloma Leuk.
要旨 レナリドマイドに関連する皮疹に関するレビュー 頻度はステロイドの併用の有無に関係せず全Gradeで30%、GradeⅢ-Ⅳで数%程度とされる。皮膚紅斑が全身の30%以上に認めるGradeⅢ以上では一時休薬を要するがびらん・潰瘍形成を伴うGradeⅣを除いて1~2週程度の休薬と経口ステロイド併用で再開は出来る

日付 2020年7月30日
担当 町田 拓哉
タイトル Response improvement rather than response status after first autologous stem cell transplantation is asignificant prognostic factor for survival benefit from tandem compared with single transplantation in multiple myeloma patients
PMID 32194287
著者 Joanna Blocka
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 多発性骨髄腫での自家移植においてより深い奏効(PR→VGPRなど)が得られた患者では引き続いてtandem移植を行なうことでPFSだけでなくOSも改善させることができる。ただし高リスク染色体異常に関してはPFSのみを延長させるほか、MRDなどの深い奏効に関しては検索できていない。

日付 2020年7月16日
担当 松本顕(研修医)
タイトル Microbiota as Predictor of Mortality in Allogeneic Hematopoietic-Cell Transplantation
PMID 32101664
著者 Jonathan U. Peled
文献 N Engl J Med
要旨 寛解期での同種造血幹細胞移植における移植1ヶ月前の腸管内細菌叢の乱れは患者年齢、前処置強度、幹細胞ソース、HCT-CIに関わらず腸球菌血流感染症やaGVHDを増加させることで治療関連死亡を増加させる。多様な腸内細菌叢は治療関連死亡を低下させ一方で再発には影響を及ぼさない。

日付 2020年7月9日
担当 藤澤 佑香
タイトル Long-term follow-up results of lenalidomide, bortezomib, and dexamethasone induction therapy and risk-adapted maintenance approach in newly diagnosed multiple myeloma
PMID 32298201
著者 Nisha S Joseph
文献 JCO
要旨 実臨床でVRD療法を受けた1000人(65歳以上が1/3、ISSⅢ期が17.6%、高リスク染色体異常が1/4)の長期フォローアップ。751名がupfrontでASCTを受け71%が移植後100日時点でCR以上、33.7%がsCR以上となった(年齢で差ない)。また168名(全て通常リスク群)はVRDだけで良い効果(VGPR以上84.6%,CR以上56.7%)を得られたため幹細胞採取後も移植をせず維持療法だけでmPFS74.3ヶ月と良好な成績を得られた。患者全体では維持療法によってPFS/OS共に延長を認めた(中央値65.45/129.84ヶ月)。R-ISSⅠ,Ⅱ,Ⅲ期でのPFS/OS中央値は89.46/未達,56.31/105.92ヶ月,31.15/60.58ヶ月だった。5年/10年OSは通常リスクで81/58%、高リスク群で57/29%だった。del(17)に関しては3剤での維持療法でPFS/OS中央値37.2/68.5ヶ月だった。

日付 2020年7月2日
担当 岡 聡司
タイトル Ruxolitinib for Glucocorticoid-Refractory Acute Graft-versus-Host Disease
PMID 32320566
著者 Robert Zeiser
文献 N Engl J Med
要旨 ステロイド抵抗性のaGVHD(GradeⅢ-Ⅳは64%、原病再燃なし、重篤な感染合併なし、CNI使用の有無は問わない)に対するRuxolitinib(10mg×2/day,効果があればday56以降に減量可)は他治療(3割で体外光線療法、ATG、MSC、MMFなど)と比較して治療開始1ヶ月時点で6割が奏功し3割がCRで2ヶ月後も4割で効果が持続し2割がステロイドを中止できた。再発に有意差はないがNRMにも有意差はなく(Ruxolitinib群でやや感染が多い)mOSは11.1ヶ月vs6.5ヶ月とRuxolitinibで治療を受けた群で長いものの有意差なし

日付 2020年6月25日
担当 岩本(研修医)
タイトル Effect of redombinant zoster vaccine on incidence of herpes zoster after autologous stem cell transplantation A randamaized clinical trial
PMID 31287523
著者 Adriana Bastidas
文献 JAMA
要旨 自家移植後(平均年齢55歳で半数がMM,1/3がNHL)の患者に対して移植後50-70日後とその1ヶ月後に計2回VZVの不活化ワクチンを投与することで、液性免疫を5割、細胞性免疫を7割回復させプラセボと比較して帯状疱疹の発症を半数に抑えることができる

日付 2020年6月18日
担当 三道 康永
タイトル Haploidentical hematopoietic stem cell transplantation in aplastic anemia: a systematic review and meta-analysis of clinical outcome on behalf of the severe aplastic anemia working party of the erupean group for blood and marrow transplantation (SAAWP of EBMT)
PMID 32346079
著者 Ghada ElGohary
文献 BMT
要旨 重症・最重症再生不良性貧血に対するハプロ移植をまとめたレビュー半数以上は中国での高用量ATGとMTXを用いたハプロ移植が占めている。生着率は97.3%、TRM6.7%/年であったがGradeⅡ~ⅣのaGVHD26.6%でCMV感染症44.3%と高頻度であった。PTCYによる移植はGradeⅡーⅣのaGVHD12.8%でCMV感染症10.4%と合併症の頻度は少ないが生着率が91.2%と低くTRMも27.9%と高かった(PTCYの前処置の多くはCY14.5mg/kgを2間+FLU30mg/m^2を5日間+TBI2~4Gy)。

日付 2020年6月11日
担当 藤下 惠悟
タイトル Target sequencing in DLBCL, molecular subtype, and outcomes: a Haematological Malignancy Research Network Report
PMID 32187361
著者 Stuart E Lacy
文献 Blood
要旨 実臨床で診断されたDLBCL患者のパラフィン切片より遺伝情報を抽出しターゲットシークエンスをかけた研究、MYD88,BCL2,SOCS1/SGK1,TET2/SGK1,NOTCH2の5つのグループと分類不能群に分かれた。BCL2は既報のEZBやC3に相当しFISHでもBCL2転座があり予後良好だった一部にDHL/MHGが含まれた。FLとDLBCLの同時診断では予後は悪化しなかった。SOCS1/SGK1は既報のC4に相当し遺伝子学的にPMBCLに類似しており予後は非常に良好だった。TET2/SGK1も既報にC4に相当し多くがGCB型で予後良好だった。NOTCH2は既報のC1やBN2に相当し遺伝子学的にはMZLに類似しFISHではBCL6転座と関係しているがCOOとの相関はない、IPIは高値だが予後は中間でp53変異が付加されても影響を受けなかった(NOTCH1変異がある場合は予後悪化)。MYD88は既報のC5やMCDに属し多くがABC型、予後不良群であるものの根治的治療ではやや予後が改善する一方でp53変異が付加されると予後が劇的に悪化する

日付 2020年6月4日
担当 今井 利
タイトル How I treat mesurable (minimal) residual disease in acute leukemia after allogeneic hematopoietic cell transplantation
PMID 31961921
著者 Alexandros Spyridonidis
文献 Blood
要旨 移植後のMRDに関するレビュー::NPM1に関しては移植半年以上経過してからの再発が多く3ヶ月に1回の骨髄検査を推奨、0.1%以上持続で再発リスク増加。一方でCBF白血病に関しては移植後も微量に残るため初診時より3log以上低下すればOK、ただし1%以上が持続する際や0.5log以上の増加では治療介入を考慮する。一方でMLL/KMT2A変異は移植後半年以内に再発しやすく少しでも陽性化したら治療介入する。FLT3-ITD変異に関しては移植後のMRDとしては未確立。STR法による骨髄のキメリズム検査では間葉系細胞の影響で1%程度なら陽性でもOK。WT1は骨髄検体で250copy以上なら再発リスク高く100copy以上ではDLIの効果も乏しい。DTA遺伝子に関してはドナーのCHIP除外が必要。ALLでのIgH/TCR再構成に関しては移植後100日以降に少しでも陽性化したら治療する。Aza+DLIに関してはAza施行day14で輸注する、治療効果があればDLIの漸増は不要、DLIの効果判定は4コース後に施行する。

日付 2020年5月28日
担当 町田 拓哉
タイトル Rituximab, cyclophosophamide, doxorubicin, vincristine, and predonisolone combined with high-dose methotrexate plus intrathecal chemotherapy for newly diagnosed intravascular large B-cell lymphoma (PRIMEUR-IVL): a multicenter, single-arm, phase2 trial
PMID 32171071
著者 Kazuyuki Shimada
文献 Lancet Oncol
要旨 新規に診断されたCNS浸潤を伴わないIVLに対する3コースのR-CHOP療法+HDMTX(3.5mg/m^2)2コース+R-CHOP療法3コース(髄注はR-CHOPの2,3,5,6コース目に併用)はCR率84%、CN2年PFS76%、OS92%と良好でCNS再発率も3%も低値で再発例の半数もASCTでsalvageできた

日付 2020年5月21日
担当 藤澤 佑香
タイトル Impaired Immune Health in Survivors of Diffuse Large B-Cell Lymphoma
PMID 32083991
著者 Tanaya Shree
文献 JCO
要旨 DLBCLに対してR-CHOP療法を受けた患者は他の固形癌患者と比較して液性免疫不全や真菌・ウイルス感染症・自己免疫性血球減少の頻度が高くR-CHOPのみで5年以上の長期生存を得られている患者でもこの傾向は認められる。リツキシマブの追加は液性免疫不全以外には影響を与えない。

日付 2020年5月14日
担当 入吉 宏紀
タイトル Mean platelet component and mean platelet volume as useful acreening markers for myelodysplastic syndrome
PMID 30623074
著者 Ryota Masutanie
文献 Health Sci Rep
要旨 CBC分析器のひとつであるADVIAを用いて測定できる平均血小板濃度/MPCと平均血小板容積/MPVがそれぞれ25.3g/dl未満かつ10.0fl以上である場合は特異度99.9%、陽性的中率99.1%でMDSを特定でき再生不良性貧血との鑑別に有用

日付 2020年4月16日
担当 岡 聡司
タイトル Impact of NPM1/FLT3-ITD genotypes difined by the 2017 European LeukemiaNet inpatients with acute myeloid leukemia
PMID 31826241
著者 Konstanze Do¨hner
文献 Blood
要旨 FLT3-ITD変異陽性AMLに対する3+7にmidostaurinまたはplaceboを評価したRatify試験のサブ解析 ELN2017のリスク分類に基づきFLT3-ITD変異のアリルバーデンやNPM1変異の有無だけでなくRUNX1やASXL1,p53変異の有無でリスク評価したところinductionのCR率に有意差はなかったが再発率は低リスク群で有意に低くOSも良好であった。MidostaurinのOs改善効果は全ての群で認められ特に低リスク群では移植をしなくても5年OSは73%と非常に良好だった

日付 2020年4月2日
担当 藤下 惠悟
タイトル Increased relapse risk of acute lymphoid leukemia in homozygous HLA-C1 patients after HLA-matched allogeneic transplantation: a Japanese national registry study
PMID 31704471
著者 Arima N
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 HLA適合同種造血幹細胞移植においてHLAのC座が移植成績に与える影響を評価した。C座がKIRからみてC1(Cw1,Cw3,Cw7,Cw8など)/C2(Cw2,Cw4,Cw5,Cw6など)がC1/C1とホモであった場合はC1/C2とヘテロであった場合よりも再発が多く特にPh陰性ALL、CMV再活性化なし、ドナー年齢41才以上、全身治療を有するaGVHDを経験した患者で差が大きい。この結果はAMLとは逆。

日付 2020年3月26日
担当 益永(研修医)
タイトル seven-day vonoprazan and low-dose amoxicillin dual therapy as first line helicobacter pyloro treatment: a multicentre randamised trial inJapan
PMID 31915235
著者 Sho Suzuki
文献 Gutjnl
要旨 ピロリ菌除菌においてアモキシシリン耐性となっている場合、1週間のボノプラザン20mg+アモキシシリン1500mg/dayによる2剤療法の除菌率は92.3%と1週間のボノプラザン20mg+アモキシシリン750mg/day+クラリスロマイシン400mg/dayの3剤療法の76.2%と比べて除菌率が有意に高い。

日付 2020年3月19日
担当 今井 利
タイトル comparative study tacrolimus and short-term methotrexate: 2-day versus 3-day methotrexate as graft-versus-host-disease prophylaxis after umbilical cord blood transplantation in adults
PMID 31678538
著者 Norimichi Hattori
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 臍帯血移植におけるTACと通常のsMTX(10-7-7mg/m^2,day1,3,6)と2日間のsMTX(10-7mg/m^2,day1,3)の比較、どちらも半数以上が非寛解での移植であったが2日間のsMTXでは好中球生着がday20付近と有意に早く2年再発率は56.2%と再発率は少ないがaGVHDを40%で生じ2年NRMが40%と高いのが問題点

日付 2020年3月12日
担当 加島PT
タイトル the benefit of exercise in patients who undergo allogeneic hematopoietic stem cell transplantation
PMID 31131374
著者 Shinichiro Morishita
文献 J Int Soc Phys Rehabil Med
要旨 造血幹細胞移植におけるリハビリに関するレビュー 移植前の時点で約半数がプレサルコペニアに陥っており移植前の運動介入が重要。 移植後特に男性で筋力が低下しやすくaGVHD合併した際はその頻度がさらに増加する。

日付 2020年3月5日
担当 町田 拓哉
タイトル High-dose therapy and autologus stem cell transplantation for relapsed or high risk diffuse large B-cell lymphoma: a nationwide survey
PMID 31732878
著者 Sung-Won Kim
文献 Int J Hematol
要旨 Trumpデータを用いたDLBCLに対する自家移植の全国調査、約6割がupfrontで自家移植を受けており5年OSは1st CRで8割、1st PRで7割、再発時の移植では5割ほどとなった。Non-CR1での移植とPS不良、LEEDやMCECによる前処置がOS悪化と関連しMEAMでは再発が少なかった。

日付 2020年2月27日
担当 藤澤 佑香
タイトル Asparaginase-associated pancreatitis in acute lymphoblastic leukemia: results from the NOPHO ALL2008 treatment of patients 1- 45 years of age.
PMID 31770057
著者 Cecilie U Rank
文献 JCO
要旨 ALL治療中のL-Aspに伴う膵炎は10歳以下の小児では7%に対し成人では11%と頻度が増加し再投与でも約半数で膵炎の再燃が認められる。一方で膵炎のためにL-Aspを省くことでの明らかなALLの再燃は認められなかった。

日付 2020年2月20日
担当 岡 聡司
タイトル Luspatercept in patients with lower-risk myelodysplastic syndromes
PMID 31914241
著者 Fenaux P
文献 N Engl J Med
要旨 MDS-RSではSMAD2やSMAD3など赤芽球の成熟を阻害させるシグナル伝達が亢進しておりESAの反応も悪いが、低リスクMDS-RS(ほぼ全てがSF3B1陽性)SMAD2やSMAD3シグナルを抑制する抗体製剤であるLuspatercept1mg/kgによって4割が輸血依存からも離脱しフェリチンも低下する。効果はLENと同程度だが好中球数や血小板数は不変、SF3B1のVAFに関係なく効き約2年半ほど持続する

日付 2020年2月13日
担当 谷 勝真
タイトル Progression of disease within 24 months in follicular lymphoma is associated with reduced intratumoral immune infiltration
PMID 31461379
著者 Joshua W.D
文献 JCO
要旨 進行期濾胞性リンパ腫の初診時のリンパ節組織におけるPD-L2の遺伝子発現低下は抗原提示細胞の減少を招き腫瘍そのものの遺伝子異常とは関係なく早期再発/POD24と強く関連する。FLIPIとの組み合わせでPOD24の予測が可能

日付 2020年2月6日
担当 入吉
タイトル association of mutation contributing to clonal hematopoiesis with prognosis in chronic ischemic heart failure
PMID 30566180
著者 Lena D
文献 JAMA cardiology
要旨 心不全患者におけるCHIPに関連する遺伝子異常、特にTET2やDNMT3Aの変異がある場合は年齢と関係なくVAFに比例して心不全による死亡が増加し予後が悪化する。IL-8などのサイトカイン産生が上昇するため?

日付 2020年1月30日
担当 丸井(研修医)
タイトル Increased risk of 100-day and 1-year infection-related mortality and complications in haploidentical stem cell transplantation
PMID 31191064
著者 Chang J
文献 J Blood Med.
要旨 寛解期の造血器疾患に対するPT-CY Haplo移植はTAC+sMTX(15,10,10,10mg)+ATG3mg/kgを使用したHLA適合の血縁/非血縁者間移植と比べて細菌・真菌感染に伴う感染症死の頻度が10%と高く死亡には影響を与えないがCMVやBKのウイルス血症の頻度も高い。

日付 2020年1月23日
担当 岡田(研修医)
タイトル Platelet counts during pregnancy
PMID 29972751
著者 Reese JA
文献 N Engl J Med
要旨 妊婦の血小板減少に関するレビュー 血小板数15万未満は全ての妊婦の約1割に認められるが10万を切る場合は何らかなの合併症や基礎疾患の検索が必要

日付 2020年1月16日
担当 藤下 惠悟
タイトル Inhibitory receptors and ligands beyond PD-1, PD-L1, and CTLA4: breakthrough or backups
PMID 31611702
著者 Andrews LP
文献 Nat Immunol
要旨 PD-1, PD-L1, CTLA4以外の免疫チェックポイント阻害薬に関するレビューの記事 TCRを介した刺激を抑制するLAG-3に対する抗体や細胞接着分子と共に作用するTIM-3に対する抗体(ITIMモチーフもなくPD-1抗体と作用機序かぶらないため期待されている)や抗原提示細胞や腫瘍浸潤マクロファージにも発現するTIGITに対する抗体が開発中だがいずれも従来のPD-1抗体との併用が中心になるとみられる。このうちTIM-1に対する抗体はアポトーシスした細胞のクリアランスも低下させるためブレオマイシンの肺毒性を悪化させる。

日付 2020年1月9日
担当 今井 利
タイトル analysis of Japanese patients from the AUGMENT phaseⅢ study of lenalidomide+rituximab(R2) vs. rituximab+placebo in relapsed/refractory indolent non-Hodgkin lymphoma
PMID 31858429
著者 Izutsu K
文献 Int J Hematol
要旨 再発治療抵抗性の低悪性度NHLに対するR+LEN vs R+偽薬を比較したAUGMENT試験の日本人サブグループ解析。患者集団全体同様にPFSの延長を認めた(原因不明だがR+LENではRのIRRが増加)

2019年

PMIDをクリックするとpubmedのページにリンクします。
日付 2019年12月26日
担当 徳橋(研修医)
タイトル Gait speed, grip strength, and clinical outcomes in older patients with hematologic malignancies
PMID 31167800
著者 Liu MA
文献 Blood
要旨 75才以上の初発の造血器悪性腫瘍患者において歩行速度低下(0.8ml/s以下)は死亡や予定外入院と相関しており特にNHLでその関連性が高く、PS0-1の患者でも死亡率が増加する。一方で握力低下(30kg以下)はやや死亡と関連するが予定外入院とは関連しない

日付 2019年12月19日
担当 町田 拓哉
タイトル Dose-adjusted EPOCH-R compared with R-CHOP as frontline therapy for diffuse latge B-cell lymphoma: clinical outcomes if the phase Ⅲ intergroup trial Alliance/CALGB 50303
PMID 30939090
著者 Bartlett NL
文献 JCO
要旨 CNS浸潤のない初発DLBCL524名(DEL42名、MYC転座陽性13名を含む)に対するDA-R-EPOCHとR-CHOPの5年PFS/OSは68/77.5%と66/78.5%でDELも含めて有意差なし。ただしR-CHOP群の成績が既報よりも良好でIPIがHighの患者ではDA-R-EPOCHのPFSがやや改善しており試験登録の段階でaggressiveな症例登録されなかった可能性もある

日付 2019年12月12日
担当 藤澤 佑香
タイトル Liquid biopsy in lymphoma
PMID 30846503
著者 Rossi D
文献 Haematologica
要旨 悪性リンパ腫に対するliquid biopsyのreview、確定診断目的での使用は現状ではMYD88など特異度の高い遺伝子変異のあるPCNSLに限られる。一方で微小残存病変の評価に関しては化学療法2コース後、血中の腫瘍DNAがHLでは2log以上低下、DLBCLでは検出不可になると治癒に至る可能性が示唆されている

日付 2019年12月5日
担当 入吉
タイトル analysis of cardiovascular and arteeriothrombotic adverse events in chronic-phase CML patients after frontline TKIs
PMID 30885996
著者 Jain P
文献 Blood Adv
要旨 CML-CPに対するTKI使用時の心血管イベントに関する報告 従来通りもともとリスクがある人やポナチニブを仕様しているときに心血管イベントを起こしやすい、一方でイマチニブも長期間使用すると高血圧症や時にうっ血性心不全を起こすことあり

日付 2019年11月28日
担当 井上(研修医)
タイトル Treatment of acute leukemia in adult Jehovah's Witnesses
PMID 31693175
著者 El Chaer Firas
文献 BJH
要旨 エホバの証人に対する白血病加療の報告 貧血には代替製剤を、血小板減少にはTPO受容体作動薬の報告もあるらしい

日付 2019年11月21日
担当 学会予演
タイトル  
PMID  
著者  
文献  
要旨  

日付 2019年11月14日
担当 岡 聡司
タイトル Chromosomal abnormaliities and prognosis in NPM1-mutated acute myelid leukemia: a pooled analysis of individual patient data from nine international cohorts
PMID 31430225
著者 Angenendt L
文献 JCO
要旨 NPM1陽性FLT3-ITD変異陰性または低アレルのAMLにおいて染色体異常の存在は生存を悪化させる。特に高リスク染色体異常ではNPM1変異陰性例と同様に5年OS/は19.5%と予後不良であり60歳以下では1st CRで同種移植するほうが生存が改善する。一方中間リスクの染色体異常も正常核型より若干予後が悪いが1stCRの移植では再発がNRMで相殺されるため予後は改善しなかった。

日付 2019年11月7日
担当 藤下 惠悟
タイトル Clinical, histopathological and molecular characterization of hypoplastic myelodysplastic syndrome
PMID 30940907
著者 Bono
文献 Leukemia
要旨 低形成MDSは骨髄性腫瘍と良性の骨髄不全症の2群に分かれ前者の予後は正形成~過形成のMDSと同等である一方で後者の予後は再生不良性貧血と同等、この2群はhgスコア2点以上(骨髄芽球≧5%:2点、骨髄芽球2~4%:1点、MF2~3の線維化:1点、巨核球の異形成:1点、環状鉄芽球≧15%:2点、環状鉄芽球5~14%:1点、高度の顆粒球異形成:1点、WHOで規定された染色体異常:2点、MDSに特徴的な遺伝子変異のパターン:1点)で層別化できる

日付 2019年10月31日
担当 角野(研修医)
タイトル Intraveous but not intrathecal central nervous system-directed chemotherapy imprives survival in patients with testicular diffuse large B-cell lymphoma
PMID 31082690
著者 Mannisto S
文献 Eur J cnacer
要旨 精巣原発DLBCL189名(年齢中央値69歳,限局期65%,初診時CNS陽性は除く)の5年OS/PFSは60/52%でCNS再発率は8.4%でHDMTX/HiDAC(1.5/8g/m^2以上投与)による全身的な中枢神経予防(年齢中央値64歳)は中枢神経再発は減少させないものの年齢に関係なく全身性再発を減らすことで生存を改善する一方で髄腔内投与はリツキシマブ非使用群ではやや生存を改善するがリツキシマブ投与群では生存を改善させない

日付 2019年10月24日
担当 今井 利
タイトル Impact of concurrent indolent lymphoma on the clinical outcome of newly diagnosed diffuse large B-cell lymphoma
PMID 31350266
著者 Wang Y
文献 Blood
要旨 新規診断のDLBCLの12.9%で低悪性度リンパ腫の合併を認める。大部分は濾胞性リンパ腫で同一リンパ節組織に認めることが多くDLBCLはGCB型が多い。その他の低悪性度リンパ腫は主に骨髄に認められることが多くDLBCLはnon-GCB型が多い。前者のOSはDLBCL全体よりはやや良好だがGCB型DLBCLとはほぼ同等、後者のOSはDLBCL全体とほぼ同等となっている(ただし治療強化を受けた患者や自家移植を受けた患者の割合に関しては言及なし

日付 2019年10月17日
担当 加島PT
タイトル 当院での移植成績とサルコペニアに関する発表
PMID  
著者  
文献  
要旨  

日付 2019年10月10日
担当 町田 拓哉
タイトル Comparing a neutropenic diet to a food safety-based diet in pediatric patients undergoing hematopietic stem cell transplantation
PMID 30910605
著者 Taggart C
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 小児同種移植造血幹細胞移植に対して生野菜や果物の使用を認めた生禁食は100日OSやNRM、血流感染症の頻度は不変で腸管GVHDに関しては有意差はないものの対照群28%に比べて17%ひ少ない傾向を認めた

日付 2019年10月3日
担当 入吉
タイトル Daratumumab plus lenalidomide and dexamethasone for untreated myeloma
PMID 31141632
著者 Facon T
文献 N Engl J Med
要旨 65才以上で移植非適応の多発性骨髄腫に対するDRd療法はRd療法と比較してLENの減量した割合が高いにもかかわらずCR率47.6%vs24.9%、30ヶ月PFS70.6%vs55.6%と良好で75歳以上でも効果を認めたが肺炎を13%に認め高リスク染色体異常に対するPFS延長効果は再発例よりも短い

日付 2019年9月19日
担当 藤澤 佑香
タイトル Nivolmab for newly diagnosed advanced-stage classic hodgkin lymphoma: safety and efficacy in the phase Ⅱ checkmate 205 study
PMID 31112476
著者 Ramchandren R
文献 JCO
要旨 未治療進行期ホジキンリンパ腫に対してニボルマブ240mg単剤を4回投与後にニボルマブ+AVD療法6コースでORR84%、CR67%となる。奏効率はPD-1の発現と相関しN+AVD療法2コースで半数がCRとなる。A-AVD療法と異なり60才以上の高齢者でも効果がありそう

日付 2019年9月12日
担当 岡 聡司
タイトル comprehensive clinical-molecular transplant scoring system for myelofibrosis undergoing stem cell transplantation
PMID 30760453
著者 Gagelmann N
文献 Blood
要旨 白血化を除く原発性・続発性骨髄線維症に対する同種移植においてWBC>25000(1点)、Plt<15万(1点)、KPS<90%(1点)、CALR/MPL変異なし(2点)、年齢57才以上(1点)、HLA不適合非血縁者間移植(2点)、ASXL1変異あり(1点)でスコア化(MTSS)した場合、5年OS/NRMは低リスク(~2点)で90/10%、中間リスク(3~4点)で77/22%、高リスク(5点)で50/36%、超高リスク(6~9点)で34/57%となる。Ruxolitinibの影響は期間が短く評価できていない

日付 2019年9月5日
担当 池内 一廣
タイトル Influence of Donor type (sibling versus matched unrelated donor veusus haploidentical donor) on outcomes after clofarabine-based reduced-intensity conditioning allograft for myeloid malignancies
PMID 30928627
著者 Bouard L
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 骨髄性腫瘍に対するRIC前処置(HLA適合ドナーではClo30mg/m^2×4~5日+ivBU3.2mg/kg×2日+ATG2.5mg/kg×1~2日、ハプロドナーではClo30mg/m^2×5日+CY14.5mg/kg+TBI2Gy)を用いたCRでのPBSCTではハプロドナーで1stCRの患者が少なかったにもかかわらず2年OSはMSD、MUD、ハプロで73.9%,64.7%,60.3%で有意差はなかった。

日付 2019年8月29日
担当 天野(研修医)
タイトル Risk of HBV reactivation in patients with B-cell lymphomas receiving obinutuzumab or rituximab immunochemotherapy
PMID 30341058
著者 Kusumoto S
文献 Blood
要旨 オビヌツズマブはリツキシマブと同程度のHBV再活性化を来たす。定量出来ない程度のHBV-DNA検出例だけでなくHBs抗体陰性・HBc抗体陽性はHBV再活性化リスクが高く核酸アナログの内服が望まれる

日付 2019年8月22日
担当 藤下 惠悟
タイトル Complex karyotype in de novo acute myeloid leukemia: typical and atypical subtypes differ molecularly and clinically
PMID 30737482
著者 Mrozek K
文献 Leukemia
要旨 複雑核型を有するde novoのAMLは予後不良であるがその中でも5q、7q、17pいずれかの異常を認める例はp53変異を高率に伴い3年DFS0%、OS1%特に予後不良であるのに対し非典型例はキナーゼやRASの変異が多く3年DFS10%、OS24%とやや予後が良い

日付 2019年8月15日
担当 今井 利
タイトル HLA-haploidentical stem cell transplantation using posttransplant cyclophosphamide
PMID 31104211
著者 Sugita J
文献 Int J Hematol
要旨 PTCYに関するレビュー ドナー選択に関しては若年ドナーが望ましい。PBSCTで再発は減るが中等症以上のcGVHDは増える傾向にある。CRSはHLAクラス2ミスマッチがリスクでPBSCTでは必発だがBMでRICなら半分程度しか起きない。PTCYの再発は勝負ハプロと同程度

日付 2019年8月8日
担当 町田 拓哉
タイトル PTCy-based haploidentical vs matched related or unrelated donor reduced-intensity conditioning transplant for DLBCL
PMID 30723110
著者 Dreger P
文献 Blood Adv
要旨 再発のDLBCL(約半数は自家移植歴あり)でPR以上の効果を救援療法で得られて入れば適切な血縁・非血縁HLA適合ドナーがいなくてもTBIによる前処置でPT-CY-Haplo移植をすることで3年OS46%、PFS38%とHLA適合ドナーと同等の移植成績を得られGRFSも良好、再発は1年以内に多い

日付 2019年8月1日
担当 入吉 宏紀
タイトル Obinutuzumab for the first-line treatment of follicular lymphoma
PMID 28976863
著者 Marcus M
文献 N Engl J Med
要旨 初発濾胞性リンパ腫に対するオビツズマブを使用した化学療法はリツキシマブを使用したものと比較して奏効率は同じであるもののPFSを延長させる。ただし血球減少は強くBEN併用時は維持療法期間中の感染症が多くなる

日付 2019年7月25日
担当 藤澤 佑香
タイトル Positron emission tomography score has greater prognostic significance than pretreatment risk stratification in early-stage hodgkin lymphoma in the UK RAPID study
PMID 31112475
著者 Barrington SF
文献 JCO
要旨 bulky病変やB症状のない限局期ホジキンリンパ腫に対しABVD療法3コース後のPET-CTでCRでIFRT(30Gy)あり、CRでRTなし、PET陽性でABVD1コース追加後RTだった場合の5年EFSは96%、90.1%、84.6%と進行期の中間PETほど大きな差はないが中間PET陽性の中でもドービルスコア5点以上のものは5年EFS61.9%と予後不良である

日付 2019年7月18日
担当 加島PT
タイトル Effects of physical execise on survival after allogeneic stem cell transplantation
PMID 26061092
著者 Wiskemann J
文献 Int J Cancer
要旨 HLA適合DonorからのRICによる前処置を主体とした同種造血幹細胞移植において血小板1万未満、Hb8g/dl未満、38℃以上の発熱がある時以外に週5回、1日20-40分の運動療法を行う事で、非介入群と比較して退院後の感染症が減少し退院後の総死亡率・NRMが28.3→12.0/13.5→4.0%に減少する

日付 2019年7月11日
担当 岡 聡司
タイトル Inotuzumab ozogamicin in combination with low-intensity chemotherapy (MINI-HCVD) with or without blinatumomab versus standard intensive chemotherapy (HCVAD) as frontline therapy for older patients with philadelphia chromosome-negative acute lymphoblastic leukemia: a propensity score analysis
PMID 30985931
著者 Jabbour EJ
文献 Cancer
要旨 60才以上で新規診断のALLに対してmini Hyper-CVD/MA交代療法ににInotuzumab ozogamicinをday2、8に追加(inductionで0.6mg、0.3mg/m^2、consoliで0.3mg/m^2づつ)しこれにPSL・VCR・MTX・6MPによる維持療法1年半±blinatumomabによる維持療法4サイクルによって従来のHyper-CVAD/MAと比較し3年EFS49%vs29%、3年OS54%vs32%を得られる。(VODは10%程度で発症)

日付 2019年7月4日
担当 池内 一廣
タイトル Characterization of viral infections after antithymocyte globulin-based conditiong in adults undergoing allogeneic hematopoietic stem cell transplantation
PMID 31128324
著者 Bradley Figgins
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 50代の造血器悪性腫瘍患者にHLA適合非血縁ドナーから主にMACを前処置として移植をした際にGVHD予防でminiMTX又はMMFとTACに加えてATGを4mg/kg投与するとATGを使用しないHLA適合血縁ドナーと比較して6ヶ月時点でのRFSやOSは同様であるがCMVやEBV、BKによる感染症が増えて30ヶ月OSは27%vs77%まで悪化する(CMV感染症に関しては対照群と有意差はないがHLA適合血縁ドナーではCMV未感染のレシピエントが多かった)

日付 2019年6月27日
担当 楠瀬(研修医)
タイトル How I manage anticoagulant therapy in older individuals with atrial fibrillation or venous thromboembolism
PMID 30926593
著者 Chan NC
文献 Blood
要旨 高齢者のAfやDVTに対しては基本的にDOACで加療する。BP160/90mmHg以上の高血圧がある際は先に血圧を下げてから加療することで出血予防する。既に抗血小板薬を内服している場合は1年以内のACSや3ヶ月以内の頸動脈バイパス治療をしていない限り抗血小板薬は休薬する。転倒の既往があっても毎日転倒する様な人でない限り抗凝固のメリットが高い。透析患者でもアピキサバンは使用可能

日付 2019年6月20日
担当 二宮(研修医)
タイトル How I treat cancer-associated veous thromboembolism
PMID 30478093
著者 Kraaijpoel N
文献 Blood
要旨 腫瘍関連のDVTに対しては基本的にDOACによる加療の方が再発が少ないが上部消化管腫瘍の場合は出血リスクが多いため低分子ヘパリンが頻用される。ワーファリンは出血リスクが高く最初の3ヶ月は使用を避ける。治療期間は3-6ヶ月程度だが腫瘍の活動性があるときは継続する。亜区域の無症候性肺塞栓症には無治療でも良いがカテーテル関連の血栓では抜去前に数日間抗凝固を行なうことが望ましい

日付 2019年6月13日
担当 藤下 惠悟
タイトル Transplant-associated thrombotic microangiopathy is an edothelial complication associated with refractoriness of acute GVHD
PMID 28650448
著者 M Zeisbrich
文献 BMT
要旨 移植前に血管内皮障害マーカーであるST2の上昇やトロンボモジュリン遺伝子の高リスク多型を有する場合は移植後のTMAが増加する。これに対してスタチンの予防投与はTMAやそれに伴うステロイド抵抗性のGVHDを減少させる。

日付 2019年6月6日
担当 今井 利
タイトル Choosing a reduced-intensity conditioning regimen for allogeneic stem cell transplantation, fludarabine/busulfan versus fludarabine melphalan: a systematic review and meta-analysis
PMID 30471339
著者 Jain T
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 骨髄非破壊的前処置におけるFLU+BU(ivBU換算で7.2mg/kg未満)とFLU+MEL(140mg/m^2未満)を比較するとAML/MDSではFLU+MELの方が再発が少なくOSも改善するがNRM,aGVHDは増加する。一方で低悪性度リンパ腫ではFLU+BUの方がNRMが低い分若干OSが改善する

日付 2019年5月30日
担当 町田 拓哉
タイトル Dose-adjusted EPOCH-R(etoposide, prednisone, vincristine, cyclophosphamide ,doxorubicine, and rituximab) in untreated aggressive diffuse large B-cell lymphoma with MYC rearrangement: a prospective, multicentre, single-arm phase 2 study
PMID 30501868
著者 Dunleavy K
文献 Lancet Haematol.
要旨 DHLも含むMYC転座を有するDLBCLに対するDA-R-EPOCH+ITは2年EFS71%,OS76.7%(MYC転座のみの患者ではPS不良の患者が多かったせいかPFS、OSともDHL患者と比べ不良)、2コース後の中間PET-CTでCRなら2年PFS87.4%、OS87.5%でありASCTも不要かも

日付 2019年5月23日
担当 松野(研修医)
タイトル How I treat early-relapsing follicular lymphoma
PMID 30700421
著者 Casulo C
文献 Blood
要旨 FLIPI高リスク群の6割、PRIMA-PI高リスク群の4割が初回FL治療後2年以内に再燃(2-3割が形質転化)するがより精度の高い予測因子はない。治療に関しては早期再発後1年以内であれば自家移植で5年OS70%程度が期待できる。新薬ではR+LENやPI3Kδ阻害薬のumbralisibが期待できる

日付 2019年5月16日
担当 藤澤 佑香
タイトル AUGMENT: a phaseⅢ study of lenalidomide plus rituximab versus placebo plus rituximab in relapsed or refractory indolent lymphoma
PMID 30897038
著者 Leonard JP
文献 JCO
要旨 再発治療抵抗性のインドレントリンパ腫(8割がFL,5割が高腫瘍量、1/3が2年以内の再発)に対してR375mg/m^2+LEN20mg(day1-21)はR単剤と比較して2年PFS 58% vs 36%、2年OS93%vs 87%であり3割でCRを得る。また高腫瘍量や2年以内の再発でも効果あり。

日付 2019年5月9日
担当 岡 聡司
タイトル Brentuximab vedotin with chemotherapy for CD30-positive peripheral T-cell lymphoma (ECHELON-2): a global, double-blind, randomised, phase3 trial
PMID 30522922
著者 Horwitz S
文献 Lancet
要旨 CD30陽性(陽性率10%以上)のT細胞性リンパ腫に対するCHP+BV療法(1/5はその後ASCTを施行)は5年PFS57%、5年OS77%と良好な治療効果を示しAITLで奏効率が高いが下痢とPNの頻度がやや多い

日付 2019年4月25日
担当 難波(研修医)
タイトル Acute myeloid leukemia and pregnancy: clinical experience from single center and a review of the literature
PMID 28645262
著者 Fracchiolla NS
文献 BMC cancer
要旨 妊婦の0.07%~0.1%が癌を発症し多くは固形癌であるが血液覚醒腫瘍の中ではAMLが全体の2/3を占め最多、妊娠初期では中絶、妊娠中期では化学療法しつつ妊娠継続(ただし胎児死亡率は10%)、妊娠後期では化学療法継続か分娩、IDAは胎盤通過するのでDNRとする、ATRAは中期以降使用できるが、HUやATOは妊娠後期でも使用禁、輸血はCMV陰性の製剤を使用する。

日付 2019年4月18日
担当 池内 一廣
タイトル Eltrombopag for treating thrombocytipenia after allogeneic stem cell transplantation
PMID 30710685
著者 Yuan C
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 同種移植後のGVHDを伴わない血小板生着不全に対するエルトロンボパグ使用は半数の人で約1ヶ月程度で効果を認めるものの再発やGVHDを増加させる可能性がある

日付 2019年4月4日
担当 藤下 惠悟
タイトル BCR/ABL1-like acute lymphoblastic leukemia: How to diagnose and treat?
PMID 30561755
著者 Chiaretti
文献 Cancer
要旨 Ph-like ALLに対するレビュー:確立された診断基準はないが近年は検査法の組み合わせによるアルゴリズムで計算することが多い。CRLF2転座とJAK/STAT系に変異を持ったものとABLなどチロシンキナーゼに変異を持った二つのサブグループに分かれCRLF2転座を有する方が予後が悪い。TKI・JAK2阻害薬単剤での効果は乏しく併用療法が主体になると予想される

日付 2019年3月29日
担当 今井 利
タイトル Development of pre-engraftment syndrome, but not acute graft-versus-host disease, reduces relapse of acute myelogenous leukemia after single cord blood transplantation
PMID 30771495
著者 Masamichi I
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 急性骨髄性白血病に対するATGを使用しないMACを用いた前処置でのsingle CBTでPIRが生じた場合はNRMを増加させることなく再発を抑制しDFSを改善させる。PIRに関しては高リスク群やレシピエントがCMV未感染で生じやすく好中球生着は不変だがリンパ球回復が早くなる

日付 2019年3月22日
担当 町田 拓哉
タイトル Autologous transplantation, consolidation, and maintenance therapy in multiple myeloma: results of the BMT CTN 0702 trial
PMID 30653422
著者 JCO
文献 移植可能な70歳以下の多発性骨髄腫患者に対して自家移植後に2回目の自家移植をしたりVRd療法による地固め療法をしてもPFS・OSは改善しない。ただし2回目の自家移植を目指した患者のうち実際に2回目の移植が出来た患者は半分程度であり解釈に注意が必要
要旨  

日付 2019年3月15日
担当 藤澤 佑香
タイトル combination lenalidomide and azacitidine: a novel salvage therapy in patients who relapse after allogeneic stem-cell transplantation for acute myeloid leukemia
PMID 30653424
著者 Craddock C
文献 JCO
要旨 AMLとMDSに対してATGを併用した移植後に早期に血液学的再発を来たした患者に対してAza75mg/m^2+LEN5~25mg/m^2を併用したところORR24%であったがLENのdoseと効果に相関はなくCTLの増加も認めなかった

日付 2019年3月1日
担当 加島PT
タイトル 当院での移植成績とサルコペニアに関する発表
PMID  
著者  
文献  
要旨 サルコペニア(プレサルコペニアを含む)で移植後の生存・GVHDが不良であったがプレサルコペニア群ではクラス1ミスマッチが多かった

日付 2019年2月22日
担当 岡 聡司
タイトル Ibrutinib regimen versus chemoimmunotherapy in older patients with untreated CLL
PMID 30501481
著者 Woyach JA
文献 N Engl J Med
要旨 65才以上の未治療CLL患者に対するIBR±R療法とBR(R500mg/m^2)療法の治療成績を比較ではOSは不変であるもののIBRを使用した群で2年PFS87~88% vs 74%とBRと比べて優れていたがRの上乗せ効果はなくZAP70メチル化を認めた場合はIBR±RとBRでもPFSに差はなかった。またCR率はBR群の方が高かった。

日付 2019年2月15日
担当 北村 亘
タイトル the putative anti-leukemic effects of anti-thymocyte globulins in patients with CD7-positive acute myeloid leukemia
PMID 29459664
著者 Ochi K
文献 BMT
要旨 再発治療抵抗性AMLに対する移植の中でもCD7陽性の場合は1.5~2.5mg/kgのATGを併用することで2年OS50.9% vs 10.9%と有意に予後が改善する。ただし後方視的研究でCD7陽性AMLではなぜか全身性のcGVHDが多いためGVHDによるバイアスは否定できない

日付 2019年2月8日
担当 池内 一廣
タイトル All-oral ixazomib, cyclophosphamide, and dexamethasone for transplant-ineligible patients with newly diagnosed multiple myeloma
PMID 30471652
著者 Dimopoulos MA
文献 Eur J cnacer
要旨 平均年齢73歳の新規診断の移植不適応多発性骨髄腫患者に対するICd(イキサゾミブ4mg・シクロフォスファミド300/400mg/m^2・デキサメタゾン40mg)療法13コース+イキサゾイブ単剤維持療法の治験ではORR76%、VGPR以上33%であった。イキサゾミブ単剤は奏効を深めなかった。

日付 2019年2月1日
担当 藤下 惠悟
タイトル Cord Haploidentical Non-In Vitro T Cell Depletion Allogeneic Hematopoietic Stem Cell Transplantation Reduces Relapse of Refractory Acute Leukemia
PMID 30205230
著者 Jingbo Wng
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 非寛解期の急性白血病に対してATGを前処置とした勝負ハプロをする際に幹細胞輸注前に有核細胞数1.0×10^7/kgの臍帯血を輸注することで移植片対移植片効果(GVG効果)が生じてそれによってGVL効果が増強され再発が減少しPFSが改善する。特にレシピエントと1抗原不適合の臍帯血を輸注したときにPFSが最も延長した(レシピエントとずれすぎると再発は減るがNRMが増加する)

日付 2019年1月25日
担当 今井 利
タイトル How I treat Philadelphia-positive acute lymphoblastic leukemia
PMID 30442680
著者 Ravandi F
文献 Blood
要旨 Ph+ALLに対する総説:小児では移植と化学療法での差はないが成人では不明(移植しない場合はCNS再発が増加する様子)、仮に移植をしない場合はTKIは休薬せずに継続すべきである、将来的にはLENやBCL2阻害薬との併用も?

日付 2019年1月18日
担当 町田 拓哉
タイトル Randomized, placebo-controlled, phaseⅲ trial of fosaprepitant, ondansetron, dexamethasone(FOND) versus FOND plus olanzapine(FOND-O) for the prevention of chemotherapy-induced nausea and vomitting in patients with hematologic malignancies receiving highly emetogenic chemotherapy and hematopoietic cell transplantation regimens: The FOND-O trial
PMID 29906570
著者 Clemmons AB
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 造血器悪性腫瘍患者における高催吐リスクの化学療法目的をする場合でのオランザピン10mgの追加は遅発性嘔吐や自家移植で使用するMELによる急性期の嘔気を有意に改善させるが生着には影響は与えない(同種移植では効果はなさそう)

2018年

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日付 2018年12月28日
担当 藤田(研修医)
タイトル guidelines for the diagnosis and management of primary central nervous system diffuse large B-cell lymphoma
PMID 30467845
著者 Fox CP
文献 BJH
要旨 PCNSLに対するガイドライン:髄液評価には3-10mlを推奨し男性では精巣エコーを勧める。大量MTX投与時は輸注速度が速いほど良いが髄注の併用は必須でない。解導入療法2コース後にSD以上の効果があれば自家移植か、自家移植不適であるときはWBRT(20Gy程度でもいい?)かプロカルバジンやテモゾロイドによる維持療法を考慮。無症候性再発も多く3~4ヶ月毎のMRIが推奨される。救援療法にはICE療法が良い?

日付 2018年12月21日
担当 江端(専攻医)
タイトル efficancy of cidofovir in treatment of BK virus-induced hemorrhagic cystitis in allogeneic hematopoietic cell tansplant recipients
PMID 29679772
著者 Coomes EA
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 同種造血幹細胞移植後のBK出血性膀胱炎に対する静注で1mg/kg、膀胱内投与で5mg/kgのシドフォビルは出血性膀胱炎の約6割を改善させるものの腎障害は両者で認められ尿中のウイルス量に変化はなかった。プロベネシドの内服がやや腎障害を抑えるらしい

日付 2018年12月14日
担当 ASH zapping
タイトル  
PMID  
著者  
文献  
要旨  

日付 2018年12月7日
担当 ASH zapping
タイトル  
PMID  
著者  
文献  
要旨  

日付 2018年11月30日
担当 岡 聡司
タイトル upper gastrointestinal acute Graft-versus-host disease adds minimal prognositic value in isolation or with other graft-vursus-host disease symptoms as currently diagnosed and treated
PMID 30076185
著者 Nikifrow S
文献 Haematologica
要旨 現在のGVHDの重症度分類では上部消化管GVHDの存在は組織学的証明があればStage1,GradeⅡとなるものの、その存在は他のGVHDがGradeⅡ以下であればOSやcGVHDへの影響はほとんどない。ただし皮膚のみのGrade2のGVHDでもステロイド全身投与を受けた人が多く、他のGVHDがGradeⅢ以上では上部消化管GVHDの存在は予後を悪化させる

日付 2018年11月9日
担当 加嶋(PT)
タイトル Reduced respiratory and skeletal muscle strength in survivors of sibling or unrelated donor hematopoietic stem cell transplantation
PMID 18264142
著者 Kovalzki A
文献 BMT
要旨 呼吸筋・握力の低下は同種造血幹細胞移植患者が多く認められ特に最大吸気圧が予測値の60%未満であった場合は入院期間が有意に延長する

日付 2018年11月2日
担当 北村 亘
タイトル a simplified scoring system in de novo follicular lymphoma treated initially with immunochemotherapy
PMID 29666118
著者 Bachy E
文献 Blood
要旨 Rを含まない患者が含まれていたFLIPIやFLIPI2と異なり全ての患者がRを使用されたPRIMA試験を元にPRIMA-PIを作成(高リスク:β2-MG>3mg/l、中間リスク:β2-MG≦3mg/lかつ骨髄浸潤あり、低リスク:β2-MG≦3mg/lかつ骨髄浸潤なし)それぞれの5年PFSは37%、55%、69%

日付 2018年10月26日
担当 水谷(研修医)
タイトル allogeneic hematopoietic stem cell transplantation for T-cell lymphoma
PMID 29699989
著者 Schmits N
文献 Blood
要旨 Tリンパ腫に対する自家移植・同種移植のreview、移植適応であっても1/3で治療抵抗性で移植にたどり着けない。可能であれば1st CRでASCT,ATLLを除く再発例で同種移植を検討すべきだがRICでは再発が多いのでDLIの併用を検討すべき 皮膚リンパ腫ではSezary症候群より菌状息肉腫で同種移植後の再発が多い

日付 2018年10月19日
担当 池内 一廣
タイトル peripheral blood lymphocyte responses to cytomegalovirus seropositivity after allogenic-hematopoietic stem cell transplantation
PMID 30210235
著者 Zang J
文献 Onc target ther
要旨 CMV陽性ドナーからの同種造血幹細胞移植後にCMV特異的なT細胞が増殖することはaGVHDが増えることによってOSには影響を与えないもののaGVHDよりも強く原病再燃を抑えLFSを改善させる。

日付 2018年10月12日
担当 今井 利
タイトル Donor lymphocyte infusion used to treat mixed-chimeric and high-risk patient populations in the relapsed and nonrelapsed settings after allogeic transplantation for hematologic malignancies are associated with high five-year survival if persistent full donor chimerism is obtained or maintained
PMID 28712934
著者 Caldemeyer LE
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 高リスク造血器悪性腫瘍患者で同種造血幹細胞移植後に混合キメラ状態(レシピエントchimera10%以上)又は再発状態において免疫抑制剤中止後約1ヶ月が経過してもGVHD徴候がない場合はドナーリンパ球輸注を1ヶ月半~2ヶ月毎に漸増投与することで完全ドナー型を得られれば混合キメラ状態で5年OS69%、再発例で5年OS28%と良好な成績を得られるが移植後半年以内の再発例や完全キメリズムを達成できない場合は効果が低くGVHDは急性と慢性が混在してでることが多い

日付 2018年9月28日
担当 川田(研修医)
タイトル Brentuximab vedotin plus bendamustine: a highly active first salvage regimen for relapsed refractory Hodgkin lymphoma
PMID 29703778
著者 LaCasce AS
文献 Blood
要旨 再発・治療抵抗性ホジキンリンパ腫に対するBV+BEN90mg/m^2の併用療法で8割近い患者が2コース後に再寛解を得られ自家移植を行う事が出来るが輸注反応はBV単剤と比べて増加し2コース目に多くが発生する。

日付 2018年9月21日
担当 宮本(研修医)
タイトル Daratumumab plus bortezomib, melphalan, and predonizone for untreated myeloma
PMID 29231133
著者 Mateos MV
文献 N Engl J Med
要旨 自家移植の適応のない未治療多発性骨髄患者に対するDARA-VMP療法はVMP療法と比較してOSに差はないものの18ヶ月時点でのPFSを71.6% vs 50.2%と改善させ約2割の患者でMRD陰性化を得ることが出来る。感染症の頻度は同程度

日付 2018年9月14日
担当 藤下 惠悟
タイトル Absence of early HHV-6 reactivation after cord blood allograft predicts powerful graft-versus-tumor effect
PMID 29756385
著者 Rashidi A
文献 Am J Hematol
要旨 臍帯血移植をした患者でday28までにHHV-6の再活性化を起こさなかった患者では原病の再発率は低下するがOSは変化せず血中のNK細胞数もHHV-6再活性化した患者と差がなかった

日付 2018年9月7日
担当 町田 拓哉
タイトル Procalcitonin-guided use of antibiotics for lower respiratory tract infection
PMID 29781385
著者 Huang DT
文献 N Engl J Med
要旨 ERにおける下気道症状を訴える患者の診療でプロカルシトニンの使用(0.25μg/l以下では抗菌薬使用を推奨しない)は抗菌薬使用の頻度・投与期間を減らすことはなかった。

日付 2018年8月31日
担当 藤澤 佑香
タイトル Ibrutinib as treatment for patients with relapsed/refractory follicular lymphoma: results from open-label, multicenter, phaseⅡ DAWN study
PMID 29851546
著者 Gopal AK
文献 JCO
要旨 再発・治療抵抗性濾胞性リンパ腫に対するイブルチニブ560mg/dayは2割程度でしか効果を上げないが効果のある人ではTregが低下することで長期的な効果を得られる??

日付 2018年8月24日
担当 岡 聡司
タイトル Obinutuzumab for the first-line treatment of follicular lymphoma
PMID 28976863
著者 Marcus M
文献 N Engl J Med
要旨 初発濾胞性リンパ腫に対するオビツズマブを使用した化学療法はリツキシマブを使用したものと比較して奏効率は同じであるもののPFSを延長させる。ただし血球減少は強くBEN併用時は維持療法期間中の感染症が多くなる

日付 2018年8月10日
担当 池内 一廣
タイトル Impact of thrombtic microangiopathy on renal outcomes and survival after hematopoietic stem cell transplantation
PMID 29758394
著者 Postalcioglu M
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 骨髄破壊的前処置・シロリムスの使用・HLA不適合ドナーからの移植はTMAのリスクとなり、その存在は腎機能・生存率を悪化させる。ただしシロリムスに関してはTMAの頻度は上げるものの生存率に影響を与えない。

日付 2018年8月3日
担当 北村
タイトル prognostic importance of pretransplant disease status for posttranplant outcomes in patients with adult T cell lymphoma
PMID 29523883
著者 Inoue Y
文献 BMT
要旨 ATLLに対する同種造血幹細胞移植では移植前SD/PD、リンパ腫型、前処置がRIC、診断から移植まで7ヶ月以上かかると移植後の再発率が高い、ただしリンパ腫型では再発後もDLIや局所RTでそれなりに病勢コントロールが出来る

日付 2018年7月27日
担当 前田(研修医)
タイトル positron emission tomography-guided therapy of aggressive non-Hodgkin lymphomas(PETAL): amulticenter, randomised phase Ⅲ trial
PMID 29750632
著者 Duhrsen U
文献 JCO
要旨 非Hodgkinリンパ腫(主にDLBCL)に対してR-THPCOP療法を2コース施行後に撮像したPET-CTでSUV法で陽性だった場合はPFS/OSは低下するが治療強度を上げても生存率は改善しない(PET陰性で2年PFS/OSが約80/88%、PET陽性で2年PFS/OSが約45/60%)

日付 2018年7月20日
担当 公家(研修医)
タイトル Autologous transplantation versus allogeneic transplantation in patients with follicular lymphoma experiencing early treatment faliure
PMID 29645093
著者 Smith SM
文献 Cancer
要旨 初回治療後2年以内に病勢増悪を認めた濾胞性リンパ腫(Grade3Bを除く)に対してup frontでのautoまたはHLA一致血縁/非血縁ドナーからのallo(auto既往は除く)をした場合、移植後21ヶ月以内のNRMは非血縁ドナーからの移植で有意に高く5年OSも低いがそれ以降では差はなく、移植後7ヶ月を過ぎると同種移植で再発率が下がる(MACとRICに差はない)

日付 2018年7月13日
担当 藤下 惠悟
タイトル FLT3 inhibitors in acute myeloid leukemia: choosing the best when the optimal dose not exist
PMID 29285788
著者 Assi R
文献 Am J Hematol
要旨 FLT3-TKIはFLT3-ITD変異を伴うAMLに対して一過性の効果をもたらすがFLT3-TKD変異の付加や化学療法による遺伝子不安定化でいずれ効果を失うためボルデゾミブやメトホルミンなどのたの薬剤と併用する必要がある。

日付 2018年7月6日
担当 今井 利
タイトル Haploidentical transplantation for older patients with acute myeloid leukemia and myelodysplastic syndrome
PMID 28918304
著者 Ciurea SO
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 高齢AML/MDS患者に対するFLU+MEL100-140+TBI2Gyを使用したハプロ移植は半分が非寛解であったにもかかわらず2年OS42%、再発率21%と移植成績は良好であった。予後良好群の患者では40歳以下の若年ドナーの方が生存率が良かった。

日付 2018年6月29日
担当 難波(研修医)
タイトル Five-year outcomes for frontline bretuximab vedotin with CHP for CD30-expressing perioheral T-cell lymphomas
PMID 29507077
著者 Fanale MA
文献 Blood
要旨 CD30陽性のT細胞性リンパ腫に対するCHP+BV療法はCR率92%、5年PFS52%、5年OS80%と良好な治療効果を示す

日付 2018年6月22日
担当 加嶋(PT)
タイトル Prognostic impact of sarcopenia in patients with diffuse large B-cell lymphoma treated with rituximab plus cyclophosphamide, dixorubicin, vincristine, and prednisone
PMID 27104110
著者 Go SI
文献 J Cachexia sarcopenia and Muscle
要旨 DLBCLに対するR-CHOP療法においてサルコペニアであることは治療関連毒性を増加させ生存率を低下させる(5年OS37.3% vs 68.1%)

日付 2018年6月15日
担当 町田 拓哉
タイトル Bosutinib versus imatinib for newly diagnosed chronic myeloid leukemia: results from the randamized BFORE trial
PMID 29091516
著者 Cortes JE
文献 JCO
要旨 新規診断のCML患者に対するボスチニブ400mg/dayはイマチニブと比較して12ヶ月時点でのMMR率が改善する(47.2% vs 36.9%) 有害事象は開始後1ヶ月以内に多く肝障害が休薬の原因となる

日付 2018年6月8日
担当 藤澤 佑香
タイトル Stem cell transplantation for light chain amyloidosis: decreased early mortality over time
PMID 29558277
著者 Sidiqi MH
文献 JCO
要旨 ALアミロイドーシスに対する自家移植は臓器浸潤が少なく、移植前にPIによって病勢をコントロールできていれば早期死亡が減少し予後が改善する。MEL200mg/^2以上ある方がよく移植後VGPR未満では地固め療法を考慮すべき

日付 2018年6月1日
担当 岡 聡司
タイトル Brentuximab vedotin with chemotherapy for stageⅢ or Ⅳ Hodgkin's lymphoma
PMID 29490175
著者 J.M. Connors
文献 N Engl J Med
要旨 進行期ホジキンリンパ腫に対するブレンツキシマブ・ベドチンを併用したA+AVD療法はABVD療法と比較してPFSを改善(2年PFS82.1%vs77.2%)し、肺線維症のも減少するが末梢神経障害は増加し10人に一人が治療中断する。FNも増加するためG-CSFの一次予防が必要

日付 2018年5月25日
担当 林(研修医)
タイトル NSAID treatment with meloxicam enhaces peripheral stem cell mobilization in myeloma
PMID 29058701
著者 Jeker B
文献 BMT
要旨 多発性骨髄腫における幹細胞採取においてビノレルビン35mg/m^2またはゲムシタビン1250mg/m^2にNSAIDsであるメロキシカム(作用機序はセレコックスと同じ)を追加することでday8・9における幹細胞採取が改善する(EP4受容体を阻害するため?)

日付 2018年5月18日
担当 大髙(研修医)
タイトル Presepsin as a diagnositic maker of bacterial infection in febrile neutropenic pediatric patients with hematological malignancies
PMID 29616457
著者 Baraka A
文献 Int J Hematol
要旨 好中球減少患者におけるプレセプシンは敗血症の早期診断には役に立つがCRPやPCTと比較して重症度の予測には劣る

日付 2018年5月11日
担当 北村 亘
タイトル Prospective randomization of post-remission therapy comparing autologous periperal blood stem cell transplantation versus high-dose cytarabine consolidation for acute myelogenous leukemia in first remission.
PMID 29243031
著者 Miyamoto T
文献 Int J Hematol
要旨 予後良好・中間群のAMLに対して第1寛解期に自家移植またはHiDACによる地固めをした際、自家移植はHiDACと比較して生存を改善しない(ただし自家移植群で脱落が多くFLT3-ITD変異例も含んでいる、FLT3-ITD陰性例ではややDFSは良好)

日付 2018年4月27日
担当 池内 一廣
タイトル Comparison of autologous stem cell transplantation versus haploidentical donor stem cell transplantation for favorable- and intermediate-risk acute myeloid leukemia patients in first complete remission
PMID 29289758
著者 Jia Chen
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 予後良好・中間群のAMLに対して第1寛解期に自家移植またはハプロ移植をした際、自家移植では予後良好群でも再発は多くてもNRMも低く2nd CRも得やすいため生存は同等だが中間リスクではハプロ移植に劣る

日付 2018年4月20日
担当 藤下 惠悟
タイトル Outcomes after allogeneic stem cell transplantation in patients with double-HIT and double-expressor lymphoma
PMID 29196080
著者 Alex F. Herrera
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 再発治療抵抗性のDLBCLにおいてダブりヒット・ダブルエクスプレッサーリンパ腫であることは同種移植の負の因子とはならない

日付 2018年4月13日
担当 今井 利
タイトル A new prognostic score comrising lactate dehydrogenase, albumin and neutrophil to lymphocyte ratio to predict sensitivity to first-line chemotherapy T-cell lymphomas
PMID 29103138
著者 Saito Kaito
文献 Int J Hematol
要旨 PTCL AITLなどのT細胞性リンパ腫でLDH高値、Alb<3.2g/dl、好中球/リンパ球比>4は初回治療抵抗性の指標となる

日付 2018年4月6日
担当 町田 拓哉
タイトル How I treat CLL patients with Ibrutinib
PMID 29255067
著者 Jennifer R
文献 Blood
要旨 イブルチニブを使用する患者の4割がAfや出血で使用を中止する。抗血小板薬内服で大出血を1-9%生じDAPTは推奨されない。血小板は2.5万以上を目指す。血圧上昇は必発でAfは10%で起きるがベラパミルは相互作用のため併用禁、アスペルギルス・VZVのリスクも上がり開始前に生ワクチン摂取させる。副作用は長期間内服で改善することが多く最初の数ヶ月はfull doseで投与

日付 2018年3月30日
担当 藤澤 佑香
タイトル  
PMID  
著者  
文献  
要旨  

日付 2018年3月23日
担当 岡 聡司
タイトル R-CHOP 14 with or without radiotherapy in nonbulky limited-stage diffuse large B-cell lymphoma
PMID 29061568
著者 Thierry Lamy
文献 Blood
要旨 限局期DLBCLでbulky 病変がない場合はR-CHOP-14を4コース後にCRであればRTを省略できるがPRの場合はRTをしないとCR並のOSは達成できない

日付 2018年3月16日
担当 池内 一廣
タイトル Improvement in overall survival with Carfilzomib, Lenalidomide, and Dexamethason in patients with relapsed or refractory multiple myeloma
PMID 29341834
著者 David S
文献 JCO
要旨 再発治療抵抗性のMMに対してKRd療法はRd療法と比較してPFSだけでなくOSも延長させる。Bor投与歴があっても有効で初回再発時が最も効果があるが高リスク染色体異常があるときはPFSしか延長しない

日付 2018年3月9日
担当 藤下 惠悟
タイトル The Eropean society for Blood and marrow transplantation(EBMT) consensus guideline for detection and treatment od Donor-specific Anti-HLA antibodies(DSA) in haploidentical hematopoietic cell transplantation.
PMID 29335625
著者 Stefan O
文献 BMT
要旨 DSAの検出においてMFI高値(1000~5000以上)だけでなく補体活性化能があることも生着不全の確率を高めるためC1qアッセイによる評価が必要、脱感作法として行うドナー血小板輸血はHLA classⅠのDSAにしか効かずclass ⅡのDSAではドナーのbuffy coat投与が必要

日付 2018年3月2日
担当 今井 利
タイトル Letermovir prophyraxis for cytomegalovirus in hematopoietic-cell transplantation
PMID 29211658
著者 F.M.Marty
文献 N Engl J Med
要旨 同種造血幹細胞移植において予防的にletermovirを内服させることで腎障害を起こさずCMV再活性化を半減させOSも改善させる、ただし移植前にCMV再活性化している場合やCMV以外のウイルスでは無効でCYP3A阻害活性あり、中止後CMV感染にも注意すべき

日付 2018年2月23日
担当 加嶋(PT)
タイトル the impact of early rehabilitation on the duration of hspitalization in patients atfer allogenic hematopoietic stem cell transplantation
PMID 20832579
著者 J.Inoue
文献 Transplantation Proceedings
要旨 MACではリハビリをすることで入院期間の短縮を期待できるがRICでは入院期間に関しては短縮を期待できない。

日付 2018年2月9日
担当 町田 拓哉
タイトル increasing use of allogenic hematopietic cell transplantation in patients aged 70 and older in the United Stated
PMID 28674027
著者 L Muffy
文献 Blood
要旨 70才以上における同種造血幹細胞移植の成績は2年OS39%、PFS32%と近年改善傾向であるが2年TRM35%と横ばいで推移、死因の半分は移植後再発

日付 2018年1月26日
担当 入吉(研修医)
タイトル Preexisting Cardiovascular Risk and subsequent heart failure among Non-Hodgkin lymphoma survivors
PMID 28922087
著者 T Salz
文献 JCO
要旨 リンパ腫治療前に心疾患があるだけでなく心血管リスクがあるだけで化学療法後に心不全になるリスクが増加する

日付 2018年1月19日
担当 藤澤 佑香
タイトル Prospective, aandomized, double-blind, phaseⅢ clinical trial of Anti-T-lymphocyte Globulin to assess impact on chronic Graft-versus-host disease-free survival in patients undergoing HLA-matched unrelated myeloablative hematopoietic cell transplantaion
PMID 29040031
著者 Robert J
文献 JCO
要旨 HLA一致の非血縁DonorよりMACを受ける際にcGVHD減少を期待してATGを投与する時は投与前のリンパ球数が1000以上あるとcGVHDが減少し、PFS・OSも(特にnon-TBIでの前処置において)損なわない

2017年

PMIDをクリックするとpubmedのページにリンクします。
日付 2017年12月22日
担当 安田(研修医)
タイトル Safety and efficancy of mogamulizmab in patients with adult T-cell leukemia-lymphoma in Japan: interim results of postmarketing all-case surveillance
PMID 28597329
著者 K Ishitsuka
文献 Int J Hematol
要旨 Moga市販後の全例調査報告:合計8回以上の投与で皮疹が増加、moga投与後90日以内に移植をすると約50%でaGVHDをおこし半分は重症aGVHD

日付 2017年12月15日
担当 田邊 (研修医)
タイトル Clinical impact of hyperglycemia on days 0-7 after allogeneic stem cel transplantation
PMID 28319076
著者 A Kawajiri
文献 BMT
要旨 移植後0-7日目の血糖が高値(>110mg/dL)であるとDMがなくても感染・臓器障害・Ⅲ-ⅣのaGVHDが増加しNRM・OSが低下する

日付 2017年12月8日
担当 岡 聡司
タイトル Double-Hit Large B cell lymphoma
PMID 28952038
著者 Khelfa Y
文献 Curr Oncol Rep
要旨 DHLに対してR-CHOPより治療強度の高いregimenではPFSのみ改善するがup frontの自家移植はPFSも改善しない(DA-R-EPOCH+LENが有効?)

日付 2017年12月1日
担当 池内 一廣
タイトル BDR in newly diagnosed patients with WM: final analysis of a phase 2 study after aminimum follow-up of 6 years
PMID 27872060
著者 Maria G
文献 Blood
要旨 WMに対してはBorを加えることで即効性の効果を得て7年OS66%を得られる

日付 2017年11月24日
担当 藤下 惠悟
タイトル Fludarabine and Busulfan versus Fludarabine, Cyclophosphamide, and Rituximab as Reduced-intensity Conditioning for allogenic transplantation in follicular lymphoma
PMID 29032272
著者 Naredranath E
文献 Biol of blood and marrow transplant
要旨 濾胞性リンパ腫におけるRICでの同種移植ではFCRによる前処置の方がFlu-Buと比較して慢性GVHDが少なく移植成績も(化学療法感受性があれば)3年OS81%、PFS74%と良好

日付 2017年11月17日
担当 今井 利
タイトル prognostic index for chronic and smoldering-type adult T-cell leukemia-lymphoma
PMID 28515095
著者 Hiroo K
文献 Blood
要旨 慢性型・くすぶり型のATLLに関してはsIL-2R(低リスク:≦1000、中間リスク:1000~6000、高リスク>6000、生存中央期間:未達、5.5年、1.6年)で予後分類することが出来る

日付 2017年11月10日
担当 町田 拓哉
タイトル Lenalidomide maintenance after autologous Stem-Cell Transplantation in newly diagnosed Multiple Myeloma: a meta-analysis
PMID 28742454
著者 Phlip L
文献 JCO
要旨 自家移植後のLEN維持療法でPFSだけでなくOSも延長し、2時癌や2次治療にも影響を及ぼさない。LENを含む regimenで移植できた症例で最も有効で逆にLDH高値・CCr低値・高リスク染色体ではOSは改善しない

日付 2017年10月27日
担当 加嶋 憲作(PT)
タイトル A controlled randamized study examining the effect of exercise therapy on patients undergoing hematopoietic stem cell transplantation
PMID 19597418
著者 FT Baumann
文献 BMT
要旨 移植期間中の20分程度の運動によって筋力低下を抑制できるだけでなく肺機能の低下を防止できる可能性がある(ただし呼吸機能に関しては統計的に有意ではない)

日付 2017年10月13日
担当 藤澤 佑香
タイトル Rituximab after autologous stem-cll transplantation in Mantle-cell lymphoma
PMID 28953447
著者 S.Le Gouill
文献 N Engl J Med
要旨 DHAPによる大量化学療法後自家移植を施行したMantleリンパ腫の患者で移植後にリツキシマブ維持療法(2ヶ月毎・3年間)を加えるとPFS・OSが改善する

日付 2017年10月6日
担当 岡 聡司
タイトル Outcomes of Lower-Risk patients with myelodysplastic syndromes without 5q deletion after faliure of erythropoiesis-stimulating agents
PMID 28350519
著者 S Park
文献 JCO
要旨 若年男性で初診時のHbが低く鉄芽球・芽球が増加しているときはESAが効きにくい、またESA不応の時は2次治療は1/4程度しか奏効せずAzaやLENも生存を改善しない

日付 2017年9月29日
担当 池内 一廣
タイトル  
PMID  
著者  
文献  
要旨  

日付 2017年9月22日
担当 町田 拓哉
タイトル Primary CNS Lymphoma
PMID 28640701
著者 Christian G
文献 JCO
要旨 CNS原発悪性リンパ腫も亜全摘で予後が改善する可能性あり、またMTX+temozolomideはMPVより効果が劣る可能性あり、難治例ではBTK阻害薬も有効

日付 2017年9月15日
担当 藤下 惠悟
タイトル Association between anti-thymocyte globulin exposure and survival outcomes in adult unrelated haemopoietic cell transplantation: a retrospective, pharmacodynamic cohort analysis
PMID 28330607
著者 Admiraal R
文献 Lancet Haematol
要旨 ATGの至適投与量は体重あたりでなく投与前のリンパ球数あたりで決めるべきでATGの累積投与量は 400+350×リンパ球数(10^3/μl)と計算することが出来る。 ただしUR-PBSCTで前処置がRISTの時

日付 2017年9月8日
担当 今井 利
タイトル How I Treat double-Hit lymphoma.
PMID 28600333
著者 Friedberg
文献 Blood
要旨 限局期のdouble-HIT lymphomaではR-CHOP+IFRTでも十分?

日付 2017年8月25日
担当 細木(研修医)
タイトル Phase ⅡStudy of bendamustine, bortezomib and dexamethasone(BBD) in the first-line treatment of patients with multiple myeloma who are not candidates for high dose chemotherapy
PMID 28169430
著者 Jesus G
文献 BJH
要旨 移植適応のない多発性骨髄腫に対してBENをBDと併用することで72%でVGPR以上の効果を得ることが出来る

日付 2017年8月18日
担当  
タイトル  
PMID  
著者  
文献  
要旨  

日付 2017年8月11日
担当 藤澤 佑香
タイトル Lenalidomide maintenance compared with placebo in responding elderly patients with diffuse large b-cell lymphoma treated with first-line rituximab plus cyclophosphamide, doxorubicin, vincristine, and prednisolone
PMID 28426350
著者 C Thieblemont
文献 JCO
要旨 R-CHOP療法に効果のあった高齢DLBCL患者にREN維持療法をすることで(特にGCB型において)PFSは延長するがOSは変わらず1/3程度しか完遂できない

日付 2017年8月4日
担当 池内 一廣
タイトル Hematologic cell transplantation in myelodysplastic syndromes after Treatment with Hypomethylating agents
PMID 28600031
著者 M Festucca
文献 Biol blood marrow transplant
要旨 移植適応のあるMDS患者においてIPSSよりもAza治療に対する反応性が移植後の再発に関係している

日付 2017年7月28日
担当 江端(研修医)
タイトル European collaborative study defining clinical profile outcomes and novel prognostic criteria in monoclonal Immunoglobulin M-Related light chain amyloidosis
PMID 27114592
著者 S Sachchithannantham
文献 JCO
要旨 IgM型のAL amyloidosisでは心障害は少ない一方で末梢神経障害とリンパ節腫大の頻度が高く半分がリンパ腫を合併している。臓器障害は改善しにくく、VGPR以上の効果を認めるのは14%程度

日付 2017年7月21日
担当 谷田(学生)
タイトル A comparison of Tacrolimus and Cyclosporine for Graft-Versus-Host Disease Prophylaxis after peripheral blood stem cell transplantation from HLA-identical sibling donors
PMID  
著者 N Tsushita
文献 J of HCT
要旨 血縁者間のGVHD予防をTACに変えることでaGVHD全体は減るが死亡につながるGradeⅢ/ⅣのaGVHDは減らない(ただし対照群のCSAのトラフ値は低い)

日付 2017年7月14日
担当 岡  聡司
タイトル outcomes of maintenance therapy with Bortezomib after autologus stem cell tranplantation for patients with mutiple myeloma
PMID 27856369
著者 D Sivaraj
文献 Ameican society for blood and marrow transplantation
要旨 高リスク多発性骨髄腫では自家移植後にBor維持療法をすることで標準リスクと同等のPFSを期待できる

日付 2017年7月7日
担当 藤下 惠悟
タイトル Predictor of overall survival among patients treated with sirolimus/tacrolimus vs methotrexate/tacrolimus for GVHD prevention
PMID 28368376
著者 F Khimani
文献 BMT
要旨 シロリムス+TACによるGVHD予防はMTX+TACによるものとほぼ同等であるがaGVHDの頻度はシロリムス+TACで少なくHCT-CI4点以上ではOSも延長する(ただしVODが増加する)

日付 2017年6月30日
担当 今井 利
タイトル outcomes of patients with Double-Hit lymphoma who Achieve first complete remission
PMID 28475457
著者 DanielJ
文献 JCO
要旨 骨髄浸潤のないDHLの成績はR-EPOCH+自家移植≒R-EPOCH>R-CHOP+自家移植>>R-CHOP(R-EPOCHに移植は不要?)

日付 2017年6月23日
担当 岡村(研修医)
タイトル clinical features and outcomes of 139 Japanese patients with Hodgkin lymphoma
PMID 27086350
著者 Shinichi Makita
文献 Int J Hematol
要旨 この20年での日本人ホジキンリンパ腫治療に大きな改善はみられていない

日付 2017年6月16日
担当 矢田(研修医)
タイトル Risk of venous thromboembolism in pregnant women with essential thrombocythemia: a systematic review and meta-analysis
PMID 28049641
著者 Leslie Skeith
文献 Blood
要旨 本態性血小板血症患者において出産後は血栓症予防にLMWHを使用することが推奨されるが出産前は個々の例で判断する

日付 2017年6月9日
担当 町田 拓哉
タイトル Lenalidomide, Bortezomib, and dexamethasone with transplantation for myeloma
PMID 28379796
著者 Michel Attal
文献 N Engl J Med
要旨 VRD後の自家移植はPFSを延長するがOSは高リスク群でも非移植群と同等

日付 2017年6月2日
担当 池内 一廣
タイトル Improved outcomes for newly diagnosed AL amyloidosis between 2000 and 2014: cracking the glass ceiling of early death
PMID 28126928
著者 Eli Muchtar
文献 Blood
要旨 AL アミロイドーシスに対してBor導入をすることでVGPRに達する割合は増加したが自家移植をしない時は心毒性のため早期死亡が増加しOSは改善しない

日付 2017年5月26日
担当 松村(研修医)
タイトル rituximab in immune thrombocytopenia: gender,age,and response as predictors of long-term response
PMID 27981682
著者 Miriam Maragon
文献 E J of Haematology
要旨 40歳以下の女性のITP患者2次治療としてリツキシマブは脾摘に匹敵する長期的寛解を得られる

日付 2017年5月19日
担当 安田(研修医)
タイトル Primary fungal prophyraxis in acute leukemia paitents with different risk factor: retrospective analysis from the CAESAR study
PMID 28390035
著者 Rongli Zhang
文献 Int J Hematol
要旨 ALL/AMLの予防的抗真菌薬投与は地固め療法中ならば必ずしも必須ではない(CV留置・全身状態による)

日付 2017年4月28日
担当 中澤(研修医)
タイトル Universal mask usage for reduction of respiratory viral infection after stem cell transplant: A prospective trial
PMID 27481873
著者 Anthony D
文献 Clinical infectious disease
要旨 移植患者と接する人にサージカルマスクをつけることで夏季のパラインフルエンザ感染を予防できる

日付 2017年4月21日
担当 藤澤 佑香
タイトル Treatments and Outcomes of Patients With Extranodal Natural Killer/T-Cell Lymphoma Diagnosed Between 2000 and 2013: A Cooperative Study in Japan
PMID 28034070
著者 Motoko Yamaguchi
文献 JCO
要旨 限局期の節外性NK/T細胞性lymphomaでもsIL-2Rが高いと予後不良(PINKは限局期には使えない)

日付 2017年4月14日
担当 岡  聡司
タイトル Considering bone marrow blasts from nonerythroid cellularity improves the prognostic evaluation of myelodysplastic syndromes
PMID 27382099
著者 Leonor Arenillas
文献 JCO
要旨 MDSの芽球割合は赤芽球系の比率に関係なくNECで計算する方が予後と相関する

日付 2017年4月7日
担当 藤下 惠悟
タイトル Review of Dextromethorphan Administration in 18 Patients With Subacute Methotrexate Central Nervous System Toxicity
PMID 24742799
著者 Maryam Afshar MDa
文献 Pediatric Neurology 50 (2014) 625e629
要旨 亜急性MTX脳症にメジコンが有効、ホモシステイン濃度上昇

日付 2017年3月24日
担当 浦田 知宏
タイトル Fludarabine and cytatabine veusus high-dose cytarabine in consolidation treatment of t(8; 21) acute myeloid leukemia: A prospective, randamaized study
PMID 27673579
著者 Ruiqi Li
文献 Am J Hematol
要旨 寛解導入療法後CRとなったt(8;21)AMLの地固めは(HiDACをしなくても)Flu+AraCでOK(とくにc-kit変異の無いとき)